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SystemwalkerRunbook Automation V14g リファレンスガイド
Systemwalker

3.1.32 負荷分散の対象から切り離す

機能説明

IPCOMを利用して負荷分散の対象となっているサーバを切り離します。

オプション

基本オプション

(1) hostname

IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のホスト名またはIPアドレスです。

ホスト名またはIPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

ホスト名またはIPアドレスの文字数の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(2) lbhostname

IPCOMが管理する負荷分散の対象から切り離すサーバのホスト名またはIPアドレスです。

ホスト名またはIPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

ホスト名またはIPアドレスの文字数の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

拡張オプション

(1) removetime

IPCOMが管理する負荷分散の対象から切り離すまでの移行時間です。

移行時間は秒単位で指定してください。

移行時間は、0~3600の範囲で指定可能です。

(例) 移行時間が10分の場合:600

上記の範囲以外の値を指定した場合、引数エラーとなります。

移行時間を省略した場合、0を指定します。

(2) username

IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスへSSHを利用して接続するユーザー名です。

接続ユーザー名は、ユーザーロールがAdministratorとなっている必要があります。

接続ユーザー名の入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した接続ユーザー名の値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

接続ユーザー名の文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(3) password

IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスへSSHを利用して接続するユーザーのパスワードです。

接続に必要なパスワードの入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した接続パスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

接続に必要なパスワードの文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(4) execusername

本運用操作部品ではexecusernameの値を使用しません。

execusernameの値を入力した場合、無効となります。

(5) execpassword

管理者EXECモードへの移行コマンド(adminコマンド)のパスワードです。

管理者EXECモードへの移行に必要なパスワードの入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した管理者ユーザーのパスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

管理者EXECモードへの移行に必要なパスワードの文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(6) timeout

運用操作部品の実行の完了待ち合わせ時間(秒)です。

300~86,400(1日)の範囲で指定が可能です。

(例) 完了待ち合わせを10分間行う場合:600

指定した時間を経過しても運用操作部品の実行が完了しない場合は、運用操作部品の処理を復帰値:201で中断します。

完了待ち合わせ時間を省略した場合や、上記の範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

(7) retry

運用操作部品の実行の起動リトライ回数です。

運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行う回数を指定します。0~5の範囲で指定が可能です。

起動リトライにより再実行した結果、運用操作部品が161以外の復帰値で終了した場合は、指定した起動リトライ回数に達していなくても運用操作部品の実行は終了します。運用操作部品の復帰値は最後に実行した値になります。

(例) 起動リトライを2回行う場合:2

起動リトライ回数を省略した場合や、上記の範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

(8) retry_interval

運用操作部品のリトライ間隔(秒)です。

運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行うまでの間隔を指定します。1~14400の範囲で指定が可能です。

(例) 300秒間隔でリトライを行う場合:300

リトライ間隔を省略した場合や、上記の範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

復帰値

復帰値

意味

0

負荷分散対象からの切り離しに成功しました。

161

負荷分散対象からの切り離しに失敗しました。リトライ回数を指定した場合、リトライします。

187

RBAエージェントが導入されていないサーバに対して運用操作部品による操作を実施する際、サーバにネットワーク接続(SSH通信)時の認証に失敗しました。

188

RBAエージェントが導入されていないサーバに対して運用操作部品による操作を実施中に、サーバとのネットワーク通信(SSH通信)が切断されました。

189

RBAエージェントが導入されていないサーバに対して運用操作部品による操作を実施する際、サーバにネットワーク接続(SSH通信)できませんでした。

または、RBAエージェントが導入されている業務サーバに対して運用操作部品による操作を実施する際に、サーバとの通信処理(ファイル転送基盤)で異常が発生しました。エラー出力にファイル転送基盤のエラーコードを出力します。エラーコードについては、“3.5 ファイル転送基盤の詳細コード”を参照してください。

197

オプションの内容に誤りがありました。

201

運用操作部品の実行がタイムアウトしました。

202

運用操作部品が実行されませんでした。

203

運用操作部品の実行が失敗しました。管理サーバの環境に問題があります。

204

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品実行定義ファイルに問題があります。

205

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品の入力パラメーター指定に問題があります。

206

運用操作部品を正常に実行できませんでした。運用操作部品の出力パラメーター指定に問題があります。

207

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品が管理サーバに登録されていない可能性があります。

標準出力/標準エラー出力

標準出力には、何も出力しません。

負荷分散対象からの切り離しに成功した場合、"Success"という文字列を標準エラー出力します。

負荷分散対象からの切り離しに失敗した場合、エラー内容を文字列で標準エラー出力します。

注意事項