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SystemwalkerIT Service Management Service Desk V13.4 導入ガイド

3.1 管理サーバのインストール

  1. [Systemwalker IT Service Management Service Desk メディアパック V13 (13.4.0) Disk No. 1/2]をCD-ROMドライブにセットします。

  2. エクスプローラーでCD-ROMの[Disk1]フォルダーにある[Setup.cmd]をダブルクリックします。


    注意

    インストールには管理者権限が必要です。Windowsの管理者権限があるユーザ(通常:Administrator)でログインしていることを確認してください。


  3. 以下のダイアログが表示されますので、[Next]ボタンをクリックします。



  4. 使用許諾についての確認画面が表示されます。
    内容については右スクロールバーで参照できますので、ご確認いただき、[I agree to the terms of the license agreement.]を選択して、[Next]ボタンをクリックします。


  5. インストール先のディレクトリを指定します。
    任意のディレクトリを設定し[Next]ボタンをクリックします。


  6. インストールの種類を選択します。
    [Custom Setup]を選択し[Next]ボタンをクリックします。


  7. インストールコンポーネントを選択します。
    以下の項目にチェックを入れ、[Next]ボタンをクリックします。
    AR System Server
    Email Engine
    Flashboards
    Mid-Tier
    AR System Clients
    BMC Remedy User
    BMC Remedy Alert
    BMC Remedy Developer Studio
    BMC Remedy Data Import

    各項目の詳細は、ITSMのパッケージ一覧を参照して下さい。
    尚、説明の無い選択項目については利用しませんので、選択しないで下さい。



  8. JRE PathとJDK Pathを指定します。[Next]ボタンをクリックします。


  9. AR System Serverが使用するTCPポート番号を指定します。[Next]ボタンをクリックします。

    • Java Plugin Server TCP Port Address
      本設定は利用しませんのでデフォルトの設定のままにして下さい。

    • Register with the Portmapper
      Yes: 空きポート番号が自動で選択されます。(ファイアーウォールを使用の場合Portmapperは利用できません。)
      No: 以下で使用するポート番号を指定してください。

      • AR System Server TCP Port Number
        Remedy AR System Serverが使用するポート番号を指定してください。

      • Register with the Portmapperを指定した場合はTCP Port Numberにポートが無い事を確認して下さい。(Port Numberが入っているとエラーになります)。

      • AR System Server Plugin TCP Port Number
        Remedy AR System ServerのPlug-In Serverが使用するポート番号を指定してください。


  10. Remedy AR System Serverで使用するデータベースの種類を選択して、[Next]ボタンをクリックします。
    以下、[Microsoft SQL Server]を選択した場合と[Oracle]を選択した場合に分けて説明します。


  11. データベースの情報を入力して、[Next]ボタンをクリックします。([Microsoft SQL Server]を選択した場合)
    データベース名、データベースユーザ、データベースユーザパスワードを入力してください。
    この条件で、データベースが作成されます。

    • Unicode Character Strings
      データベースをUnicodeで構築している場合のみチェックしてください。それ以外ではチェックを入れないで下さい。

    • Windows Authentication/SQL Server Authentication
      データベースの認証方法が[Windows認証]か[データベース認証]のいずれかを選択します。データベース認証の場合はデータベース管理者にデータベースの管理者権限のあるユーザー情報(ID、パスワード)をお問い合わせください。Windows認証の場合は本インストール作業をしているAdministrators権限のユーザーID(一般的にはadministrator)とパスワードが必要になります。

    • Host Name or IP Address
      データベースのホスト名かIPアドレスを入力します。

    • AR System Server DB Port
      データベースに接続するためのポート番号を設定します。

    • AR System Server DB Instance Name
      インスタンス名を設定します。通常はサーバ名を設定します。

    • AR System Server DB Name
      Microsoft SQL Server上に作成するRemedy AR System Serverのデータベース名を入力します。デフォルト値は[ARSystem]です。

    • Windows Login ID(Windows Authenticationの場合)
      ログインユーザのIDが自動でセットされます。

    • Windows Password(Windows Authenticationの場合)
      ログインユーザのパスワードを入力します。

    • Confirm Windows Password(Windows Authenticationの場合)
      確認のため、ログインユーザのパスワードを再入力します。


      図3.1 Windows Authenticationの場合


    • AR System Server DB Login ID(SQL Server Authenticationの場合)
      データベースにアクセスするためのログインIDを指定します。通常[sa]です。

    • AR System Server DB Password(SQL Server Authenticationの場合)
      データベースにアクセスするためのパスワードを入力します。[1.3.1のデータベースサーバ準備 DBサーバとしてMicrosoft SQL Serverを使用する場合]データベース管理者(sa)のパスワードを入力します。

    • Confirm Password(SQL Server Authenticationの場合)
      確認のため、パスワードを再入力します。


      図3.2 SQL Server Authenticationの場合



  12. データベースの情報を入力して、[Next]ボタンをクリックします。([Oracle]を選択した場合)
    データベース名、データベースユーザ、データベースユーザパスワードを入力してください。
    この条件で、データベースが作成されます。

    • Host Name or IP Address
      データベースのホスト名かIPアドレスを入力します。

    • Oracle Listener Port
      データベースに接続するためのポート番号を設定します。[1521]を指定してください。

    • Oracle Connection Identifier
      Oracle グローバル・データベース名を入力してください。

    • Oracle SID
      Oracle グローバル・データベース名を入力してください。

    • AR System Server DB Login ID
      AR Systemで使用するユーザーを指定します。(任意)登録時にDBにユーザーを作成します。


    注意

    Oracleインストール手順に従っての手順であれば、グローバル・データベース名で問題ありませんが、詳細に調整されている場合は、それぞれに適切な値を指定する必要があります。



  13. 必要最低RAM容量が512MBである旨のメッセージが表示されます。[Next]ボタンをクリックします。


  14. AR System Serverの管理者情報を入力します。[Next]ボタンをクリックします。

    • AR System Server Administrator Name
      必須入力です。[Demo]と入力します、[Demo]以外のIDを指定しないでください。

    • AR System Server Password
      必須入力です。

    • AR System Server TCP Port
      Remedy Userツールから接続するポートを設定します。手順9でPortmapperを利用する設定にした場合は指定できません。

    • AR System server name alias
      自動でセットされます。

    • Host Name or IP address
      ホスト名かIPアドレスを入力して下さい。


    注意

    以下の値は、AR System Serverにログインするときに必要になるため、忘れないようにしてください。

    AR System Server Administrator Name :Demo(固定)

    AR System Server Password:パスワード

    AR System Server TCP Port: TCP Port(指定した場合)



  15. 作成するデータベース容量を指定して、[Next]ボタンをクリックします。

    • AR System Server DB Name
      作成するデータベース名を指定します。デフォルトはARSystemになります。特にこだわらない場合は変更しないで下さい。

    • Datafile Name
      作成するデータベースファイル名をフルパス名で指定します。特にこだわらない場合は変更しないで下さい。

    • Datafile Size (MB)

      データベースファイルの初期容量をMB単位で指定します。

      以下の式で必要な容量を見積もることができます。

      1案件=30KB (*1)

      例)1日150件のインシデントを発行し、一年間の使用の場合

      30KB×150件×30日×12ヶ月=1.7GB(1年で)


      (*1)案件にファイルが添付されている場合添付ファイルの平均サイズも見積もる必要があります。

      一般的には初めから大きな容量は作成せず、データベース側の[自動拡張機能]を利用し、DBサイズがフルになってきたら自動的に拡張する機能を利用し運用することをお勧めします。

    • Logfile Name
      ログファイルの格納先を指定します。

    • Logfile Size (MB)
      ログファイルの初期容量をMB単位で指定します。
      ログファイルの容量はDatafile Sizeの20%のサイズを指定することをお勧めします。


  16. Remedy AR System ServerのオプションモジュールがRemedy AR System Serverにアクセスする際のパスワードを指定します。
    本パスワードは、他のモジュールのインストール時に必要です。忘れないようにしてください。
    [Next]ボタンをクリックします。

    • Local DSO User Password
      本項目は利用しませんが、空白だとインストーラーが進みませんので任意のパスワードを入力して下さい。

    • Application Service Password
      Remedy E-mail Engineのオプションモジュールとの接続に利用するパスワードです。後にシステム保守や設定変更の際に必要となりますので覚えておいてください。

    • Mid-Tier Administration Password
      Remedy Mid-Tierとの接続に利用するパスワードです。Mid-Tierの設定変更などで必要となりますので、覚えておいて下さい。


  17. AR Serverのサービスを自動起動するか、手動起動するかを指定します。
    自動起動する場合は、[Automatic Startup]を選択してください。手動起動の場合は[Manual Startup]を選択してください。
    [Next]ボタンをクリックします。


  18. 使用する言語を選択します。
    チェックボックスを[Japanese]、Dataにも[Japanese]を選択し、[Next]ボタンをクリックします。


  19. RMI PortとRPC Program Numberを設定します。

    Flashboards Server RPC Program NumberとE-mail Engine RPC Program Numberは特に設定がなければ自動的に割り振ります。

    RMI PortについてはITSMでは利用していませんので、そのまま[Next]ボタンをクリックして進んで下さい。


  20. E-mailサーバの動作設定画面が表示されます。
    Remedy Email Engineを使用して、E-Mailを受信/送信する際のプロトコルを指定します。
    [Next]ボタンをクリックします。


  21. E-Mailサーバの受信設定画面が表示されます。
    受信メールサーバの接続設定を指定して、[Next]ボタンをクリックします。

    • Mailbox Name
      本項目は"AREmail_In"と自動でセットされます。変更する必要はありません。

    • Server Name or IP Address
      受信メールサーバのホスト名、またはIPアドレスを指定します。

    • Server Port
      メールサーバのポート番号を指定します。通常、POP3ポート番号は110です。

    • SSL?
      本機能は利用しません。

    • Server User Name
      サーバで登録されているユーザー名を入力します。

    • Server Password
      ユーザーのパスワードを入力します。


  22. E-mailサーバの送信設定画面が表示されます。
    送信メールサーバの接続設定を指定して、[Next]ボタンをクリックします。

    • Mailbox Name
      本項目は"AREmail_Out"と自動でセットされます。変更する必要はありません。

    • Display Name
      本項目は"AREmail"と自動でセットされます。変更する必要はありません。

    • Email Address
      ITSMが送信元となる場合のメールアドレスを指定します。

    • Server Name or IP Address
      送信サーバのホスト名、またはIPアドレスを指定します。

    • Server Port
      メールサーバのポート番号を指定します。通常、SMTPポート番号は25です。

    • SSL?
      本機能は利用しません。

    • Server User Name
      サーバで登録されているユーザー名を入力します。

    • Server Password
      ユーザーのパスワードを入力します。


  23. AR System Serverを指定します。以下の項目を入力し、[Next]ボタンをクリックします。

    • AR System Servers
      AR System Serverのホスト名は自動でセットされます。

    • TCP Port
      手順7でAR System Serverが使用するTCPポート番号を指定した場合は、指定したTCPポート番号を入力してください。尚、Portmapperを使用して自動でポートを割り付ける設定をしている場合は、本項目は入力する必要はありません。

    • Mid Tier Admin Password
      自動でセットされている場合入力する必要がありません。自動でセットされていない場合、手順13.にて指定した[Mid-Tier Administration Password]を入力します。


  24. 使用するWebサーバを選択し、[Next]ボタンをクリックします。


  25. 使用するJSPエンジンを選択します。
    ITSMではTomcatを推奨していますので、[Tomcat]を選択し[Next]ボタンをクリックします。



  26. Tomcatを新規にインストールする確認メッセージが表示されます。
    ここでは、Tomcatを新たにインストールするため、[Yes]を選択し[Next]ボタンをクリックします。



  27. Tomcatのインストールディレクトリを指定します。
    特に指定が無い場合はデフォルトのまま[Next]ボタンをクリックして下さい。


  28. Tomcatの環境設定をします。

    • Initial Memory Pool(MB)
      512MBを推奨します。

    • Maximum Memory Pool(MB)
      1024MBを推奨します。管理サーバの実装のメモリ容量が4096MBより多い場合は、1536MBを設定して下さい。

    • HTTP Port
      システム設計者に確認し任意のPortを指定して下さい。特に無ければデフォルトの[8080]を使用して下さい。


  29. [Preference Server]と[Homepage Server]、[Data Visualization Module Server]指定画面が表示されます。それぞれにサーバ名を選択し、[Next]ボタンをクリックします。



  30. Crystal Reportsに関する設定画面が表示されますが、本機能は使用しないため設定は不要です。
    そのまま[Next]ボタンをクリックします。



  31. BMC Remedy Developer Studioのワークスペースを入力し、[Next]ボタンをクリックします。



  32. Remedy Userのホームディレクトリを指定します。[Next]ボタンをクリックします。


  33. Remedy Userが使用する言語を選択します。
    [Japanese]をチェックして、[Next]ボタンをクリックします。


  34. インストールの概要が表示されます。
    これまでの入力値を確認し、問題がなければ[Next]ボタンをクリックします。これ以降、インストールがスタートします。



  35. インストールが開始されます。



  36. インストール終了画面が表示されます。
    [Done]ボタンをクリックして、インストールを完了してください。