VMwareの仮想サーバを本製品のL-Serverとして作成および管理するには、セットアップのための事前準備が必要です。
VMware環境の事前準備については、VMwareのマニュアルを参照してください。
セットアップのための事前準備(サーバ)
「3.1 サーバ環境の事前準備」の作業に加えて、以下の作業が必要です。
VIOMの設定
I/O仮想化を利用する場合、VIOMの設定が必要です。
VMware ESXのインストールおよびセットアップ
VMware vCenter Serverのインストールおよびセットアップ
VMホストおよびL-Serverの管理に必要です。
また、L-Serverのクローニングマスタを採取するために、VMware vCenter Serverに対してMicrosoft Sysprepツールのインストールが必要です。Microsoft Sysprepツールのインストールについては、ヴイエムウェア社の「vSphere 基本システム管理」の、Microsoft Sysprepのインストールの記述を参照してください。
以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。
vSphere 基本システム管理
URL: http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vs_pubs.html (2011年2月時点) |
VMware クラスタグループの構成
L-Serverのサーバ間の移動(マイグレーション)を行う場合、移動元のVMホストと移動先のVMホストを、同じクラスタグループに登録してください。
L-Serverを冗長化しない場合、VMware HAまたはDRSを有効にする必要はありません。
VMware HAの設計および設定
L-Serverを冗長化する場合、VMware HAを事前に設定します。
セットアップのための事前準備(ストレージ)
以下の確認をしてください。
VMware ESXに割り当てるボリュームが作成済みである
ゾーニング、アフィニティが設定済みである
VMware ESXがVMFS(データストア)を認識した状態に設定済みである
セットアップのための事前準備(ネットワーク)
以下の確認をしてください。
管理LANと業務LANの構成が設計済みである
管理LANのネットワーク環境が設定済みである
管理LANに接続する仮想スイッチが設計および設定済みである
IBPを利用する場合
L-Serverのサーバ種別が"VM"の場合、VIOMに関係なく業務LANと管理LANで使用するIBPのアップリンクセットを1つずつ作成したあと、VMホストに接続してください。
アップリンクセットの名前とネットワークリソースの名前を同じにする必要はありません。
ポイント
VMwareの仮想スイッチについては、本製品が自動設定するため、設定は必要ありません。
L-Serverのサーバ間の移動(マイグレーション)を利用する場合、各VMホストで、VMotion用にVMkernelポートグループを構成してください。
VMkernelポートグループの構成については、ヴイエムウェア社の「vSphere 基本システム管理」の記述を参照してください。
以下のURLから該当するバージョンのドキュメントを参照してください。
vSphere 基本システム管理
URL: http://www.vmware.com/jp/support/pubs/vs_pubs.html (2011年2月時点) |