Systemwalker Service Catalog Managerのシステムのリストアは、以下の手順で行います。
システムの停止
Systemwalker Service Catalog Managerのシステムを停止します。
Systemwalker Service Catalog Managerのシステムの停止方法については“Systemwalker Service Catalog Managerの停止”を参照してください。
データベースのリストア
バックアップした手段に応じて、バックアップ済みのデータをデータディクショナリ配下に適切に配置します。
本書の“2.4.1 バックアップ”に記載している操作例の場合、以下を実行します。
エクスプローラを使用して、圧縮(zip形式)フォルダに退避したファイルをデータディクショナリ配下にコピーします。
# cd /var/opt/FJSVctbss/pgsql/data/ # tar zxvf /var/tmp/ctmgdbbss_YYYYMMDD.tar.gz
Systemwalker Service Catalog Managerのシステムのリストア
Systemwalker Service Catalog Managerのシステムのリストアは、Interstage Application ServerのIJServerクラスタ資源のリストアコマンドを使用して行います。
バックアップ先パスがX:\Backupの場合の操作例を以下に示します。
[Interstageインストールフォルダ]\F3FMisjee¥bin¥ijrestore.bat -d X:\Backup
バックアップ先パスが/home/backupの場合の操作例を以下に示します。
/opt/FJSVisjee/bin/ijrestore -d /home/backup
IJServerクラスタ資源のリストア方法の詳細は、“Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド”の“10.1.3.2 IJServerクラスタ資源のリストア”の“1. リストアコマンドの実行”を参照してください。
システムの起動
リストア後に運用を再開する場合は、Systemwalker Service Catalog Managerのシステムを起動します。
Systemwalker Service Catalog Managerのシステムの起動方法については“Systemwalker Service Catalog Managerの起動”を参照してください。
注意
IJServerクラスタ資源のリストアを行う前に、isprintbackuprscコマンドで表示されたバックアップ対象サービスの資産をリストアしてください。
リストア・移入先にIJServerクラスタの資源が存在する場合は、削除したあとにリストア・移入します。そのため、バックアップ対象外のログファイルなどは、リストア・移入を行うと削除されます。
ijrestoreコマンドでJava EEの資源をリストアするには、バックアップ時のマシンの状態とリストア時のマシンの状態が以下の条件を満たしている必要があります。
同一マシン/システムであること
ホスト名、IPアドレスなどのシステム設定を変更していないこと
バックアップ資産とリストア先の環境でJDKバージョンが同一であること