[説明]
アプリケーション情報を指定します。
[形式]
[Application Program]
Executable File: | 実行ファイル名 |
Concurrency: | プロセス多重度 |
Maximum Processing Time: | アプリケーション最大処理時間 |
Terminate Process for Time out: | 最大処理時間超過時強制停止の有無 |
Maximum Processing Time for Exit Program: | 出口プログラム最大処理時間 |
Maximum Queuing Message: | 最大キューイング数 |
Queuing Message To Notify Alarm: | 監視キューイング数 |
Queuing Message To Notify Resumption: | 監視再開キューイング数 |
Environment Variable: | 環境変数 |
CLASSPATH for Application: | アプリケーション使用クラスパス |
Exit Program for Process Salvage: | プロセス回収出口プログラム名 |
Executable File of Exit Program for Salvage: | プロセス回収出口プログラム実行ファイル名 |
Exit Program for Terminating Process: | プロセス停止出口プログラム名 |
Param for Executable File: | 起動パラメタ |
Reset Time for Application Retry Count: | リトライカウントリセット時間 |
Request Assignment Mode: | 要求メッセージ振り分け方式 |
Impl ID: | インプリメンテーションリポジトリID |
Buffer Number: | 通信バッファ数 |
Buffer Size: | 通信バッファ長 |
Path: | アプリケーションパス |
[構文規則]
[Application Program]セクションは最大256個まで指定できます。
“Environment Variable”ステートメントは複数指定することができます。その場合、すべての“Environment Variable”ステートメントで指定した文字列の合計が4096バイト以内でなければなりません。
“Environment Variable”ステートメントの設定内容には、行末の改行コード分(2バイト)が文字列の長さに自動的に加算されます。
[Application Program]セクションの“Executable File of Exit Program for Salvage”ステートメントには、[Application Program]セクションの“Executable File”ステートメントで指定したファイル名は指定できません。
ワークユニット種別が“CORBA”の場合、以下のステートメントは必須です。
“Executable File”ステートメント
“Impl ID”ステートメント
ワークユニット種別が“UTY”の場合、以下のステートメントは必須です。
“Executable File”ステートメント
[備考]
[Application Program]セクションの“Environment Variable”ステートメントで指定された環境変数と[Control Option]セクションの“Environment Variable”ステートメントで指定された環境変数が同じ場合は、[Application Program]セクションの“Environment Variable”ステートメントで指定された環境変数が使用されます。
[Application Program]セクションと[Control Option]セクションの両方に“Executable File of Exit Program for Salvage”ステートメントを記述した場合、[Application Program]セクションに記述した定義内容が、有効となります。
[説明]
ワークユニット種別が、“CORBA”または“UTY”の場合は、アプリケーションの実行モジュール名を設定します。またアプリケーションがJava言語の場合は、Java実行体名(Windowsの場合は“java.exe”、Solaris/Linuxの場合は“java”)を指定します。
31バイト以内の制御文字(ShiftJISの0x00~0x1f,0x7f)を除く文字列で指定します。ただし、半角英文字の大文字と小文字、全角文字の大文字と小文字は区別されません。
31バイト以内の空白文字と半角カナ文字を除く文字列で指定します。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA, UTY |
省略可否 | 省略不可 |
(注) “UTY”はSolaris、Linuxでサポートされており、Windowsでは未サポートです。
[説明]
アプリケーションのプロセス多重度を設定します。
本ステートメントには、1~255の整数値を指定することができます。
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、省略値として1が設定されます。
なお、CORBAワークユニットの場合は、インプリメンテーションリポジトリ定義のプロセス最大多重度数より小さい値を設定する必要があります。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA, UTY |
省略可否 | 省略可能 |
(注) “UTY”はSolaris、Linuxでサポートされており、Windowsでは未サポートです。
[説明]
アプリケーションの最大処理時間の監視値(秒)を設定します。
0~86400の整数値。
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、または0を指定した場合は時間監視を行いません。
アプリケーションの処理時間が本ステートメントで指定された時間を超過した場合、出口プログラムが動作しているプロセスを強制停止します。ただし、ワークユニット種別が“CORBA”の場合で、“Terminate Process for Time out”ステートメントに“NO”が設定されている場合は、プロセスの強制停止は行いません。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA |
省略可否 | 省略可能 |
[説明]
アプリケーションの最大処理時間超過時に、当該アプリケーションが存在するプロセスを強制停止するかどうかを指定します。
“YES”:プロセスを強制停止する
“NO”: プロセスを停止しない
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、省略値として“YES”が設定されます。
なお、本ステートメントは“Maximum Processing Time”ステートメントに0以外の値が設定された場合のみ有効となります。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA |
省略可否 | 省略可能 |
[説明]
出口プログラムの最大処理時間の監視値(秒)を設定します。
1~1800の整数値。
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、[Control Option]セクションの同名のステートメント指定値が使用されます。
本ステートメントを省略し、かつ、[Control Option]セクションの同名のステートメントを省略した場合、省略値として300が設定されます。
本ステートメントの値は以下の各出口プログラムに対して有効です。また、各出口プログラムの処理時間が指定された時間を超過した場合は、出口プログラムが動作しているプロセスを強制停止します。
プロセス回収出口プログラム
時間超過した場合も、ワークユニット停止処理は継続します。
プロセス停止出口プログラム
時間超過した場合も、ワークユニット停止処理は継続します。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA, UTY |
省略可否 | 省略可能 |
(注) “UTY”はSolaris、Linuxでサポートされており、Windowsでは未サポートです。
[説明]
キューに滞留できる最大キュー数を設定します。監視キューイング数が設定されており、かつ、滞留キュー数が、この値を超過するとアラーム通知します。
0~2147483647の整数値を設定することができます。
また設定値は、“BufferNumber”より小さい値を設定する必要があります。
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、または0を指定した場合は制限なしとみなします。この場合、最大キューイング数超過時のアラーム通知を行いません。
また、本ステートメントが指定されていても、監視キューイング数が省略された場合は、最大キューイング数超過のアラーム通知は行いません。
ワークユニット種別が“CORBA”の場合、使用するバッファが枯渇するまでキューイングされます。バッファについては、“CORBAアプリケーションのバッファ制御”を参照してください。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA |
省略可否 | 省略可能 |
[説明]
アラーム通知を行う滞留キュー数を設定します。滞留キュー数が、この値になるとアラーム通知します。
1~2147483647の整数値。
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、アラーム通知は行いません。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA |
省略可否 | 省略可能 |
[説明]
アラーム通知の監視を再開する滞留キュー数を設定します。滞留キュー数が監視キューイング数を超えた後、本設定値と同じになった時に、滞留キュー数の監視を再開します。
0~2147483646の整数値。ただし、監視キューイング数に設定した値以上の値を設定することはできません。
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、省略値として監視キューイング数の70%の値(小数点以下切り捨て)が設定されます。
なお、本ステートメントは監視キューイング数を指定した場合のみ有効となります。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA |
省略可否 | 省略可能 |
[説明]
アプリケーションおよび出口プログラムが動作時に使用する環境変数を設定します。
半角カナ文字を除いた4096バイト以内の文字列。
設定内容は以下のような形式で指定します。
“環境変数=値”
LD_PRELOADなど、値をスペースで区切る環境変数を設定する場合は、以下の例のようにダブルクォーテーションで括って設定してください。
Environment Variable:"LD_PRELOAD=/etc/opt/FSUNiconv/lib/libicv.so /usr/lib/watchmalloc.so.1"
※ただし、文字種別・長さ以外のチェックは行いません。
本ステートメントは複数指定することができます。その場合、すべての“Environment Variable”ステートメントで指定した文字列の合計が、4096バイト以内でなければなりません。
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、 実行時に[Control Option]セクションの“Environment Variable”ステートメントで指定された環境変数が使用されます。
また、[Application Program]セクションの“Environment Variable”ステートメントで指定された環境変数と[Control Option]セクションの“Environment Variable”ステートメントで指定された環境変数が同じ場合は、[Application Program]セクションの“Environment Variable”ステートメントで指定された環境変数が有効となります。
なお、以下は本ステートメントの予約語なので指定できません。
PATH
LD_LIBRARY_PATH
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA |
省略可否 | 省略可能 |
[説明]
アプリケーションが動作時に使用するクラスパスを設定します。
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、使用クラスパスなしとみなします。
本ステートメントは、最大30個まで指定可能です。複数指定する場合は、ステートメントを繰り返し記述します。なお、同一パスを複数指定することはできません。
255バイト以内の制御文字(ShiftJISの0x00~0x1f,0x7f)を除く文字列。ただし、半角英文字の大文字と小文字、全角英文字の大文字と小文字は区別されません。
255バイト以内の空白文字と半角カナ文字を除く文字列。
本ステートメントは、環境変数CLASSPATHに設定可能な値を指定できます。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA |
省略可否 | 省略可能 |
[説明]
プロセス回収出口プログラムの名前を設定します。ただし、C言語のプログラム名しか指定できません。
本ステートメントは省略可能です。
31バイト以内の英数字とアンダースコア。ただし、半角および全角英文字の大文字と小文字は区別されません。
31バイト以内の英数字とアンダースコア。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA, UTY |
省略可否 | 省略可能 |
(注) “UTY”はSolaris、Linuxでサポートされており、Windowsでは未サポートです。
[説明]
プロセス回収出口プログラムの実行ファイル名を設定します。
31バイト以内の制御文字(ShiftJISの0x00~0x1f,0x7f)を除く文字列。ただし、半角および全角英文字の大文字と小文字は区別されません。
本ステートメントは省略可能です。
プロセス回収出口プログラムまたはプロセス停止出口プログラムの実行ファイル名を設定します。
31バイト以内の空白文字と半角カナを除く文字列。
本ステートメントは省略可能です。
[Application Program]セクションと[Control Option]セクションの両方に“Executable File of Exit Program for Salvage”ステートメントを記述した場合、[Application Program]セクションに記述した定義内容が、有効となります。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA, UTY |
省略可否 | 省略可能 |
(注) “UTY”はSolaris、Linuxでサポートされており、Windowsでは未サポートです。
[説明]
ユーティリティワークユニットとして動作するアプリケーションプロセスに対するプロセス停止出口プログラム名を設定します。
本ステートメントには、31バイト以内の英数字とアンダースコアで設定します。
本ステートメントは、ワークユニット種別が“UTY”の場合のみ有効となります。なお、“UTY”の場合は、必ず、本ステートメントでプロセスを停止するためのプログラムを指定してください。省略された場合は、ユーティリティワークユニットのプロセスは停止できません。
[サポート範囲]
OS | Solaris, Linux |
有効なワークユニット種別 | UTY |
省略可否 | 省略可能 |
(注) “UTY”はSolaris、Linuxでサポートされており、Windowsでは未サポートです。
[説明]
ユーティリティワークユニットのアプリケーション起動時に渡すパラメタ、または、CORBAアプリケーションに設定する起動パラメタを指定します。Java言語のアプリケーションの場合は、javaコマンドに指定するアプリケーションクラス名を設定する必要があります。
本ステートメントは、255個まで指定可能で、指定された順にパラメタとして設定します。
半角カナ文字を除いた65025バイト以内の文字列を指定できます。本ステートメントを複数指定する場合には、すべてのステートメントで指定した起動パラメタの文字列長の合計バイト数と、パラメタ個数×1バイトの合計バイト数が、65025バイト以内でなければなりません。
空白を含む文字列を指定する場合には、“”(ダブルクォーテーション)で囲んで指定してください。
本ステートメントは省略可能です。
ワークユニット種別が“CORBA”の場合に有効となります。
ワークユニット種別が“UTY”、“CORBA”の場合に有効となります。
複数のパラメタを指定する場合は、本ステートメントを複数記載してください。1つのステートメントに“”(ダブルクォーテーション)で囲んだ複数のパラメタが指定された場合は、1つのパラメタとみなされ、正常に動作しない場合があります。
Javaコマンドの場合、javaコマンドに指定する順序どおりにステートメントを記載してください。
Param for Executable File:-Xmx256m
Param for Executable File:Aplclass
Param for Executable File:aplArgs
CORBA-Javaアプリケーションを拡張システム上で動作させる場合は、以下のようにJavaのシステムプロパティを指定します。詳細は、「マルチシステム運用ガイド」を参照してください。
Param for Executable File:-Xmx256m
Param for Executable File:-Dcom.fujitsu.Interstage.isas.SystemName=system01
Param for Executable File:Aplclass
Param for Executable File:aplArgs
[サポート範囲]
OS | Windows, Solaris, Linux |
有効なワークユニット種別 | CORBA, UTY |
省略可否 | 省略可能 |
(注) “UTY”はSolaris、Linuxでサポートされており、Windowsでは未サポートです。
[説明]
現在のリトライカウント(連続異常終了回数。[Control Option]セクションの“Application Retry Count”ステートメントで指定)をリセットするまでの連続無停止時間を、秒単位で設定します。
0~86400の整数値を指定できます。
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、リトライカウントのリセットを行いません。
0を指定した場合には、リトライカウントのリセットを行いません。
ワークユニット種別が“UTY”の場合のみ有効となります。
[サポート範囲]
OS | Solaris, Linux |
有効なワークユニット種別 | UTY |
省略可否 | 省略可能 |
(注) “UTY”はSolaris、Linuxでサポートされており、Windowsでは未サポートです。
[説明]
クライアントからの要求メッセージを、要求待ちのサーバアプリケーションプロセスに振り分ける方式を指定します。
“LIFO”: 要求待ちのサーバアプリケーションプロセスの中で、最後に要求待ちとなったプロセスに、クライアントからの要求メッセージを割り当てます。
“FIFO”: 要求待ちのサーバアプリケーションプロセスの中で、最初に要求待ちとなったプロセスに、クライアントからの要求メッセージを割り当てます。
本ステートメントが指定された場合、本セクションのアプリケーションに対してのみ有効となります。
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、省略値として"LIFO"が設定されます。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA |
省略可否 | 省略可能 |
(注) サーバアプリケーションの情報としてOD_impl_instコマンドでiswitchパラメタにONが設定されていると本ステートメントの設定は無効となります。
[説明]
起動するインプリメンテーションリポジトリIDを指定します。
255バイト以内の文字列。
本ステートメントには、同じワークユニット定義の他の[Application Program]セクションで指定されたインプリメンテーションリポジトリIDを指定することはできません。
本ステートメントはワークユニット種別が“CORBA”の場合に必ず指定してください。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA |
省略可否 | 省略不可 |
[説明]
キューのバッファ数を設定します。
1~1048576の整数値を指定できます。(注)
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、デフォルトバッファが使用されます。
本ステートメントを指定した場合、“Buffer Size”ステートメントは必須です。
通信バッファについての説明は2.2.9 バッファ制御を参照してください。
(注)“(Buffer Size + 0.2K) × Buffer Number”が 4,294,967,296より小さい値になるようにBuffer Size、Buffer Numberの値を設定してください。
(注)設定可能な値はSolaris 9ではシステムパラメタのsemvmx値、Solaris 10では65535が最大値になります。
(注)設定可能な値はSEMVMXのOS実装値(32767)が最大値になります。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA |
省略可否 | 省略可能 |
[説明]
1要求に対してキュー操作を行う1データ長を設定します。
4096~2147483647の整数値を指定できます。(注)
本ステートメントは省略可能です。本ステートメントを省略した場合、デフォルトバッファが使用されます。
また、本ステートメントを指定した場合、“Buffer Number”ステートメントは必須です。
通信バッファについての説明は2.2.9 バッファ制御を参照してください。
(注)“(Buffer Size + 0.2K) × Buffer Number”が 4,294,967,296より小さい値になるようにBuffer Size、Buffer Numberの値を設定してください。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA |
省略可否 | 省略可能 |
[説明]
アプリケーションプログラムの実行可能ファイルが格納されているディレクトリのパスを設定します。
ワークユニット種別が“CORBA”で、アプリケーション言語がJavaの場合は、Java実行体格納ディレクトリのパスを指定します。
255バイト以内の制御文字(ShiftJISの0x00~0x1f,0x7f)を除く文字列。ただし、半角英文字の大文字と小文字、全角英文字の大文字と小文字は区別されません。絶対パスで指定してください。相対パスおよびカレントディレクトリ“.”は指定できません。
“/”で始まる255バイト以内の空白文字と半角カナ文字を除く文字列。
本ステートメントには必ず絶対パスを指定してください。相対パスおよびカレントディレクトリ“.”は指定できません。
[サポート範囲]
有効なワークユニット種別 | CORBA |
省略可否 | 省略可能 |