CSVファイル形式でサポート可能な文字列の長さと数値の範囲を以下の表に示します。
注意
データ構造定義で以下のデータ形式を選択した場合、サポート可能な文字列の長さと数値の範囲については、XMLファイルで扱えるデータ属性と同一の範囲となります。詳細は、“B.7 XMLファイルで扱えるデータ属性”を参照してください。
一般(繰り返しあり)
伝票形式
変換可能な値の範囲
属性 | 相互変換可能な値 | 備考 |
---|---|---|
SQL_INTEGER | -2147483648~2147483647 | |
SQL_SMALLINT | -32768~32767 | |
SQL_NUMERIC (p,q) | 有効桁数18桁 | zone形式 |
SQL_DECIMAL (p,q) | 有効桁数18桁 | pack形式 |
SQL_REAL | IEEE ±|1.17E-38~3.40E+38| 有効桁数約8桁 | |
SQL_FLOAT | IEEE ±|2.22E-308~1.79E+308| 有効桁数約17桁 | |
SQL_CHAR | 32000文字 | |
SQL_VARCHAR | 31998文字 | |
SQL_NCHAR | 16000文字 | Unicode(utf8)では3バイトコードが中心のため、最大長10666文字として計算してください。 Unicode(utf8-4)では最大4バイトコードとなるため、最大長8000文字として計算してください。 |
SQL_VARNCHAR | 15999文字 | Unicode(utf8)では3バイトコードが中心のため、最大長10666文字として計算してください。 Unicode(utf8-4)では最大4バイトコードとなるため、最大長8000文字として計算してください。 |
SQL_DATE | YYYY/MM/DD | |
SQL_TIME | HH:MM:SS | |
SQL_TIMESTAMP | YYYY/MM/DD HH:MM:SS | |
SQL_LONGVARBINARY | 2147483647バイト | base64形式のみ |
SQL_BINARY | 2147483647バイト | base64形式のみ |
SQL_BIT | 128ビット(列桁数) | バイナリデータでは、指定された桁数に対して、以下のサイズとなります。 1桁~8桁まで:1バイト 9桁~16桁まで:2バイト ・・・ 121桁~128桁まで:16バイト |
注意
変換後のデータをデータベースに格納する場合は、各データベースにおいて格納可能な範囲を確認してください。
表計算ソフトウェアおよびデータベースで使用可能な範囲は、各製品の説明書を参照してください。
CSV形式データにおいて扱える数値表現
CSVファイル形式からバイナリファイル形式へ変換する場合に利用可能な数値表現を以下の表に示します。
属性 | 扱える数値表現 | 備考 |
---|---|---|
SQL_INTEGER | 整数 | 10桁 |
SQL_SMALLINT | 整数 | 5桁 |
SQL_NUMERIC | 整数、小数点付き数字 | |
SQL_DECIMAL | 整数、小数点付き数字 | |
SQL_REAL | 整数、小数点付き数字、指数 | |
SQL_FLOAT | 整数、小数点付き数字、指数 |
CSVファイル形式で扱える数値の形式
小数点以上の桁は、定義された桁数と必ず一致する必要があります。
小数点以下の桁が定義された桁数より大きい場合、桁あふれとして扱います。
符号は正の場合「+」、負の場合「-」で、設定が可能です。符号を省略した場合は、正として扱います。
【例】zone(5.2)の場合
-012.10 | 正常 |
012.1 | 正常 |
012 | 正常 |
012.100 | 桁あふれ |
12. | 設定値異常 |
桁の区切り記号は指定できません。
【例】intの場合
123456789 | 正常 |
123,456,789 | 設定値異常 |
CSVファイル形式で扱える日付、時間および日付時間表現
属性 | 扱える表現 | 備考 |
---|---|---|
SQL_DATE | YYYY/[M]M/[D]Dまたは、YYYY-[M]M-[D]D | []内は省略可 |
SQL_TIME | [H]H:[M]M:[S]S | []内は省略可 |
SQL_TIMESTAMP | YYYY/[M]M/[D]D [H]H:[M]M:[S]Sまたは、 | []内は省略可 |
注意
日付時間属性の日付と時間の間に半角の空白文字が1文字必要です。
区切り文字が空白文字の時、日付時間属性は利用できません。
扱える最大の行の長さについて
扱える行の最大の長さは、以下のとおりです。
バイナリファイル形式の表現で、32000バイトです。
CSVファイル形式の表現で、64000バイトです。
扱える最大の列数
扱える最大の列数は、32000です。
長さが0の可変長文字列データの扱いについて
バイナリファイル形式からCSVファイル形式への変換で、長さが0の可変長文字列データの扱いは、以下のとおりです。
列属性がvcharの場合、半角空白を1つ設定します。
列属性がvncharの場合、全角空白を1つ設定します。