Symfoware/RDBのデータベースにアクセスできる利用者を登録します。このとき、利用者ごとにユーザパラメタを設定することもできます。利用者の登録は、rdbddlexコマンドのCREATE USER文で行います。
以下に示す利用者は、利用者登録の使用宣言(SET SYSTEM PARAMETER文でUSER_CONTROLの値をNOからYESに変更)を行ったときにシステムにより自動的に登録されます。これらの利用者はOSの認証機構を使用する利用者として登録されます。
ディクショナリの創成者
データベースを構成する各資源の定義者(データベース、スキーマ、表などの定義者)
利用者の登録時には、以下の3つの情報を設定します。
利用者の種類
パスワード
ユーザパラメタ
利用者が自分のパスワードを決めるまでの仮設定のパスワードです。
注意
管理者は、このパスワードを利用者に別途通知します。
パスワード通知時には、内容が他人に漏れないように注意してください。
また、パスワードを受け取った利用者は、SET USER PASSWORD文を利用して、すぐに自分用のパスワードに変更する必要があります。
利用者にどのような認証情報を設定するかといった、基本的なセキュリティ上の動作を決めるための情報です。
利用者“SUZUKI”をデータベース専用利用者とし、このユーザのパスワードの期限を10日にして登録する例を以下に示します。
> rdbddlex D:\USERS\RDB1\DDL\CUSR.DAT
定義ファイル(CUSR.DAT)の内容を以下に示します。
CREATE USER SUZUKI WITH DBMS PASSWORD 'S%X#01' FOR USER PASSWORD_LIMIT_TIME=10 ;
参照
CREATE USER文およびSET USER PASSWORD文の詳細については、“SQLリファレンス”を参照してください。