対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
対処
確認ポイント
poncliコマンドで指定した電源投入の対象クライアントは「Wakeup On LAN」に対応した機種ですか
poncliコマンドで指定した電源投入の対象クライアントが「Wakeup On LAN」に対応している場合、BIOS画面で「Wakeup On LAN」が対応となっていますか
ブロードキャストパケットが到達できるように、poncliコマンドで指定した電源投入の対象クライアントでネットワーク機器の設定をしてありますか (別のサブネット上のクライアントに電源を投入しようとしている場合に必要です。)
ブロードキャストパケットが到達するかどうかは、コマンドを実行するサーバ側のコマンドプロンプト画面で、pingコマンドを投入して確認できます。応答がない場合、ブロードキャストは到達できません。
例えば、投入先IPアドレスが“10.90.100.100”、サブネットマスクが“255.255.255.0”の場合の投入コマンドは、以下のようになります。
ping 10.90.100.255
原因
poncliコマンドで指定したクライアントに、電源投入を実施するパケットが到達していない可能性があります。
対処方法
クライアントへのリモート電源投入は、「Wakeup on LAN」に対応した機種のみ使用できる機能です。
poncliコマンドで指定したクライアントが「Wakeup on LAN」に対応した機種の場合、BIOS画面にて「Wakeup On LAN」を有効にしてください。
他のサブネット上のクライアントに電源を投入する場合は、サーバから電源投入対象端末のネットワークに対して、ブロードキャストパケットが到達できるようにネットワーク機器を設定してください。
ネットワーク機器の設定方法については、ご使用のネットワーク機器のマニュアルを参照してください。
参考
poncliコマンドは、対象クライアントの属するネットワークに対して、投入命令であるWakeup on LANパケットを投げてすぐに復帰します。
電源が投入され、システムが起動するまで待ち合わせたい場合は、オプション[/wt]を指定してください。
コマンドの詳細については、以下に示すマニュアルも併せて参照してください。
“リファレンスマニュアル”の“PONCLI.EXE 電源投入コマンド”