テンプレート管理者は、必要に応じて各種情報を登録し、システムテンプレートを使用可能な状態にします。
登録する情報には、以下のものがあります。
ポイント
各情報の登録または設定コマンドで、正しく登録または設定されているかを確認するには、以下を実施してください。
復帰値を確認します。
復帰値が0の場合は正常終了です。
復帰値が0以外の場合は異常終了でエラーメッセージを出力します。または、
以下の対応する表示コマンドで確認します。
登録または設定コマンド | 表示コマンド |
---|---|
ソフトウェア情報の登録(cfmg_addsoft) | ソフトウェア情報の一覧表示(cfmg_listsoft) |
イメージ情報の登録(cfmg_addimageinfo) | イメージ情報の一覧表示(cfmg_listimageinfo) |
セグメントの登録(cfmg_addnetinfo) | セグメントの一覧表示(cfmg_listnetinfo) |
ソフトウェア設定情報の登録(cfmg_addsoftsetup) | ソフトウェア設定情報の一覧表示(cfmg_listsoftsetup) |
ソフトウェア設定情報の関連付けの設定(cfmg_attachsoftsetup) | ソフトウェア設定情報の関連付けの一覧表示(cfmg_listsoftsetuplink) |
パラメーター情報の登録(cfmg_addparam) | パラメーター情報の一覧表示(cfmg_listparam) |
テンプレート情報の登録(cfmg_addtemplate) | テンプレート情報の一覧表示(cfmg_listtemplate) |
ソフトウェア情報
システムテンプレートで使用するイメージに含まれるソフトウェア情報が登録されていない場合は、以下の手順で登録します。
イメージに含まれるソフトウェアの構成情報を記述したソフトウェア情報 (XMLファイル) を作成します。
既に登録してあるソフトウェア情報を使用することもできます。詳細については『リファレンスガイド』の「登録済ソフトウェアID」を参照してください。
ソフトウェア情報の詳細については、『リファレンスガイド』の「ソフトウェア情報の詳細説明」を参照してください。
ソフトウェア情報を、ソフトウェア情報の登録(cfmg_addsoft)コマンドで登録します。
ソフトウェア情報は、ソフトウェア一種について1つ登録します (ソフトウェアが複数ある場合には、その分だけ作成します)。
イメージ情報
システムテンプレートで使用する仮想イメージにイメージ情報が登録されていない場合は、以下の手順で登録します。
仮想イメージの一覧表示(cfmg_listvmimage)コマンドで、イメージ情報を登録するServerView Resource Orchestratorで登録されている仮想イメージを確認します。
イメージ情報 (XMLファイル) を作成します。
雛形を用意していますので、参考にしてください。
雛形の格納先およびイメージ情報の詳細については、『リファレンスガイド』の「イメージ情報の詳細説明」を参照してください。
イメージ情報を、イメージ情報の登録(cfmg_addimageinfo)コマンドで登録します。
セグメント情報
本製品で使用する仮想ネットワークを制限する場合は、以下の手順でセグメント情報を登録します。
仮想ネットワークの一覧表示(cfmg_listvnet)コマンドで、セグメント情報を登録するServerView Resource Orchestratorで登録されている仮想ネットワークを確認します。
<networks> → <network> → <id> タグのリソースIDをメモしておきます。
セグメント情報 (XMLファイル) を作成します。
1. でメモしたリソースIDを <id> タグに設定します。
セグメント情報の詳細については、『リファレンスガイド』の「セグメント情報の詳細説明」を参照してください。
セグメント情報を、セグメントの登録(cfmg_addnetinfo)コマンドで登録します。
注意
セグメント情報を登録しなかった場合は、ServerView Resource Orchestratorに登録されているすべての仮想ネットワークが配備の対象となります。
配備先の仮想ネットワークに「自動選択」を指定した場合、すべての仮想ネットワークから配備先が選択されます。
セグメント情報を登録する場合は、システムテンプレートで使用するすべての仮想ネットワークに対して、セグメント情報を登録してください。
配備先の仮想ネットワークに「自動選択」を指定した場合、「業務セグメント」を指定した仮想ネットワークから配備先が選択されます。
ソフトウェア設定情報
システムテンプレートで使用する仮想イメージに含まれるソフトウェアで、配備時にパラメーターの設定が必要な場合は、ソフトウェア設定情報を登録します。
既に登録してあるソフトウェア設定情報を使用することもできます。詳細については『リファレンスガイド』の「予約済ソフトウェア設定ID」を参照してください。
ソフトウェアに対するソフトウェア設定情報が登録されていない場合は、以下の手順で登録します。
すでに予約済のソフトウェア設定情報を使用する場合は、4.からの手順で設定します。
ソフトウェア設定情報 (XMLファイル) を作成します。
ソフトウェア設定情報の詳細については、『リファレンスガイド』の「ソフトウェア設定情報の詳細説明」を参照してください。
ソフトウェア設定情報の登録(cfmg_addsoftsetup)コマンドで、ソフトウェア設定情報を登録します。
ソフトウェア設定情報は、複数のソフトウェア情報で使用できます。
ソフトウェア設定IDをメモしておきます。
登録するソフトウェアがオペレーティングシステムではない場合、以下の操作をします。
ソフトウェア設定情報で定義したパラメーターをソフトウェアに設定するためのスクリプトパッケージを作成します。
スクリプトパッケージを、パッケージファイルのアップロード(cfmg_uploadpackage)コマンドで登録します。
ソフトウェア設定情報と関連付けるソフトウェアのソフトウェアIDをソフトウェア情報の一覧表示(cfmg_listsoft)コマンドで確認します。
<softwares> → <software> → <id> タグをメモしておきます。
ソフトウェア設定情報とソフトウェアの関連付けを、ソフトウェア設定情報の関連付けの設定(cfmg_attachsoftsetup)コマンドで設定します。
手順2.および4.でメモしたソフトウェア設定IDおよびソフトウェアIDを指定します。
パラメーター情報
システムテンプレートで使用する仮想イメージに含まれるソフトウェアで、ソフトウェア設定情報で設定した値をカスタマイズする場合は、パラメーター情報を登録します。
ソフトウェアに対するパラメーター情報が登録されていない場合は、以下の手順で登録します。
ソフトウェア設定情報の関連付けの一覧表示(cfmg_listsoftsetuplink)コマンドで、ソフトウェアに関連付いたソフトウェア設定情報のソフトウェア設定IDを確認します。
<softwareSetups> → <softwareSetup> → <id> タグをメモしておきます。
パラメーター情報 (XMLファイル) を作成します。
1.でメモしたソフトウェア設定情報IDを設定します。
パラメーター情報の詳細については、『リファレンスガイド』の「パラメーター情報の詳細説明」を参照してください。
パラメーター情報の登録(cfmg_addparam)コマンドで、パラメーター情報を登録します。
登録されたパラメーターIDをメモしておきます。
パラメーターパッケージが必要な場合は、パラメーターパッケージを作成し、パッケージファイルのアップロード(cfmg_uploadpackage)コマンドで登録します。
テンプレート情報
テンプレート情報は、以下の手順で登録します。
テンプレートで使用する情報を以下の各コマンドで確認します。
セグメント情報:セグメントの一覧表示(cfmg_listnetinfo)コマンド
パラメーター情報:パラメーター情報の一覧表示(cfmg_listparam)コマンド
イメージ情報:イメージ情報の一覧表示(cfmg_listimageinfo)コマンド
テンプレート情報 (XMLファイル) を作成します。
雛形を用意していますので、参考にしてください。
雛形の格納先およびテンプレート情報の詳細については、『リファレンスガイド』の「テンプレート情報の詳細説明」を参照してください。
テンプレート情報の登録(cfmg_addtemplate)コマンドで、テンプレート情報を登録します。
システムテンプレートの公開設定のデフォルトは「非公開」になっています。
システム利用者へシステムテンプレートを公開したい場合には、システムテンプレートの公開設定(cfmg_showtemplate)コマンドで公開設定を変更する必要があります。
コマンドの詳細については、『リファレンスガイド』の「システムテンプレートの公開設定」を参照してください。
注意
配備済の仮想システムが使用しているシステムテンプレートの公開設定を「非公開」にしても、配備済の仮想システムには影響がありません。
対象のシステムテンプレートを使用した配備をして欲しくないときに「非公開」にすることができます。