性能に関する新機能について説明します。
従来は、SQL文により更新中の行を取り出す場合、更新トランザクションの完了を待って、更新結果が反映された状態のコミット済みデータを取得していましたが、SEQUENTIAL構造の表のDSOの定義時に、格納オプションを指定することで、参照トランザクションが更新トランザクションの完了を待たずに最新のコミット済みデータを検索できるようになりました。
この機能を利用することで、排他待ちを意識せずに参照業務アプリケーションを開発することができます。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”の“PRECEDENCE(1)を指定したSEQUENTIAL構造の特徴と注意事項”および“RDB運用ガイド(データベース定義編)”の“SEQUENTIAL構造”を参照してください。