ユーザーのロールによって異なる処理を提供できるアプリケーションもあります。こうしたアプリケーションは、ユーザーロールに応じてユーザーの独自のアクセス権を提供する場合があります。このような場合は、ユーザーロールに応じた価格設定が可能です。
アプリケーションサービス機能では、ユーザー単価を基本としたうえで、特定のユーザーロールに対する追加料金を定義できます。このように定義しておくと、請求期間の料金計算のとき、基本料金にこれらの追加料金が加算されます。
例
ここでは、以下のような価格を設定した場合の例を紹介します。
カスタマーは100ユーザーをサービスに割り当てています。請求期間(ここでは1ヶ月)にわたり、全ユーザーを割り当てています。このうち5ユーザーに管理者ロールを設定しています。そして、80ユーザーにはユーザーロールを、15ユーザーにはゲストロールを設定しています。
この場合の料金計算は以下のとおりです。
ユーザー単価: (20 * 300円) + (50 * 200円) + (30 * 100円) = 19000円 ロールによる追加料金: (5 * 200円) + (80 * 300円) + (15 * 500円) = 32500円 合計額:51500円