対象バージョンレベル
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
対処1
確認ポイント
servicesファイルに、ACLマネージャが使用するポート番号(サービス名:mpaclmgr)を設定していますか。または、ポートの定義は正しいですか
なお、動作OSの種類によって、servicesファイルの格納先が異なります。
Windows版の場合
システムルート\system32\drivers\etc\services
UNIX版の場合
/etc/services
対処方法
サーバとクライアントのservicesファイルに、以下の項目を定義してください。
mpaclmgr 4013/tcp |
対処2
確認ポイント
システムパラメタ(セマフォ)は適切な値にチューニングされていますか
対処方法
システムパラメタ(セマフォ)の設定を確認してください。
5.0/5.1/5.2/10.0/10.1/11.0の場合
Systemwalker Operation Managerでは、以下のセマフォリソースを使用しています。表の加算/最大値に応じて、システムパラメタの値を変更してください。
[Solaris版の場合]:
システムパラメタ | 値 | 加算/最大値 |
---|---|---|
semsys:seminfo_semmni | 2 | 加算 |
semsys:seminfo_semopm | 2 | 最大値 |
semsys:seminfo_semmns | 2 | 加算 |
semsys:seminfo_semmnu | 2 | 加算 |
semsys:seminfo_semume | 2 | 最大値 |
semsys:seminfo_semmsl | 1 | 最大値 |
すでに設定されている以下の値に、表の値を加算してください。
/etc/systemに記述済の値
/etc/systemに記述がない場合は、システムのデフォルト値
Systemwalker Operation Managerのみで運用する場合は、システムのデフォルト値のままで問題ありません。
値を変更した場合は、変更後、システムの再起動が必要です。
他製品とともに運用する場合は、他製品の最大値とあわせてシステムパラメタをチューニングしてください。
[Linux版の場合]:
各パラメタ値を以下の形式で指定します。
kernel.sem = para1 para2 para3 para4 |
システムパラメタ | 値 | 加算/最大値 |
---|---|---|
para1 | 1 | 最大値 |
para2 | 2 | 加算 |
para3 | 2 | 最大値 |
para4 | 2 | 加算 |
すでに設定されている以下の値に、表の値を加算してください。
/etc/sysctl.confに記述済の値
/etc/sysctl.confに記述がない場合は、システムのデフォルト値
Systemwalker Operation Managerのみで運用する場合は、システムのデフォルト値のままで問題ありません。
値を変更した場合は、変更後、システムの再起動が必要です。
他製品とともに運用する場合は、他製品の最大値とあわせてシステムパラメタをチューニングしてください。
[HP-UX版の場合]:
システムパラメタ | 値 | 加算/最大値 |
---|---|---|
semmni | 2 | 加算 |
semmns | 2 | 加算 |
semmnu | 2 | 加算 |
semume | 2 | 最大値 |
表の加算/最大値に応じて、システムの管理マネージャなどを使用してパラメタを変更し、カーネルを再構成してください。
すでに設定されている値に、表の値を加算してください。
Systemwalker Operation Managerのみで運用する場合は、システムのデフォルト値のままで問題ありません。
他製品とともに運用する場合は、他製品の最大値とあわせてシステムパラメタをチューニングしてください。
12.0以降の場合
システムパラメタのチューニングについては、以下に示すマニュアルを参照してください。
“導入手引書”の“システムパラメタのチューニング【UNIX版】”
対処3
確認ポイント
5.0/5.1/5.2/10.0/10.1、かつクラスタ構成の場合
プロジェクトのアクセス権の統一手順は実施しましたか
対処方法
運用系と待機系のプロジェクトのアクセス権を統一してください。
統一方法については、以下のマニュアルを参照してください。
10.0/10.1の場合
“クラスタ適用ガイド”の“SystemWalker/OperationMGRの環境定義の統一”
“クラスタ適用ガイド”の“Systemwalker OperationMGRの環境定義の統一”
5.2の場合
“導入手引書”の“SystemWalker/OperationMGRの情報の統一”
5.0/5.1の場合
“解説書”の“環境定義”