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Systemwalker Operation Manager  トラブルシューティングガイド
Systemwalker

5.4.20 スケジュールサーバがクラスタ構成の場合、ネットワークジョブが終了するまでに時間がかかる

対象バージョンレベル

対処

確認ポイント

スケジュールサーバに、ネットワークセグメントの異なる、複数の論理IPアドレスが割り当てられていませんか

原因

ネットワークジョブは、スケジュールサーバから実行サーバに起動依頼された後、実行サーバで動作し、ジョブの終了時は、実行サーバからスケジュールサーバに、ジョブの終了通知がされる仕組みになっています。

スケジュールサーバに、ネットワークセグメントの異なる、複数の論理IPアドレスが割り当てられている場合、終了通知のあて先として使用されるIPアドレスに、実行サーバが属していないネットワークセグメントのIPアドレスが使用されることがあります。この場合、実行サーバによるジョブの終了通知ができません。

しかし、スケジュールサーバから実行サーバに対して、ジョブの状態の確認が一定間隔で実施されるため、スケジュールサーバはジョブの終了を認識することができます。このために、実行サーバでジョブが終了してからスケジュールサーバが終了を認識するまで時間がかかる可能性があります。

対処方法

実行サーバのノード名定義ファイルに、実行サーバから通信可能なスケジュールサーバの論理IPアドレスを定義してください。

ノード名定義ファイルは、以下より定義してください。