対象バージョンレベル
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
対処1
確認ポイント
ttyを必要とするコマンドを実行していませんか
原因
UNIX版のSystemwalker Operation Managerの場合、デーモンプロセスの延長でジョブが動作します。ttyが切り離された環境でジョブが動作するため、ttyを必要とするコマンド(ps,passwd,ttytype,stty,tset,tty ,eucsetなど)が実行された場合、ジョブが正常に動作しなくなることがあります。
対処方法
ttyを必要とするコマンドが、ジョブとして起動されたシェルスクリプト中に含まれていないかを確認し、Systemwalker Operation Managerから起動された場合は、スクリプト中の該当行を実行しないように訂正してください。
対処2
確認ポイント
シェルのスタートアップファイルにジョブの実行に必要な環境変数が設定されていますか
原因
ジョブ実行制御は、ジョブのシェルスクリプトを解釈するためにシェルを起動します。この時、ジョブ実行制御は、ユーザがあたかもログインしたかのように以下に示すシェルのスタートアップファイルを読み込みます。
例えば、ジョブ投入者のログインシェル(注)がボーンシェル、または、Kシェルの場合、/etc/profile および ジョブ所有者のホームディレクトリの .profile 、ジョブ投入者のログインシェルがCシェルの場合、/etc/.login, ジョブ所有者のホームディレクトリの .login および 同ディレクトリの .cshrc を読み込みます。
ジョブ投入者のログインシェルは、パスワードエントリから、確認できます。
対処方法
ジョブからenvコマンドなどを実行することでジョブが参照できる環境変数を確認し、必要であれば、ジョブ内で設定するか、スタートアップファイル中に環境変数の設定を実施してください。