サンプルプログラムを使用するときに注意すべき点を以下に示します。
サンプルプログラムを使用するときは、アプリケーション開発環境が必要です。Interstageがサポートするアプリケーション開発環境については、“使用上の注意”を参照してください。
Java言語のCORBAアプリケーションをコンパイル、実行するためには、環境設定を行う必要があります。ORBの指定については“5.4.2 ORB(Object Request Broker)の指定”を、クライアントの環境設定については“5.5 クライアントの環境設定(プレインストール型Javaライブラリ)”または“5.6 クライアントの環境設定(Portable-ORB)”を、サーバの環境設定については“5.7 サーバの環境設定”を参照してください。なお、環境設定を行わない場合、サンプルプログラムを正常に動作させることはできません。
サンプルプログラムは、ネーミングサービスとインタフェースリポジトリを使用します。そのため、事前にネーミングサービスとインタフェースリポジトリキャッシュサーバが起動されている必要があります。
IDLコンパイルを実行する場合にIDLファイルの拡張子が大文字の場合は、小文字にして実行させます。また、IDLファイル名がすべて大文字の場合も同様です。
サンプルプログラムはpersistent型として作成されています。ネーミングサービスとインタフェースリポジトリサービスは、インタフェースプログラミングです。
Linux for Intel64(32ビット互換)版Interstage Application Serverでアプリケーションを作成する場合は、gcc/g++コマンドに“-m32 -mtune=i386”オプションを指定する必要があります。
プロセスモード、およびCOBOLのサンプルプログラムを使用するときは、環境変数LD_LIBRARY_PATHの設定が必要です。詳細は、“2.2.1 スレッドモードとプロセスモード”を参照してください。
“D.4 実行手順(Solaris/Linux)”における実行例は、カレントディレクトリにパスが通っていることを前提としています。