名前
dxsvstop -- DBミラーリングサービスの停止
形式
dxsvstop [ -mc | -m | -r | -term [ -c ] ]
機能説明
DBミラーリングシステムの運用を停止します。
オプション
DBミラーリングサービスを通常停止します。
副系ノードのDBミラーリングサービスは正系ノードで本コマンドを実行することで連動して停止します。なお、本モードではRERUNログをすべて反映してから両ノードのDBミラーリングサービスを通常停止します。
DBミラーリングサービスを通常停止します。
本モードでDBミラーリングサービスを停止した場合、利用者はアプリケーションサーバ経由で実行中の業務アプリケーションを停止する必要はありません。
副系ノードのDBミラーリングサービスは、正系ノードで本コマンドを実行することで連動して停止します。
なお、本モードではRERUNログをすべて反映してから両ノードのDBミラーリングサービスを通常停止します。
DBミラーリングサービスを保守停止します。
本モードではコマンドを実行した時点で副系ノードのDBミラーリングサービスを停止するため、未反映のRERUNログが存在する可能性があります。
DBミラーリングサービスをリカバリ停止します。
業務を継続したまま保守する場合に使用します。
本モードではコマンドを実行した時点で正系ノードまたは副系ノードのDBミラーリングサービスを停止するため、未反映のRERUNログが存在する可能性があります。
DBミラーリングサービスを緊急停止します。
本モードではコマンドを実行した時点で正系ノードまたは副系ノードのDBミラーリングサービスを停止するため、未反映のRERUNログが存在する可能性があります。
本モードでDBミラーリングサービスを停止した場合、次にDBミラーリングサービスを開始するまでにDCUの再構築が必要です。
DBミラーリングサービスを緊急停止します。本モードでDBミラーリングサービスを停止した場合、次にDBミラーリングサービスを開始するまでにDCUの再構築が必要です。
本モードは、DBミラーリングサービスの通常停止後、あるいはセットアップ直後のノードの状態が正系か副系か定まっていない場合に、正系にしたいノードで実行します。
使用例
DBミラーリングサービスを通常停止します。
dxsvstop
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
注意
本コマンドは、“Administrators”グループに属するユーザで実行してください。
通常停止を実行する前にノード間通信で使用するLANが接続されている事を確認してください。
ネットワークが接続されていない状態で通常停止を実行した場合、または、通常停止実行中にノード間通信で使用するLANに障害が発生した場合は、通常停止は異常終了します。
-mcオプションを指定する場合、正系ノードにおいてConnection Managerの監視プロセスが起動されている必要があります。
また、アプリケーションサーバ経由の業務アプリケーションのコネクションは強制切断しますが、コネクションの回収に時間がかかっている場合は、異常終了します。
なお、RDBコマンドやローカルアクセスは停止させておく必要があります。
リカバリ停止は、リカバリ対象のノードに合わせて実行します。
緊急停止は、DBミラーリングシステムの環境に異常が発生した場合に、DBミラーリングサービスの運用(データベース二重化処理や監視)を終了して業務を継続する場合に利用します。
-term -cオプションを指定する場合、もう一方のノードは必ず停止した状態で実行してください。停止していない状態で-term -cオプションを指定して実行した場合、スプリットブレイン事象が発生する可能性があります。
本コマンドは、ノード間の通信環境の状態がログデータ転送休止状態のときには、正系ノードでは実行できません。
本コマンドは、モニタデーモンが起動中に実行可能です。
Symfoware/RDBの起動状態、または、DBミラーリングサービスの状態による本コマンドの実行可否については“データベース二重化導入運用ガイド”を参照してください。
アーカイブログが満杯の場合に本コマンドを実行すると、アーカイブログファイルの空きができるまで待ち状態となります。この場合は、rdblogコマンドの実行によりアーカイブログファイルのバックアップを行ってください。