Systemwalker Centric Manager V13.4.0から移行する場合の非互換項目を以下に示します。
機能改善に伴う非互換について
インストールレス型エージェント監視についての非互換項目
【Red Hat Enterprise Linux 6の場合】
被監視システムと通信できなくなり、そして通信できるようになり、そして通信できなくなった場合、以下のメッセージが出力されるようになります。
MpOpals: 警告: 1021: %1 への接続処理に失敗しました。再接続処理を行います。 |
そして、被監視システムと通信できるようになった場合、以下のメッセージが出力されるようになります。
MpOpals: 情報: 1022: %1 への再接続処理が完了しました。 |
システム監視が再起動された場合、以下のメッセージが出力されなくなります。
MpOpals: エラー: 1015: サービス制御の処理で異常(%1-%2)が発生しました。 |
被監視システムの[ノードプロパティ]の[OS]タブ内のOS情報が“Unknown”の場合、監視できるようになります。
TELNET接続において、ログイン時の無応答の待ち時間を10秒から30秒に変更します。
【Red Hat Enterprise Linux 6以外の場合】
非互換はありません。
ネットワーク管理についての非互換項目
【Red Hat Enterprise Linux 6の場合】
Systemwalkerセルフチェックにおいて、監視処理でエラーが発生した場合に以下のメッセージを出力します。
SelfChk: ERROR: 4003: 監視処理でエラーが発生したため、Systemwalker Centric Manager の 監視を停止します。 エラーコード:%s 詳細コード:MpSmtcltool(TELNET) -1 |
%s:任意の数値
監視対象ノードが65535を超えた場合に以下のメッセージを出力します。
Error: 169: The number of monitored nodes exceeded the maximum value. |
【Red Hat Enterprise Linux 6以外の場合】
非互換はありません。
アプリケーション管理についての非互換項目
【Red Hat Enterprise Linux 6の場合】
アプリケーション情報ファイル(P_Mpapagt_aplinfo.csv)のインストールディレクトリの最大長が1024バイトから512バイトに変更になります。P_Mpapagt(CSVファイルによるアプリケーション情報移入コマンド)で、インストールディレクトリが512バイトより長いアプリケーション情報ファイル(P_Mpapagt_aplinfo.csv)を移入した場合、以下のエラーメッセージが出力されるようになります。
There is an item exceeding the maximum value of the number of input characters. (ApplicationName=%1) |
%1:アプリケーション名
インストールディレクトリが512バイトより長い場合、先頭から512バイトの文字列をインストールディレクトリとして処理は継続されます。
【Red Hat Enterprise Linux 6以外の場合】
非互換はありません。
プロセス監視についての非互換項目
【Red Hat Enterprise Linux 6の場合】
mppviewc(プロセスの動作状況表示コマンド)で表示される情報について、プロセス(APA_ISSV)が表示される機能区分が変更になっています。
[V13.4.0以前]
機能区分(FS3)で表示します。
[V13.4.1以降]
機能区分(FS1)で表示されます。
【Red Hat Enterprise Linux 6以外の場合】
非互換はありません。
イベント監視の条件定義についての非互換項目
【Red Hat Enterprise Linux 6の場合】
Linux for Intel64版において、以下のどちらかの操作により出力される「イベント監視条件のCSVファイル」の66項目(※1)、71項目(※2)の出力内容が変更されます。
※1:リモートコマンドアクションのリザーブ
※2:アプリケーション起動アクションのリザーブ
以下のどちらかのコマンドにより、「イベント監視条件のCSVファイル」を出力する。
aoseacsv([イベント監視の条件定義]のCSV出力コマンド)
mppolcollect(ポリシー情報移出コマンド)
イベント監視の条件定義の過去定義ファイルとして、「イベント監視条件のCSVファイル」が出力される。
[V13.3.0 ~ V13.4.0]
0が出力されます。
[V13.4.1以降]
空で出力されます。
簡易チェックツール(イベント監視の条件定義)にシスログを読み込ませて使用する手順が以下のように変更されます。
[V13.4.0以前]
システムの標準のシスログを使用します。
[V13.4.1以降]
Red Hat Enterprise Linux 6 のシスログに出力されているメッセージを読み込ませて使用する場合は、次の手順が必要です。
手順は対象システムの監視方法によって異なり、以下のとおりです。
インストール型エージェントで監視しているシステムのシスログを使用する場合
Systemwalker Centric Manager で監視するメッセージと同じ形式のメッセージをシステムの標準のシスログとは別のファイルに出力し、このファイルを簡易チェックツールに読み込ませて使用します。
メッセージの出力は、“/etc/rsyslog.conf”で設定します。
“/etc/rsyslog.conf”の設定方法については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
インストールレス型エージェントで監視しているシステムのシスログを使用する場合
[動作設定]で監視対象として設定したシステムログを簡易チェックツールに読み込ませて使用します。
インストールレス型エージェント監視の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“インストールレス型エージェント監視”を参照してください。
【Red Hat Enterprise Linux 6以外の場合】
非互換はありません。
イベント監視についての非互換項目
【Red Hat Enterprise Linux 6 の場合】
イベント監視の条件定義において、メッセージの特定条件に「重要度」、「監視イベント種別」または「通報番号」を指定した常時実行アクションが定義されている場合のフィルタリング方法が以下のように変更されています。
V13.4.0以前
イベント監視の条件定義において、メッセージの特定条件に「重要度」、「監視イベント種別」または「通報番号」を指定した常時実行アクションが定義されている場合、上位行の「メッセージ監視」アクションで設定した内容に変更してフィルタリングする場合と、変更せずにフィルタリングする場合が不定となっていました。
V13.4.1以降
イベント監視の条件定義において、メッセージの特定条件に「重要度」、「監視イベント種別」または「通報番号」を指定した常時実行アクションが定義されている場合、上位行の「メッセージ監視」アクションで設定した内容に変更してフィルタリングするか、変更せずにフィルタリングするかを「常時実行アクションのフィルタリング方法設定ファイル」(filterconf.ini)によって設定できるよう変更しています。
「常時実行アクションのフィルタリング方法設定ファイル」の初期設定値は、V13.4.0以前からバージョンアップした場合と新規インストールした場合とで以下のように異なります。
V13.4.0 以前からバージョンアップした場合
上位行の「メッセージ監視」アクションで設定した内容に更新してフィルタリングします。
上位行の「メッセージ監視」アクションで設定した内容に更新せずにフィルタリングします。
上位行の「メッセージ監視」アクションで設定した内容に更新せずにフィルタリングします。
新規インストールした場合
上位行の「メッセージ監視」アクションで設定した内容に更新してフィルタリングします。
上位行の「メッセージ監視」アクションで設定した内容に更新してフィルタリングします。
上位行の「メッセージ監視」アクションで設定した内容に更新してフィルタリングします。
「常時実行アクションのフィルタリング方法設定ファイル」の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
【Red Hat Enterprise Linux 6 以外の場合】
非互換はありません。
アクション定義についての非互換項目
【Red Hat Enterprise Linux 6 の場合】
アプリケーション起動アクション、リモートコマ ンド発行アクションのパラメタに指定した%MSG、%HOST、%DATEがメッセージ 情報に展開され、展開後のデータ長がパラメタの最大長に達した場合、末尾に"(ダブルクォート)が付加されて実行されます。
アプリケーション起動、およびリモートコマンド発行アクションを実行する際の以下のデータの最大長が変更されています。
起動ファイル(コマンド名)+空白(1byte)+パラメタ |
[V13.4.0以前]
4094byte以上の不定値
1022byte以上の不定値
[V13.4.1以降]
4095byte
1023byte
【Red Hat Enterprise Linux 6 以外の場合】
非互換はありません。