富士通ホスト帳票を扱う場合の分散印刷運用について、システム構成を以下に示します。
参考
分散印刷運用時には、APS/NP経由の帳票を仕分けすることができます。
ただし、以下の場合は除きます。
OSIV SystemWalker/PrintASSORT で仕分けられた帳票
OSIV LISTVIEWを経由した帳票
APS/NPの連携情報付加機能を使用して、連携情報が付加された帳票
注意
分散印刷運用(FNA、TCP/IP共通)の注意事項
利用者定義文字、JEF拡張文字、旧字体を使用する場合、Charset Managerが必要です。文字コードで運用する場合は、クライアントにもCharset Managerが必要です。
帳票内で旧字体の文字を使用している場合は、Charset Managerを使用して、縮退変換(旧字体を対応する新字体に対応させて変換)する必要があります。詳細は“Charset Managerのマニュアル”を参照してください。
帳票の管理情報(帳票名、コメントなど)に縮退文字や外字を使用している場合は、Charset Managerの変換仕様ユーティリティの代表コード系名の「SJIS」に、「R90」を使用することはできません。必ず、「SJISMS」を設定してください。印刷データのみに使用している場合は「R90」を使用して問題ありませんが、「SJSIMS」を使用することをお勧めします。なお、「R90」から「SJISMS」に変更する場合、文字コードの対応をSJISMSで定義する必要があります。
変換仕様ユーティリティ、文字コードの対応定義などについては、“Charset Managerのマニュアル”を参照してください。 |
複数サーバで利用者定義文字を流通させる場合、Charset Managerの資源管理サーバに、Charset Manager Standard Editionが必要です。
他サーバに仕分ける場合、仕分け先のList Worksのバージョンレベルは、V8以降である必要があります。
分散印刷運用(FNA)の注意事項
Solaris版List Worksは、FNAプロトコルを使用できません。
FNAプロトコルで受信した帳票は、WindowsサーバからSolarisサーバへの仕分けはできません。
オンライン出力で、MSSP/OMS/AOSなどを経由する場合、Server2000ホスト連携プレミアムは分散印刷運用(TCP/IP)のデータ形式で出力します。そのため、帳票に付加する帳票情報、オーバレイ/外字の資源管理先などについては、TCP/IPプロトコルと同様の運用となります。
オンライン出力で、MSSP/OMS/AOSなどを経由する場合、オーバレイやFCB情報を帳票に付加して出力しても無効となります。必要であれば、リスト管理サーバ側で印刷資源として準備してください。