Information Integratorで収集できるオブジェクト形式を以下に示します。
抽出したデータのInformation Integratorでのデータ形式
Salesforceオブジェクトの場合
Salesforceから抽出したデータは、UnicodeのUTF8、改行コードはCR+LFで扱います。また、抽出したCSVファイルの区切り文字は、「,」(カンマ)で扱います。
抽出可能なデータ型
Salesforceオブジェクトの場合
Salesforceオブジェクトの場合の、抽出可能なデータ型、およびInformation Integratorのデータ型との対応を以下の表に示します。
Salesforceオブジェクト形式のデータ型 (FieldType) | Information Integratorで対応するデータ型 | 備考 |
---|---|---|
string | SQL_VARCHAR | 文字列 |
boolean | SQL_VARCHAR | ブール値(true/false) |
int | SQL_INTEGER(注1) | 整数 Salesforceから抽出したデータには、ダブルクォーテーションが付与されます。 |
double | SQL_FLOAT(注1) | 浮動小数点 Salesforceから抽出したデータには、ダブルクォーテーションが付与されます |
date | SQL_DATE | 日付 YYYY-MM-DD (例)2010-04-08 Salesforceから協定世界時(UTC)が抽出されます。 |
datetime | SQL_VARCHAR(注2) | 日付/時間 Salesforceから協定世界時(UTC)が抽出されます。 |
base64 | SQL_LONGVARBINARY | BASE64 メタ収集時、Information Integratorの全桁数に5242880(固定値)が設定されます。ただし、オブジェクト抽出時のデータの桁数は、データごとにそれぞれ異なります。 |
ID | SQL_CHAR | ID |
reference | ×(注3) | 参照型 |
currency | SQL_FLOAT(注1) | 通貨(\10,000など) Salesforceから抽出したデータには、ダブルクォーテーションが付与されます |
textarea | SQL_VARCHAR | テキストエリア |
percent | SQL_FLOAT(注1) | パーセント(80%など) Salesforceから抽出したデータには、ダブルクォーテーションが付与されます |
phone | SQL_VARCHAR | 電話(000-111-2222など) メタ収集時、Salesforceが保持している(SalesforceのAPIで取得できる)桁数がInformation Integratorの全桁数として設定されます。 |
url | SQL_VARCHAR | URL メタ収集時、Salesforceが保持している(SalesforceのAPIで取得できる)桁数がInformation Integratorの全桁数として設定されます。 |
SQL_VARCHAR | 電子メール メタ収集時、Salesforceが保持している(SalesforceのAPIで取得できる)桁数がInformation Integratorの全桁数として設定されます。 | |
combobox | SQL_VARCHAR | コンボボックス |
picklist | SQL_VARCHAR | 選択リスト メタ収集時、Salesforceが保持している(SalesforceのAPIで取得できる)桁数がInformation Integratorの全桁数として設定されます。 |
multipicklist | SQL_VARCHAR | 選択リスト(複数選択) メタ収集時、Salesforceが保持している(SalesforceのAPIで取得できる)桁数がInformation Integratorの全桁数として設定されます。 |
anyType | SQL_VARCHAR | 任意のデータ型
|
×:利用不可
Information Integratorで対応するデータ型のデータ例は、“B.3 Information Integratorで対応するデータ型のデータ例”を参照してください。
注1)
Salesforceから抽出したデータには、ダブルクォーテーションが付与されます。そのため、収集データ(データチェック時の入力側のデータ)に対してデータチェックを行うことはできません。
注2)
日時のデータ「YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.nnnZ(年-月-日T時間:分:秒.ミリ秒 TおよびZは区切り文字)」を抽出した場合、データは、文字として扱われます(SQL_VARCHAR)。
日時データとして扱いたい場合は、Information Integratorが扱える形式「YYYY-MM-DD HH:MM:SS(年-月-日 時間:分:秒)」にデータを変換する必要があります。区切り文字およびミリ秒のデータを削除するアプリケーションを作成し、処理プラグインを組み込んでください。
注3)
メタ収集時にInformation Integratorで利用できない形式のデータ型が含まれていた場合、利用できない形式のメタを無効として、抽出可能なメタデータだけ収集します。メタ収集が完了した後、利用できないSalesforceオブジェクト形式のデータ型が含まれていたことを示す警告メッセージが出力されます。
参考
Information Integratorで抽出可能なSalesforceオブジェクトのデータ項目(Field)
Information Integratorで抽出可能なSalesforceオブジェクトのデータ項目(Field)は、以下のとおりです。
byteLength
digits
label
length
nillable
precision
scale
type
unique