ここでは、LANスイッチとルータの事前設定について説明します。
LANスイッチの設定
LANスイッチブレードの場合
LANスイッチブレードのマニュアルを参照し、以下で決定した値を設定してください。
「3.2.1 ネットワークの構成」で決定した管理サーバと通信する管理LANのポートのVLAN ID
「3.2.5 LANスイッチ管理用の設定値」で決定した値
参考
管理LAN以外のポートに対するVLANの設定は、RCコンソールからも設定できます。詳細については、「6.2.1 LANスイッチブレードのVLAN設定」を参照してください。
注意
LANスイッチブレードの設定を行ったあとにLANスイッチブレードの構成定義情報をバックアップしてください。LANスイッチブレードの構成定義情報のバックアップ手順については、使用するLANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。
なお、VLAN以外の設定はLANスイッチブレードに対して直接行ってください。
LANスイッチブレード以外の場合
管理対象のLANスイッチのマニュアルを参照して、「3.2.5 LANスイッチ管理用の設定値」で決定した値を設定してください。
注意
本製品のLANスイッチブレードへの自動設定はtelnetを使用しています。
LANスイッチブレードの機種によりtelnetの同時接続数が制限されているため、本製品のLANスイッチブレードへの設定を行う場合は、他のtelnet接続を必ずログアウトしておく必要があります。
telnetが使用できない場合、以下の機能は利用できません。
LANスイッチブレードの登録
LANスイッチブレードの基本情報の変更
LANスイッチブレードのVLAN設定と変更(内部ポート、外部ポート)
LANスイッチブレードのリストア
サーバ切替え(サーバ切替え時にネットワークの設定を変更する場合)
PY CB Eth Switch/IBP 10Gb 18/8の場合、LANスイッチブレードで未設定の最大VLAN IDがoobポートに使用されています。telnet接続にoobポートを使用しており、LANスイッチブレードに最大VLAN IDの"4094"を設定している場合は、以下の機能は利用できません。
LANスイッチブレードのVLAN設定と変更(内部ポート、外部ポート)
LANスイッチブレードのリストア
サーバ切替え(サーバ切替え時にネットワークの設定を変更する場合)
ルータの設定
異なるサブネット間を接続するルータに、以下の設定を行ってください
管理対象サーバに対して、管理サーバに設定されている管理LAN側のIPアドレスと通信できるように、ルーティング設定を行ってください。
管理サーバ側から管理対象リソースに対して、以下のマルチキャストルーティング設定を行ってください。
225.1.0.1 - 225.1.0.8 |
以下の機能を利用する場合は、異なるサブネットに属する管理対象サーバからのDHCP要求をマネージャが受け付けられるように、DHCPリレーエージェント設定を行ってください。
管理対象サーバのバックアップ・リストア
クローニングマスタの採取・配付
HBA address renameによるSANブート
HBA address rename設定サービスを利用する場合は、異なるサブネットに属する管理対象サーバからのDHCP要求をHBA address rename設定サービスが受け付けられるように、DHCPリレーエージェント設定を行ってください。
ルータにファイアウォールなどを設定する場合、本製品で使用するポートの接続を許可してください。
本製品で使用するポートについては、「付録C ポート一覧」を参照してください。