ここでは、サーバ仮想化ソフトウェア製品としてHyper-Vを利用する場合のシステム構成について説明します。
システム構成例
Hyper-Vを管理対象サーバとする場合のシステム構成例は以下のとおりです。
図G.6 システム構成例
*1: 必須ソフトウェアについては、「1.3.2.2 必須ソフトウェア」を参照してください。
注意
ラックマウント型サーバの構成例は、上記の図からシャーシとマネジメントブレードを削除した構成になります。
SCVMM (System Center Virtual Machine Manager 2008 R2)
VMホスト、VMゲストの管理に必要です。
マネージャーと同じ管理サーバ上にも、異なるサーバ上にも配置できます。
ドメインコントローラーと同じサーバ上にも、異なるサーバ上にも配置できます。
SCVMMは本構成のドメインコントローラーのドメインに参加している必要があります。
ドメインコントローラー
マネージャーと同じ管理サーバ上にも、異なるサーバ上にも配置できます。
SCVMMと同じサーバ上にも、異なるサーバ上にも配置できます。
管理対象サーバ
MSFCによりクラスタを構成します。
管理対象サーバはドメインコントローラーのドメインに参加している必要があります。
システム構成上の注意点
SCVMMとVMホストは、同一ドメインに参加する必要があります。
VMホストは、本製品の管理LANに接続する必要があります。
本製品のマネージャーは、本製品の管理LAN経由でSCVMMにアクセスできる構成をお勧めします。
本製品の管理クライアント上で実行するRCコンソールから、SCVMMの管理画面を開く場合、管理クライアントはSCVMMと同一ドメインに参加し、ドメインのアカウントでログインしている必要があります。
本製品の管理クライアント上で実行するRCコンソールから、L-Serverコンソール接続を行う場合、管理クライアントはSCVMMと同一ドメインに参加している必要があります。
ネットワーク構成例
Hyper-Vを利用する場合のネットワーク構成例は以下のとおりです。
図G.7 ネットワークリソースを用いたLANスイッチブレードと仮想スイッチの設定
注意
Hyper-Vおよびラックマウントサーバ環境では、外部ネットワークの外部接続を手動で設定する必要があります。
本製品は、スイッチモードの場合だけ、LANスイッチブレードの設定を行います。
L-Server作成手順
L-Server作成手順は以下のとおりです。
図G.8 本製品導入の流れ
セットアップの事前準備については、「G.2.2 セットアップのための事前準備」を参照してください。
インストールについては、「G.2.3 インストール」を参照してください。
セットアップについては、「G.2.4 セットアップ」を参照してください。
L-Serverの作成については、「G.2.5 L-Server作成」を参照してください。