対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
対処1
以下のエラーメッセージが出力されていた場合は、対処1の対処方法を実施してください。
エラーメッセージ
MpAosfB:エラー:3052:SMTPサーバへの接続に失敗しました。サーバ名:xxxxx 理由:No such file or directory |
確認ポイント
以下を確認してください。
SMTPサーバ名に定義している、ホスト名またはIPアドレスは正しいですか
システムに定義されているホストテーブルの内容は正しいですか
対処方法
[アクション環境設定]ダイアログボックス-[メール]シートで、SMTPサーバ名に定義している、ホスト名またはIPアドレスに対し、pingコマンドを発行し、通信できる状態かどうかを確認してください。通信できない状態の場合は、SMTPサーバ名に正しいホスト名またはIPアドレスを定義してください。
また、システムに定義されているホストテーブル(hostsファイル)にSMTPサーバ名を定義している場合は、そのIPアドレスが正しいものかを確認し、間違っている場合は、正しいIPアドレスに変更してください。
対処2
以下のエラーメッセージが出力されていた場合は、対処2の対処方法を実施してください。
エラーメッセージ
MpAosfB:エラー:3053 SMTPサーバとの通信処理でエラーが発生しました。サーバ名:xxxx 理由:451 access currently denied |
確認ポイント
POP認証が必要なSMTPサーバを使用していませんか
対処方法
メール送信のアクションは、POP認証(POP before SMTP)をサポートしていません。POP認証を必要としないSMTPサーバを使用してください。
対処3
以下のエラーメッセージが出力されていた場合は、対処3の対処方法を実施してください。
エラーメッセージ
MpAosfB:エラー:3053:SMTPサーバとの通信処理でエラーが発生しました。サーバ名:xxxx理由:501 unacceptable mail address |
確認ポイント
Fromアドレスが、SMTPサーバが許可しているアドレス形式ですか
対処方法
[アクション環境設定]ダイアログボックス-[メール]シートの、「Fromアドレス」に設定したアドレスの形式が、SMTPサーバが許可しているアドレスの形式に一致していない場合、メール送信ができません。
SMTPサーバ側のセキュリティの程度によって、許可するFromアドレスの形式やアドレス内容が違います。許可されている形式については、SMTPサーバの管理者に問い合わせてください。
ポイント
「@ドメイン形式」で設定していない場合は、「@ドメイン」形式で設定してください。ドメイン名(@以降)を省略すると、スパムメール対策などを行っているプロバイダは、メールの受け取りを拒否するため、送信先にメールが届きません。
対処4
以下のエラーメッセージが出力されていた場合は、対処4の対処方法を実施してください。
エラーメッセージ
MpAosfB: エラー: 3053: SMTPサーバとの通信処理でエラーが発生しました。 サーバ名:xxxx 理由:553 sorry, that domain isn't in my list of allowed rcpthosts (#5.7.1) |
確認ポイント
POP認証を必要とするSMTPサーバを使用していませんか
原因
POP認証が必要なSMTPサーバで、認証されていない場合に、上記のエラーメッセージが出力される場合があります。
対処方法
POP認証はサポートしていません。POP認証の不要なSMTPサーバを指定してください。
対処5
以下のエラーメッセージが出力されていた場合は、対処5の対処方法を実施してください。
エラーメッセージ
MpAosfB: エラー: 3058: SMTPサーバからエラーが返答されました。サーバ名:XXXXX 理由:550 5.7.1 <xxxx@xxxx.xxx> ... Relaying denied. IP name lookup failed [XXX.XXX.XXX.XXX] |
確認ポイント
以下を確認してください。
メールの宛先に指定しているアドレスは、SMTPサーバより送信許可されているアドレスですか
使用しているSMTPサーバは、POP認証を必要としないSMTPサーバですか
対処方法
SMTPサーバから、メール送信を拒否されています。拒否された原因について、SMTPサーバの管理者にお問い合わせください。
また、メール送信のアクションは、POP認証(POP before SMTP)をサポートしていません。POP認証を必要としないSMTPサーバを使用してください。
対処6
以下のエラーメッセージが出力されていた場合は、対処6の対処方法を実施してください。
エラーメッセージ
MpAosfB: エラー: 3058: SMTPサーバからエラーが返答されました。サーバ名: xxxx 理由:理由:550 5.7.1 <xxxx@xxx.xxx>... Relaying denied:Use POP before SMTP or SMTP-AUTH |
確認ポイント
POP認証、または、SMTP認証が必要なSMTPサーバを指定していませんか
対処方法
POP認証、SMTP認証はサポートしていません。POP認証、SMTP認証が不要なSMTPサーバを指定してください。
対処7
確認ポイント
ダイアルアップ接続をしていませんか
対処
ダイアルアップ接続はサポートしていません。
対処8
確認ポイント
Fromアドレスに指定したメールアドレスは、実際に存在するアドレスですか
対処方法
Fromアドレスには、実際に存在するメールアドレスを指定してください。
ポイント
SMTPサーバに一般のプロバイダのサーバを指定している場合、プロバイダによっては、スパムメール対策のため、存在しないメールアドレスからのメールを、破棄する場合があります。
対処9
確認ポイント
Fromアドレスにエラーメールが届いていませんか
対処方法
メールの送信経路の途中でエラーが発生したり、メール送信が拒否されたりした場合、Fromアドレスに指定したメールアドレスに、発生したエラーの内容が通知されます。エラーの内容に従って対処してください。
対処10
確認ポイント
メールの宛先に定義したメールアドレスが間違っていませんか
対処方法
大文字/小文字の違いなど、スペルをもう一度確認し、正しいものを設定してください。
対処11
確認ポイント
メールの宛先は、社外のメールアドレスですか
対処方法
社外発信権限が必要である運用の場合、社外へメール送信する時には、Fromアドレスに、社外発信権限があるメールアドレスを指定してください。
対処12
確認ポイント
SMTPサーバは動作していますか
対処方法
SMTPサーバが正常動作しているかどうか確認してください。SMTPサーバが停止している場合は起動し、メール送信を行ってください。
対処13
確認ポイント
メール送信元とSMTPサーバの間にFirewallが設定されていませんか
対処方法
serviceファイルに記述されているsmtpのポート番号での通信が可能になるように、Firewallを設定してください。
または、Firewallが設定されていないSMTPサーバを指定してください。
対処14
確認ポイント
SMTPサーバ名、Fromアドレスが正しく設定されていますか
対処方法
[アクション環境設定]ダイアログボックス-[メール]シートで、SMTPサーバ名、Fromアドレスに正しいものを設定してください。