ここでは、マネージャーのインストールに必要な情報の収集と確認を行います。
インストール前の準備と確認
排他ソフトウェアの確認
対象システムに「1.3.2.3 排他ソフトウェア」のソフトウェア、および本製品のマネージャーがインストールされていないか確認してください。
必須ソフトウェアの準備と確認
システムに「1.3.2.2 必須ソフトウェア」のソフトウェアがインストールされているか確認してください。インストールされていない場合は、事前にインストールしてください。
ESCの場合は、ファイバーチャネルスイッチの設定を事前に行ってください。
インストールフォルダーの準備と空き容量の確認
本製品のインストールフォルダーを決定します。
ただし、リムーバブルディスク上のフォルダーは指定できません。
インストールフォルダー配下にファイルやフォルダーがないか確認してください。
インストール先のドライブに必要な空き容量があるか確認してください。
本製品で必要なディスク容量については、「1.3.2.4 静的ディスク容量」と「1.3.2.5 動的ディスク容量」を参照してください。
ポート番号
本製品をインストールすると、本製品で使用するポート番号がシステムのservicesファイルに自動的に設定されます。したがって、通常はポート番号を意識する必要はありません。
本製品で使用するポート番号を、ほかのアプリケーションで使用している場合は、ポート番号がすでに使用されていることを示すメッセージが表示され、インストールは中断されます。
その場合は、本製品が使用するポート番号のエントリーを、重複しない番号でservicesファイルに記述し、そのあと、インストーラを起動してください。8つのポート番号は、以下のとおりです。
例
# サービス名 ポート番号/プロトコル名 Nfdomain 23457/tcp Nfagent 23458/tcp Rcxmgr 23460/tcp Rcxweb 23461/tcp Rcxtask 23462/tcp rcxmongrel1 23463/tcp rcxmongrel2 23464/tcp rcxdb 23465/tcp |
ポート番号については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」のポート一覧の記述を参照してください。
ポート番号の変更については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」のポート番号の変更に関する記述を参照してください。
NetAppストレージを使用する場合は、本製品が動作するために以下のように接続を許可してください。
機能概要 | 送信元 | 送信先 | プロトコル | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サーバ | サービス | ポート | 変更 | サーバ | サービス | ポート | 変更 | ||
NetAppストレージ | 管理サーバ | - | 不定値 | - | Data ONTAP | - | 443 | 不可 | tcp |
本製品の特権ユーザーとするユーザーアカウント
本製品の特権ユーザーのユーザーアカウント名とパスワードを決定します。
ユーザーアカウントについては、「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」のユーザーアカウント設定の記述を参照してください。
管理サーバの管理LANとNICの状態確認
管理サーバの管理LANとして使用するネットワーク(IPアドレス)を決定します。
管理LAN側のNICが有効になっているか確認してください。
管理LANについては、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」のセットアップの事前準備に関する記述を参照してください。
注意
本製品の使用ポートに対するファイアーウォール設定の無効化
ファイアーウォール設定が有効になっているシステムに本製品をインストールする場合、マネージャーとエージェント間の通信が問題なく行われるように、使用するポート番号のファイアーウォールを無効に設定してください。
本製品と必須ソフトウェアが使用するポート番号については、ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイドの、ポート番号一覧の記述およびESCのマニュアルを参照してください。
なお、本製品のインストール時に、ポート番号を変更した場合は、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」のポート番号の変更に関する記述に従って、変更を行ってください。