エラーメッセージ
MJS830E BATCH JOB REQUEST PROCESS IS FAILED |
対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
以下のすべての対処に該当していないかチェックしてください。
対処1
確認ポイント
実行サーバのシンボリックリンク/var/spool/mjesの指す実体のディレクトリにジョブ所有者のアクセス権(読み取り、書き込み、実行権)がありますか(実行サーバがUNIXの場合)
原因
実行サーバのシンボリックリンク/var/spool/mjesの指す実体のディレクトリにジョブ所有者のアクセス権(読み取り、書き込み、実行権)がない場合、他サーバからネットワークジョブが受け付けられません。
対処方法
実行サーバのシンボリックリンク(/var/spool/mjes)の指す実体のディレクトリ(最上位のディレクトリまでさかのぼって確認が必要)にジョブ所有者のアクセス権(読み取り、書き込み、実行権)を付与してください。
対処2
確認ポイント
実行サーバが以下のいずれかの状態になっていませんか
システムの負荷が高い
スワップ領域が不足している
ハードディスクの容量が不足している
原因
実行サーバが上記の“確認ポイント”に示す状態になっている場合、他サーバからネットワークジョブが受け付けられません。
対処方法
実行サーバが上記の“確認ポイント”に示す状態になっている場合、実行サーバの状態を改善してください。
対処3
確認ポイント
実行サーバが所属しているドメインの、プライマリドメインコントローラ(PDC)、バックアップドメインコントローラ(BDC)を停止または再起動していませんか(実行サーバがWindowsの場合)
原因
実行サーバにおいて、ジョブの依頼処理中にPDC、BDCが停止または再起動された場合、PDC、BDCへのユーザ認証処理がエラーとなり、ジョブの依頼処理に失敗します。
対処方法
ネットワークジョブの動作中に、実行サーバが所属しているドメインのPDC、BDCを停止または再起動しないでください。
PDC、BDCを停止または再起動する場合は、ネットワークジョブが動作していない時間帯にしてください。
対処4
“5.2.2 ウィルスチェックソフトを使用している場合、ジョブが異常終了する【Windows版】”の対処に記載されている内容について確認し、対処してください。
対処5
確認ポイント
依頼ホストに指定したホスト名、および、IPアドレスに誤りはありませんか
原因
実行サーバに指定したホスト名、IPアドレスから名前解決されたホストが想定されていたホストと違うため、ホスト内に指定のジョブファイルが見つかりません。
対処方法
以下の設定に誤りがないか確認してください。
[登録-ジョブ]ウィンドウ-[基本情報]シート-[依頼ホスト名]
[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シート-[デフォルトホスト名]
qsubコマンドの-rhオプションに指定したホスト名
hostsファイル