対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
対処
確認ポイント
ジョブとして起動されたアプリケーション自身は終了していますか
原因
ジョブが実行中のまま終了しない場合、ジョブとして起動されたアプリケーション(注)自身が終了しないことが原因で実行中のままとなっている可能性があります。
アプリケーションから子プロセス、孫プロセス、…が起動されている場合、これらのプロセスも含みます。
対処方法
Windows版の場合はタスクマネージャ、UNIX版の場合はps -ef コマンドなどを使用し、アプリケーション(子プロセス、孫プロセス、…も含む)自身が終了しているか確認してください。アプリケーション自身が終了していない場合、アプリケーションに問題がある可能性がありますので、見直しを実施してください。
Windows版で現象が再現する場合は、以下の手順に従ってアプリケーションの状態を確認してください。
注意
以下の確認手順に記載した機能は、通常の運用でご利用いただく機能として提供するものではなく、ジョブが実行中のまま終了しないトラブルを調査するために、一時的にご利用いただくものです。
そのため、トラブル調査以外の目的では絶対に使用しないでください。
[確認手順]
以下の作業は、トラブルを発生するジョブが実行している(Systemwalker Operation Manager サーバ機能がインストールされている)サーバで実施してください。
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
このコマンドを実行することにより、ジョブのウィンドウが表示されるようになります。
コマンド実行後に起動されるすべてのジョブは、実行時の大きさがアイコン化または、最小化の状態で実行されます。
mjstool -option jobwindow=unhide
トラブルが発生するジョブをSystemwalker Operation Managerから起動し、現象を再現させます。
ジョブを起動後、トラブルが発生していることを確認できましたら、画面にトラブルの原因を確認できる現象(メッセージボックスが表示されている等)が発生していないか、確認します。
また、ハングアップしたと思われるアプリケーションがアイコンまたは、タスクバーに存在しているようなら、そのアプリケーションのウィンドウを元のサイズに戻し、トラブルの解決につながる手掛かりがないか、確認します。
トラブルの原因が確認できたら、適切な処置を施した後、項番2.~3.の作業を繰り返します。
トラブル調査の作業が終了したら、コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
このコマンドを実行することにより、項番1.でジョブのウィンドウを表示できるようにした状態から、元の状態に戻します。
mjstool -option jobwindow=hide