名前
rdbbcmap -- 資源識別子の抽出、登録、表示および資源名の表示
形式1(資源識別子の抽出)
rdbbcmap -E -p RLP名 資源識別子抽出ファイル名
形式2(資源識別子の登録)
rdbbcmap -R -p RLP名 資源識別子抽出ファイル名
形式3(資源識別子の登録状態の表示)
rdbbcmap -V -p RLP名
形式4(資源識別子に対応するDSI名の表示)
rdbbcmap -Ni -r 資源識別子
形式5(資源識別子に対応する順序名の表示)
rdbbcmap -Ns -r 資源識別子
機能説明
DBミラーリングシステムの対象とする資源に対して、正系ノードから資源識別子の抽出および副系ノードへの登録を行います。また、副系ノードに登録した資源識別子の表示および正系ノードでの識別子に対応する資源名の表示を行います。
本コマンドは、DBミラーリングシステムのセットアップまたは運用開始後に対象資源を追加する場合に使用します。
オプション
資源識別子を資源識別子抽出ファイルに出力します。
RDBシステムに定義されているすべてのDSIまたは順序が対象になります。
資源識別子の登録を行います。
資源識別子が登録されている資源の一覧をRLP単位で表示します。
資源識別子からDSI名を取得し、表示します。
資源識別子から順序名を取得し、表示します。
処理対象のRLP名を指定します。
資源名を取得する資源識別子を指定します。
DBミラーリングシステムの運用の対象資源名と正系ノードの資源識別子の対応関係を出力する資源識別子抽出ファイル名を255バイト以内の絶対パス名で指定します。
形式3の表示形式
(1) RLP名 (2) 資源種別 DSI : DSI Sequence: 順序 (3) DSI名 登録された資源識別子に対応する表のDSI名 (4) 自ノードの資源識別子 (5) 相手ノードの資源識別子 (6) 順序名 登録された資源識別子に対応する順序名
形式4の表示形式
> rdbbcmap -Ni -r 0000006500000006 RDBII rdbbcmap DATE:2011/01/04 TIME:11/58/41 Resource identify : 0000006500000006 (1) Resource kind : DSI (2) Resource name : 在庫管理DB.TB_DSI (3)
(1) 資源識別子 (2) 資源種別 DSI:DSI (3) DSI名
形式5の表示形式
> rdbbcmap -Ns -r 000000650000000c RDBII rdbbcmap DATE:2011/01/04 TIME:11/59/49 Resource identify : 000000650000000c (1) Resource kind : Sequence (2) Resource name : 在庫管理DB.STOCKS.SEQ01 (3)
(1) 資源識別子 (2) 資源種別 Sequence:順序 (3) 順序名
使用例
rlp001に属する資源識別子を抽出し、D:\home\backup\identify.datに出力します。
rdbbcmap -E -p rlp001 D:\home\backup\identify.dat
rlp001に属する資源識別子を登録します。資源識別子抽出ファイル名は、D:\home\backup\identify.datとします。
rdbbcmap -R -p rlp001 D:\home\backup\identify.dat
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0:正常終了
0以外:異常終了
注意
資源識別子に対応するDSI名の表示および資源識別子に対応する順序名の表示は、副系ノードでRERUNログ反映処理が異常となったRLPに対応する正系ノードのロググループが存在するRDBシステムで実施する必要があります。
資源識別子を抽出する場合、事前に抽出対象のデータベースの資源が正系ノードに定義されていなければなりません。
資源識別子を登録する場合、資源識別子抽出ファイルに抽出した正系ノードのデータベース資源に対応する資源が副系ノードに定義されていなければなりません。
資源識別子の抽出では、以下を検知した場合、本コマンドは異常終了します。
未サポートの表(格納構造)が対象のロググループに含まれている
一意性制約のない表が対象のロググループに含まれている
資源識別子の登録では、以下を検知した場合、本コマンドは異常終了します。
正系ノードと副系ノードのデータベース定義が異なる
本コマンドは、モニタデーモンの起動状態に関係なく実行可能です。
Symfoware/RDBの起動状態、または、DBミラーリングサービスの状態による本コマンドの実行可否については“データベース二重化導入運用ガイド”を参照してください。