(1) 静的インタフェースのサンプルプログラムの実行例を説明します。
種別 | フォルダ (注1) | 備考 |
---|---|---|
%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.C\data\*\*_s, *_c | (注2) | |
%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.C++\data\*\*_s, *_c | (注2) | |
%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.Java\data\* |
| |
%OD_SAMPLES%\CalcSample\c_s, c_c | (注2) | |
%OD_SAMPLES%\CalcSample\c++_s, c++_c | (注2) | |
%OD_SAMPLES%\CalcSample\java |
|
注1)
ここで使用している環境変数は以下のとおりです。なお、Interstageのインストールフォルダはデフォルトです。
環境変数 | 値 |
---|---|
OD_SAMPLES | C:\Interstage\ODWIN\src\sample |
注2)
フォルダ名の最後に_sの付くフォルダがサーバアプリケーションフォルダ、_cの付くフォルダがクライアントアプリケーションフォルダです。それぞれフォルダ名が一致する_s、_cフォルダの組み合わせで使用します。
<作成/サーバ>
Microsoft(R) Visual Studio(R)を使用する場合
サーバアプリケーションの作成手順として、Microsoft(R) Visual Studio(R) 2005を使用したときの実行例を以下に示します。
コマンドプロンプトを起動し、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、IDLコンパイルを実行して、スケルトンを作成します。
IDLc simple.idl |
サーバアプリケーションフォルダ一式をVisual Studio(R)がインストールされた環境にコピーします。この環境において、エクスプローラなどからソリューション(.sln)ファイルをダブルクリックしてVisual Studio(R)を起動し、以下の手順でビルドします。
起動されたVisual Studio(R)のメニューバーから「ビルド」-「構成マネージャ」を選択し、「アクティブ ソリューション構成」で「Release」を選択します。また、「アクティブ ソリューション プラットフォーム」で「Itanium」を選択します。
Visual Studio(R)のメニューバーから「ビルド」-「ソリューションのビルド」を選択してサーバアプリケーションを作成します。
ビルド時に警告メッセージが出力されることがありますが、動作上は問題ありません。
その後、サーバアプリケーションフォルダ一式をInterstageがインストールされた環境にコピーします。
エクスプローラなどからソリューション(.sln)ファイルをダブルクリックしてVisual Studio(R)を起動し、以下の手順でビルドします。
起動されたVisual Studio(R)のメニューバーから「ビルド」-「構成マネージャ」を選択し、「アクティブ ソリューション構成」で「Release」を選択します。また、「アクティブ ソリューション プラットフォーム」で「x64」を選択します。
Visual Studio(R)のメニューバーから「ビルド」-「ソリューションのビルド」を選択してサーバアプリケーションを作成します。
ビルド時に警告メッセージが出力されることがありますが、動作上は問題ありません。
Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003を使用する場合
サーバアプリケーションの作成手順として、Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003を使用したときの実行例を以下に示します。
本手順は、Windows Server(R) for Itanium-based Systemsのみ実行可能です。
「Microsoft Platform SDK Windows Server 2003 IA64-bit IE 6.0 RETAIL Build Environment」を起動し、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、IDLコンパイルを実行して、スケルトンを作成します。
IDLc simple.idl |
makファイルに対してnmakeコマンドを実行して、サーバアプリケーションをビルドします。
ビルド時に警告メッセージが出力されることがありますが、動作上は問題ありません。
nmake /f any_s.mak |
<作成/クライアント>
Microsoft(R) Visual Studio(R)を使用する場合
クライアントアプリケーションの作成手順として、Microsoft(R) Visual Studio(R) 2005を使用したときの実行例を以下に示します。
コマンドプロンプトにおいて、上記で作成したサーバアプリケーションに対応したクライアントアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、IDLコンパイラを実行してスタブを作成します。
IDLc simple.idl |
クライアントアプリケーションフォルダ一式をVisual Studio(R)がインストールされた環境にコピーします。この環境において、エクスプローラなどからソリューション(.sln)ファイルをダブルクリックしてVisual Studio(R)を起動し、以下の手順でビルドします。
起動されたVisual Studio(R)のメニューバーから「ビルド」-「構成マネージャ」を選択し、「アクティブ ソリューション構成」で「Release」を選択します。また、「アクティブ ソリューション プラットフォーム」で「Itanium」を選択します。
Visual Studio(R)のメニューバーから「ビルド」-「ソリューションのビルド」を選択してサーバアプリケーションを作成します。
ビルド時に警告メッセージが出力されることがありますが、動作上は問題ありません。
その後、クライアントアプリケーションフォルダ一式をInterstageがインストールされた環境にコピーします。
エクスプローラなどからソリューション(.sln)ファイルをダブルクリックしてVisual Studio(R)を起動し、以下の手順でビルドします。
起動されたVisual Studio(R)のメニューバーから「ビルド」-「構成マネージャ」を選択し、「アクティブ ソリューション構成」で「Release」を選択します。また、「アクティブ ソリューション プラットフォーム」で「x64」を選択します。
Visual Studio(R)のメニューバーから「ビルド」-「ソリューションのビルド」を選択してサーバアプリケーションを作成します。
ビルド時に警告メッセージが出力されることがありますが、動作上は問題ありません。
Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003を使用する場合
クライアントアプリケーションの作成手順として、Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003を使用したときの実行例を以下に示します。
本手順は、Windows Server(R) for Itanium-based Systemsのみ実行可能です。
「Microsoft Platform SDK Windows Server 2003 IA64-bit IE 6.0 RETAIL Build Environment」において、クライアントアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、IDLコンパイルを実行して、スタブを作成します。
IDLc simple.idl |
makファイルに対してnmakeコマンドを実行して、クライアントアプリケーションをビルドします。
ビルド時に警告メッセージが出力されることがありますが、動作上は問題ありません。
nmake /f any_c.mak |
<実行>
作成したアプリケーションの実行手順を以下に示します。
コマンドプロンプトにおいて、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、registar.batを実行して、サンプルプログラムを実行するために必要なインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを登録します。
register.bat |
exec-SV.batを実行して、サーバアプリケーションを起動します。
start exec-SV.bat |
コマンドプロンプトにおいて、クライアントアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、exec-CL.batを実行して、クライアントアプリケーションを起動し、出力結果を確認します。入力を求められた場合、値を入力します。
exec-CL.bat |
コマンドプロンプトにおいて、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、stop-SV.batを実行して、サーバアプリケーションを停止します。
stop-SV.bat |
unregister.batを実行して、不要となったサンプルプログラムのインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを削除します。
unregister.bat |
各種データ型のサーバアプリケーションは、ワークユニット上で動作させることも可能です。
サーバアプリケーションをワークユニット上で動作させる場合、“2. サーバアプリケーションの起動”においてexec-SV.batを使用せず、以下を実行します。
simple.wuの以下の項目をインストール環境に合わせます。
[Control Option]
Path: インストールフォルダを修正します。
Current Directory: カレントフォルダとして使用するフォルダ名に修正します。
isaddwudefコマンドを実行して、ワークユニット定義を登録します。
isaddwudef simple.wu |
isstartwuコマンドを実行して、ワークユニットを起動します。
isstartwu ODSAMPLE |
また、“4. サーバアプリケーションの終了”においてstop-SV.batを使用せず、以下を実行します。
isstopwuコマンドを実行して、ワークユニットを停止します。
isstopwu ODSAMPLE |
isdelwudefコマンドを実行して、ワークユニット定義を削除します。
isdelwudef ODSAMPLE |
exception のサンプルプログラムを実行すると、以下のようなメッセージが出力されますが、これはサンプルプログラムの出力であり、システムや内部で異常が発生したことによるものではありません。
ret = [10] |
<作成/サーバ>
“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”の<作成/サーバ>を参照してください。
ただし、スケルトンの作成では、以下を実行してください。
IDLc -vcpp simple.idl |
<作成/クライアント>
“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”の<作成/クライアント>を参照してください。
ただし、スタブの作成では、以下を実行してください。
IDLc -vcpp simple.idl |
<実行>
“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”の<実行>を参照してください。
各種データ型のサーバアプリケーションは、ワークユニット上で動作させることも可能です。
サーバアプリケーションをワークユニット上で動作させる場合は、“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”のポイントを参照してください。
exception のサンプルプログラムを実行すると、以下のようなメッセージが出力されますが、これはサンプルプログラムの出力であり、システムや内部で異常が発生したことによるものではありません。
10 |
<作成>
サーバアプリケーションの作成手順を以下に示します。
コマンドプロンプトを起動し、環境変数CLASSPATHを設定します。
set CLASSPATH=.;C:\Interstage\ODWIN\etc\Class\ODjava4.jar;%CLASSPATH% |
注)
環境変数CLASSPATHは、インストール時にODjava4.jarが設定されます。使用するJDK, JREを変更した場合は、JDK, JREのバージョンに合わせて環境変数CLASSPATHも変更してください。
コマンドプロンプトにおいて、サンプルアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、make.batを実行してアプリケーションをコンパイルします。
make.bat |
<実行>
“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”の<実行>を参照してください。この際、上記の“環境変数の設定”を行ったコマンドプロンプトを使用してください。
各種データ型のサーバアプリケーションは、ワークユニット上で動作させることも可能です。
サーバアプリケーションをワークユニット上で動作させる場合は、“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”のポイントを参照してください。
ただし、simple.wuの修正は以下のように実施してください。
[Control Option]
Path: 使用するJDK, JREのバージョンに合わせてインストールフォルダを修正します。
Current Directory: カレントフォルダとして使用するフォルダ名に修正します。
[Application Program]
CLASSPATH for Application: インストールフォルダを修正します。
“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”を参照してください。
サンプルプログラムを実行すると、以下のようなメッセージが出力されますが、これはサンプルプログラムの出力であり、システムや内部で異常が発生したことによるものではありません。
env_check: ODdemo_calculator_calculate fails |
“D.3.1.2 静的インタフェース/各種データ型(C++言語)”を参照してください。
サンプルプログラムを実行すると、以下のようなメッセージが出力されますが、これはサンプルプログラムの出力であり、システムや内部で異常が発生したことによるものではありません。
Exception raised! |
クライアントマシン上では、Internet ExplorerにJBKプラグインをインストールしておいてください。
また、四則演算(Java)では以下のいずれかをサーバアプリケーションとして使用します。
種別 | フォルダ (注1) |
---|---|
%OD_SAMPLES%\CalcSample\c_s | |
%OD_SAMPLES%\CalcSample\c++_s |
注1)
ここで使用している環境変数は以下のとおりです。なお、Interstageのインストールフォルダはデフォルトです。
環境変数 | 値 |
---|---|
OD_SAMPLES | C:\Interstage\ODWIN\src\sample |
<作成/サーバ>
D.3.1.4 静的インタフェース/四則演算(C言語)のアプリケーションを使用する場合は“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”の<作成/サーバ>を、D.3.1.5 静的インタフェース/四則演算(C++言語)のアプリケーションを使用する場合は“D.3.1.2 静的インタフェース/各種データ型(C++言語)”の<作成/サーバ>を参照してください。
<作成/クライアント>
クライアントアプリケーションの作成手順を以下に示します。
コマンドプロンプトを起動し、環境変数CLASSPATHを設定します。
set CLASSPATH=.;C:\Interstage\ODWIN\etc\Class\ODjava4.jar;%CLASSPATH% |
注)
環境変数CLASSPATHは、インストール時にODjava4.jarが設定されます。使用するJDK, JREを変更した場合は、JDK, JREのバージョンに合わせて環境変数CLASSPATHも変更してください。
サーバマシンにおいてコマンドプロンプトを起動し、サンプルアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、make.batを実行してJavaクライアントのためのスタブなどを作成します。
make.bat |
apl-compile.batを実行してJavaのソースをコンパイルします。
apl-compile.bat |
サンプルアプリケーションフォルダ配下にあるすべてのファイルをクライアントマシンの作業用フォルダ配下へコピーします(クライアントマシンへのコピーは、ファイル共有およびエクスプローラなどを利用して行ってください)。
Javaライブラリ(ODjava4.jar)、アプリケーション格納フォルダに権限を設定します。
詳細については、“5.5.3 Javaライブラリに対する権限の設定”を参照してください。
<実行>
作成したアプリケーションの実行手順を以下に示します。
サーバマシンのコマンドプロンプトにおいて、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、registar.batを実行して、サンプルプログラムを実行するために必要なインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを登録します。
register.bat |
exec-SV.batを実行して、サーバアプリケーションを起動します。
start exec-SV.bat |
クライアントマシンにおいてブラウザを起動します。エクスプローラから作業フォルダ配下のhtmlファイルをダブルクリックして、ブラウザを起動します。その後、入力画面から数値や文字を入力して“OK”ボタンをクリックし、結果を確認します。
サーバマシンのコマンドプロンプトにおいてstop-SV.batを実行して、サーバアプリケーションを停止します。
stop-SV.bat |
unregister.batを実行して、不要となったサンプルプログラムのインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを削除します。
unregister.bat |