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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)

5.3.5 インプリメンテーションリポジトリの登録

  インプリメンテーションリポジトリにサーバアプリケーション情報を登録するために、OD_impl_instコマンドを使用します。OD_impl_instコマンドでの登録処理の例と指定する情報について以下に示します。

  OD_impl_inst -ax def

-ax def

  定義ファイルで指定した定義情報でサーバアプリケーション情報を登録することを示します。


defファイルの内容

rep_id = IDL:ODdemo/calculator:1.0
type = persistent
mode = SYNC_END
iswitch = ON
proc_conc_max = 1
thr_conc_init = 1
ior = 1.1
locale = UNICODE

rep_id = IDL:ODdemo/calculator:1.0

  インプリメンテーションリポジトリIDを指定します。

type = persistent

  サーバタイプを指定します。Javaサーバアプリケーションの場合は、persistentを指定します。

mode = SYNC_END

  リクエスト受付準備完了通知のモードです。Javaサーバアプリケーションの場合は、SYNC_ENDを指定します。

iswitch = ON

  サーバアプリケーションがクライアントアプリケーションごとにインスタンスデータを保持するかどうかを指定します(ON,OFF)。
  アプリケーション形態としてFactory方式およびユーザインスタンス管理方式をとる場合は、ONを指定してください。
  アプリケーション形態については、“5.12.1 アプリケーション形態の種別”を参照してください。

proc_conc_max = 1

  プロセス最大多重度を指定します。

thr_conc_init = 1

  スレッド初期多重度を指定します。省略時は16です。

ior = 1.1

  連携するIORのバージョンを指定します。locale = UNICODEを指定する場合は、1.1を指定してください(省略時1.0)。

locale = UNICODE

  サーバアプリケーションのコード系を指定します。日本語データを扱う場合は、UNICODEを指定してください。その他のコード系は、指定できません。
  なお、使用するJDKのバージョンによって、取り扱うUNICODEのバージョンが異なる場合があるため、注意してください。