以下の手順でレジストリを設定することにより、WindowsサーバでのLANケーブル断線(または抜き差し)時に、動作異常の発生を抑止(メディア検出機能を無効化)することができます。
運用管理サーバ/部門管理サーバにAdministrator権限のアカウントでログインします。
レジストリエディタで以下のレジストリを編集します。
(キーに下記の名前が存在しない場合は、有効状態を表しますので、値を追加します。)
キー :HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters 値の名前 :DisableDHCPMediaSense 値の種類 :DWORD値 値のデータ :1 ※0:機能有効(デフォルト) 1:機能無効 |
システムを再起動します。
ポイント
レジストリの設定は、以下のOSの場合にだけ必要な手順です。
Windows(R) 2000
Windows Server 2003 STD
Windows Server 2003 DTC
Windows Server 2003 EE
以下のOSの場合は、本手順は不要です。
Windows Server 2008 STD
Windows Server 2008 DTC
Windows Server 2008 EE
Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems
Windows Server 2008 Foundation
Windows Server 2008 R2
メディア検出機能を無効化すると、LANケーブルが抜けた状態になっても、一度アダプタにバインドされたIPアドレスは自動で開放されなくなります。
これにより、DHCPクライアントとして利用していたサーバ/PC端末は、LANの移動後も元のIPアドレスを保持し続けるため、OSの再起動、またはアダプタのIPアドレスの更新を行わないと、新しいLANに接続できなくなります。
設定対象はサーバであり、固定IPアドレスで運用されている場合は、無効化による影響はありません。