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ServerView Resource Orchestrator V2.2.2 リファレンスガイド

1.3.1 rcxadm lserver

名前

【Windows】
インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm lserver - L-Serverの操作

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm lserver - L-Serverの操作


形式

rcxadm lserver create -file file.xml [-nowait]
rcxadm lserver delete -name name [-nowait]
rcxadm lserver modify -name name -file file.xml [-nowait]
rcxadm lserver list
rcxadm lserver show -name name
rcxadm lserver start -name name [-nowait]
rcxadm lserver stop -name name [-force] [-nowait]
rcxadm lserver restart -name name [-force] [-nowait]
rcxadm lserver move -name name [-to folder] [-nowait]
rcxadm lserver attach -name name -size size [-from {pool|vstorage}] [-disk disk] [-index index] [-nowait]
rcxadm lserver detach -name name -disk disk [-online] [-nowait]
rcxadm lserver migrate -name name [-to vmhost] [-mode {live|cold}] [-nowait]

機能説明

rcxadm lserver は、L-Serverの管理と操作を行うためのコマンドです。


サブコマンド

create

L-Serverを作成します。

delete

L-Serverを削除します。L-Serverに割り当てられているリソースは自動的に解放され、L-Serverの定義も削除されます。

modify

L-Serverを構成するリソースを変更します。

list

定義されたL-Serverを一覧表示します。

以下の情報が表示されます。

  • サーバ種別が"VM"の場合

    ラックマウントサーバの場合、以下の項目は表示されません。

    • CPU性能、CPU数、メモリ量

    項目名

    内容

    NAME

    L-Server名

    TYPE

    サーバ種別

    SPEC

    CPU性能、CPU数、メモリ容量

    DISKS

    ディスク容量

    複数のディスクがある場合、カンマで区切って表示されます。

    IPADDRESSES

    IPアドレス

    複数ある場合、カンマで区切って表示されます。

    STATUS

    L-Serverの動作状態

  • サーバ種別が"物理"の場合

    項目名

    内容

    NAME

    L-Server名

    TYPE

    サーバ種別

    DISKS

    ディスク容量

    IPADDRESSES

    IPアドレス

    STATUS

    L-Serverの動作状態

show

L-Serverの詳細情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

  • サーバ種別が"VM"の場合

    ラックマウントサーバの場合、以下の項目は表示されません。

    • CPU性能

    • CPU数

    • メモリ量

    項目名

    内容

    Name

    L-Server名

    Label

    ラベル

    Comment

    コメント

    Template

    L-Serverテンプレート名

    ServerImage

    イメージ名と世代

    世代が判別できない場合、世代は表示されません。

    ServerType

    サーバ種別

    VMType

    VM種別

    OSType

    OS種別

    CPUArch

    CPUアーキテクチャー

    CPUPerf

    CPU性能

    NumOfCPU

    CPU数

    MemorySize

    メモリ容量

    VmHost

    VMホスト名

    VmGuest

    L-Serverに対応するVMゲスト名

    Status

    L-Serverの動作状態

    PowerStatus

    L-Serverの電源状態

    Disk[num]

    L-Serverに割り当てるディスク名

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    DiskSize[num]

    L-Serverに割り当てるディスクの容量

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    Shared[num]

    ディスクの共有属性

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、1以上の数値です。

    NIC[num]

    L-Serverに割り当てるネットワークリソース名

    numには、ネットワーク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    NIC[num][IPAddress]

    L-Serverに割り当てるIPアドレス

    numには、ネットワーク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    NIC[num][MACAddress]

    L-Serverに割り当てるMACアドレス

    numには、ネットワーク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    Redundancy

    L-Serverに割り当てるサーバの冗長化

    Positioning

    L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置

    Exclusion

    排他運用

    Priority

    L-Serverの作成、起動優先順位

    Snapshot[num]

    L-Serverで採取したスナップショット

    世代、採取日時、コメントを表示します。

  • サーバ種別が"物理"の場合

    項目名

    内容

    Name

    L-Server名

    Label

    ラベル

    Comment

    コメント

    ServerType

    サーバ種別

    OSType

    OS種別

    CPUArch

    CPUアーキテクチャー

    CPUPerf

    CPU性能

    NumOfCPU

    CPU数

    MemorySize

    メモリ容量

    Status

    L-Serverの動作状態

    PowerStatus

    L-Serverの電源状態

    Disk[num]

    L-Serverに割り当てるディスク名

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    DiskSize[num]

    L-Serverに割り当てるディスクの容量

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    NIC[num]

    L-Serverに割り当てるネットワークリソース名

    numには、ネットワーク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    NIC[num][IPAddress]

    L-Serverに割り当てるIPアドレス

    numには、ネットワーク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    Redundancy

    L-Serverに割り当てるサーバの冗長化

    Positioning

    L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置

    WWNN[num]

    L-Serverに割り当てるWWNN

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

    WWPN[num]

    L-Serverに割り当てるWWPN

    numには、ディスク要素のインデックス番号が設定されます。番号は、0以上の数値です。

start

L-Serverの電源を投入します。

stop

L-Serverの電源を停止します。

restart

L-Serverを再起動します。

move

L-Serverを指定したリソースフォルダーに移動します。

attach

L-Serverにディスクリソースを接続し、アクセスできる状態にします。

サーバ種別が"物理"の場合は指定できません。

detach

L-Serverからディスクリソースを解放し、アクセスできない状態にします。

サーバ種別が"物理"の場合は指定できません。

migrate

L-Serverの配置を指定したホストに変更します。
L-Serverを停止せずに配置を変更するライブマイグレーションと、L-Serverを一度停止して配置を変更するコールドマイグレーションのどちらかを指定します。
サーバ種別が"物理"の場合は、指定できません。


オプション

-file file.xml

file.xmlには、L-Serverを構成するリソースを定義したXMLファイルを指定します。ファイルの定義については、「2.3 L-Server」を参照してください。

【Xen】
VM種別が"RHEL-Xen"の場合、イメージ名は指定できません。

-nowait

サブコマンドで指定したL-Serverの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

-name name

nameには、操作対象のL-Server名を指定します。リソースフォルダーの中に配置されたL-Serverの場合はリソースフォルダー名とスラッシュ("/")でつないで指定する必要があります。

-to vmhost

サーバ種別が"VM"の場合、vmhostには、配置先のVMホストの名前を指定します。VMホストはVMプールに登録されている必要があります。省略時は、VMプールからVMホストを自動的に選択します。

移動先のVMホストは、CPUとメモリの空き容量が存在するものを指定してください。空き容量が不足していると、サーバ間の移動やL-Serverの起動に失敗する場合があります。

-mode live|cold

サーバ種別が"VM"の場合、マイグレーションの方式を指定します。ライブマイグレーションの場合は"live"を指定します。コールドマイグレーションの場合は"cold"を指定します。VMゲストの電源の状態によって、指定できない場合があります。省略時は、移動先でも同じ電源の状態になるように最適な方式で移動します。

-force

L-Serverで動作しているOSのシャットダウン処理を行わず、サーバを強制的に停止または再起動させる場合に指定します。

-to folder

folderには、移動先リソースフォルダーを指定します。省略時は、ホームフォルダーへ移動します。

-size size

sizeには、ディスク容量をGB単位で指定します。小数第一位まで指定できます。

-from pool|vstorage

L-Serverに割り当てるディスク容量を切り出すリソースプール名、または仮想ストレージリソース名を指定します。

リソースフォルダーの中に配置されたリソースプールまたは仮想ストレージリソースの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。

省略時は、ストレージプールを優先的に調べ、自動的に選択します。

-disk disk

L-Serverに割り当てる、またはL-Serverから解放するディスクリソースの名前を指定します。

-index index

ディスクリソースのディスク番号を指定します。デフォルトでは、割当て済みの最後のディスク番号に1を加えた番号になります。最大値は、サーバ種別によって異なります。

-online

L-Serverの電源を入れた状態で、ディスクをサーバから外します。サーバ種別が"VM"の場合だけ指定できます。使用中のディスクを電源が入っている状態で外すと、データや、OSの管理情報に不整合が発生する場合があります。OSやアプリケーションの状態を確認してから利用してください。


使用例