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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)

D.3.3 ネーミングサービス

  (3) ネーミングサービスのサンプルプログラムの実行例を説明します。

種別

フォルダ  (注1)

備考

ネーミングサービス/listメソッド

%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.C\naming\list
%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.C++\naming\list

C
C++

ネーミングサービス/bind, resolve, destroyメソッド

%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.C\naming\bind, resolve, destroy
%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.C++\naming\bind, resolve, destroy

C
C++

注1)
  ここで使用している環境変数は以下のとおりです。なお、Interstageのインストールフォルダはデフォルトです。

環境変数

OD_SAMPLES

C:\Interstage\ODWIN\src\sample


D.3.3.1 ネーミングサービス/listメソッド

<作成>

Microsoft(R) Visual Studio(R)を使用する場合

  アプリケーションの作成手順として、Microsoft(R) Visual Studio(R) 2005を使用したときの実行例を以下に示します。

1-a.アプリケーションのビルドWindows Server(R) for Itanium-based Systemsの場合)

  サンプルアプリケーションフォルダ一式をVisual Studio(R)がインストールされた環境にコピーします。この環境において、エクスプローラなどからソリューション(.sln)ファイルをダブルクリックしてVisual Studio(R)を起動し、以下の手順でビルドします。

  1. 起動されたVisual Studio(R)のメニューバーから「ビルド」-「構成マネージャ」を選択し、「アクティブ ソリューション構成」で「Release」を選択します。また、「アクティブ ソリューション プラットフォーム」で「Itanium」を選択します。
      

  2. Visual Studio(R)のメニューバーから「ビルド」-「ソリューションのビルド」を選択してアプリケーションを作成します。
    ビルド時に警告メッセージが出力されることがありますが、動作上は問題ありません。
      

  その後、サンプルアプリケーションフォルダ一式をInterstageがインストールされた環境にコピーします。

1-b.アプリケーションのビルド(Windows Server(R) x64 Editionsの場合)

  エクスプローラなどからソリューション(.sln)ファイルをダブルクリックしてVisual Studio(R)を起動し、以下の手順でビルドします。

  1. 起動されたVisual Studio(R)のメニューバーから「ビルド」-「構成マネージャ」を選択し、「アクティブ ソリューション構成」で「Release」を選択します。また、「アクティブ ソリューション プラットフォーム」で「x64」を選択します。
      

  2. Visual Studio(R)のメニューバーから「ビルド」-「ソリューションのビルド」を選択してアプリケーションを作成します。
    ビルド時に警告メッセージが出力されることがありますが、動作上は問題ありません。
      

Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003を使用する場合

  サーバアプリケーションの作成手順として、Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003を使用したときの実行例を以下に示します。

  本手順は、Windows Server(R) for Itanium-based Systemsのみ実行可能です。

1.アプリケーションのビルド

  「Microsoft Platform SDK Windows Server 2003 IA64-bit IE 6.0 RETAIL Build Environment」を起動し、サンプルアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、makファイルに対してnmakeコマンドを実行して、サーバアプリケーションをビルドします。
  ビルド時に警告メッセージが出力されることがありますが、動作上は問題ありません。

  nmake /f list.mak


<実行>

  作成したアプリケーションの実行手順を以下に示します。

1. アプリケーションの登録

  コマンドプロンプトを起動し、サンプルアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、registar.batを実行して、サンプルプログラムを実行するために必要なインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを登録します。

  register.bat

2. アプリケーションの起動

  exec-CL.batを実行して、アプリケーションを起動し、結果を確認します。

  exec-CL.bat

3. アプリケーションの登録削除

  unregister.batを実行して、不要となったサンプルプログラムのインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを削除します。

  unregister.bat


D.3.3.2 ネーミングサービス/bind, resolve, destroyメソッド

<作成>

  “D.3.3.1 ネーミングサービス/listメソッド”の<作成>を参照してください。
  bind, resolve, destroyのそれぞれについてビルドを行ってください。


<実行>

  作成したアプリケーションの実行手順を以下に示します。

1. アプリケーションの登録

  コマンドプロンプトを起動し、bindフォルダへ現フォルダを移動します。その後、registar.batを実行して、サンプルプログラムを実行するために必要なインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを登録します。

  register.bat

2. bindメソッドアプリケーションの起動

  exec-CL.batを実行して、bindメソッドアプリケーションを起動します。アプリケーションが正常に動作したときは、何も出力されません。

  exec-CL.bat

3. resolveメソッドアプリケーションの起動

  コマンドプロンプトにおいて、resolveフォルダへ現フォルダを移動します。その後、exec-CL.batを実行して、resolveメソッドアプリケーションを起動します。アプリケーションが正常に動作したときは、何も出力されません。

  exec-CL.bat

4. destroyメソッドアプリケーションの起動

  コマンドプロンプトにおいて、destroyフォルダへ現フォルダを移動します。その後、exec-CL.batを実行して、destroyメソッドアプリケーションを起動します。アプリケーションが正常に動作したときは、何も出力されません。

  exec-CL.bat

5. アプリケーションの登録削除

  コマンドプロンプトにおいて、bindフォルダへ現フォルダを移動します。その後、unregister.batを実行して、不要となったサンプルプログラムのインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを削除します。

  unregister.bat