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SystemwalkerRunbook Automation V14g リファレンスガイド
Systemwalker

3.1.23 REST型の通信を行う

機能説明

REST型の通信を行います。

オプション

基本オプション

(1) hostname

REST型で通信を行うホスト名またはIPアドレスです。

管理サーバにREST通信する場合、'localhost'または'127.0.0.1'を指定します。

ホスト名またはIPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

ホスト名またはIPアドレスの文字数の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(2) methodname

実行するHTTP(HTTPS)のメソッド名です。

GET、POST、PUT、DELETEを指定します。

メソッド名を省略した場合、引数エラーとなります。

メソッド名の文字数の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(3) resourcepath

利用するリソースのパスです。

リソースのパスを省略した場合、引数エラーとなります。

パスの文字数の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

リソースのパスは、以下のように指定します。

(例) /webdav/index.html

(4) param

利用するリソースへの引数名と引数の値です。

引数名と引数の値を省略した場合、引数を指定しないREST通信となります。

引数名と引数の値の文字数の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

リソースへの引数名と引数の値は、以下のように「引数名=引数の値」で指定します。複数指定する場合は、「&」で区切ります。

(例) label1=value1&label2=value2

拡張オプション

(1) port

REST型で通信を行うホストのポート番号です。

ポート番号は整数型で、0~65535の間で指定します。

ポート番号を省略した場合、80を指定します。

(2) basicusername

BASIC認証を行うユーザー名です。

ユーザー名を省略した場合、BASIC認証を利用しないREST通信を行います。

ユーザー名の文字数の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(3) basicpassword

BASIC認証を行うユーザーのパスワードです。

パスワードを省略した場合、BASIC認証を利用しないREST通信を行います。

パスワードの文字数の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(4) element

REST型通信の実行結果(XML形式)を解析するための要素名のアドレスです。

指定可能な文字列は、半角英数字と半角記号です。

実行結果(XML形式)の文字列から、elementで指定したアドレス(xpath)と一致する内容を文字列で出力します。

該当する要素が複数存在する場合は、要素をダブルクォーテーションで囲み、カンマ区切りで文字列を出力します。

(例) データが「要素A」「要素B "C,D"」の場合:"要素A","要素B ""C,D"""

該当する要素が存在しない場合、エラーとなります。

要素名を省略した場合、REST型通信の実行結果はXML形式で出力します。

要素名の文字数の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

要素名のアドレスは、以下のように指定します。

(例) /response/params/item

(5) proxy

プロキシサーバのアドレスです。

プロキシサーバのアドレスを省略した場合、プロキシサーバを利用しない通信となります。

アドレスの文字数の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(6) proxyport

プロキシサーバのポート番号です。

ポート番号は整数型で、0~65535の間で指定します。

ポート番号を省略した場合、8080を指定します。

(7) protocoltype

REST通信を行うプロトコル種別です。

http、httpsを指定します。

プロトコル種別を省略した場合、httpを指定します。

プロトコル種別の文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(8) requestxml

REST通信でボディに格納するXML形式のリクエストです。

XML形式のリクエストを省略した場合、ボディにXML形式のリクエストを格納しないREST通信となります。

XML形式のリクエストの文字列の上限は、2048文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

XML形式のリクエストは、以下のように指定します。

(例) <request><data>1234</data></request>

(9) contenttype

REST通信で利用するデータ形式(MIMEタイプ)です。

データ形式を省略した場合、application/x-www-form-urlencodedを指定します。

contenttypeには、データ形式に加えて、文字セットを指定できます。

データ形式と文字セットの指定は、以下のように指定します。

(データ形式を指定する例)application/xml

(データ形式と文字セットを指定する例)application/xml; charset=utf-8

contenttypeの文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(10) accepttype

REST通信で受信可能なデータ形式(MIMEタイプ)です。

データ形式を省略した場合、データ形式は指定されません。この場合、受信するデータの形式は、通信先の指定に従います。

データ形式の文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

データ形式は、以下のように指定します。

(例)text/plain

(11) timeout

運用操作部品の実行の完了待ち合わせ時間(秒)です。

300~86,400(1日)の範囲で指定が可能です。

(例) 完了待ち合わせを10分間行う場合:600

指定した時間を経過しても運用操作部品の実行が完了しない場合は、運用操作部品の処理を復帰値:201で中断します。

完了待ち合わせ時間を省略した場合や、上記の範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

(12) retry

運用操作部品の実行の起動リトライ回数です。

運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行う回数を指定します。0~5の範囲で指定が可能です。

起動リトライにより再実行した結果、運用操作部品が161以外の復帰値で終了した場合は、指定した起動リトライ回数に達していなくても運用操作部品の実行は終了します。運用操作部品の復帰値は最後に実行した値になります。

(例) 起動リトライを2回行う場合:2

起動リトライ回数を省略した場合や、上記の範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

(13) retry_interval

運用操作部品のリトライ間隔(秒)です。

運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行うまでの間隔を指定します。1~14400の範囲で指定が可能です。

(例) 300秒間隔でリトライを行う場合:300

リトライ間隔を省略した場合や、上記の範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

復帰値

復帰値

意味

0

REST通信に成功しました。

161

REST通信に失敗しました。リトライ回数を指定した場合、リトライします。

176

elementに該当する要素が存在しませんでした。

188

実行中に通信が切断しました。

189

サーバに接続できませんでした。

197

オプションの内容に誤りがありました。

201

運用操作部品の実行がタイムアウトしました。

202

運用操作部品が実行されませんでした。

203

運用操作部品の実行が失敗しました。管理サーバの環境に問題があります。

204

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品実行定義ファイルに問題があります。

205

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品の入力パラメーター指定に問題があります。

206

運用操作部品を正常に実行できませんでした。運用操作部品の出力パラメーター指定に問題があります。

207

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品が管理サーバに登録されていない可能性があります。

標準出力/標準エラー出力

REST型の通信に成功した場合、実行結果を文字列またはXML形式の文字列で標準出力します。

REST型の通信に失敗した場合、エラー内容を文字列で標準エラー出力します。

注意事項