ここでは、システムに必要なネットワーク構成の事前準備について説明します。
ネットワーク構成の決定については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」のネットワーク構成の記述を参照してください。
運用時のセキュリティを確保するために、以下のネットワークは物理的に分けて構築する必要があります。
管理LAN
マネージャー、VMホストまたはサーバ種別が"物理"のL-Serverの導入や保守などの管理作業を行う場合に接続します。
すべてのサーバ種別が"物理"のL-Serverは、管理LANを通して管理サーバ上のマネージャーと通信を行います。
「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」のポート一覧の記述に従って、管理LANにファイアーウォールを設置したり、OSのファイアーウォール機能を設定したりすることで、より安全に運用できます。
業務LAN
一般ユーザーが業務用のアプリケーションなどを利用する場合に接続するネットワークです。
独立した業務を行うL-Serverが相互に接続することがないように、本製品では以下のネットワークのVLAN IDが自動で設定されます。
LANスイッチブレードの内部ポートのVLAN ID(ブレードサーバの場合)
外部ポートのVLAN IDは事前に設定する必要があります。
仮想スイッチのVLAN ID(サーバ種別が"VM"のL-Serverの場合)
ネットワーク構成例は以下のとおりです。
図3.1 ネットワーク構成例