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ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド

3.5 サーバ環境の設定

ここでは、サーバとシャーシの事前設定について説明します。


シャーシの設定(ブレードサーバ)

マネジメントブレードのマニュアルを参照して、「3.1.1 シャーシの設定値(ブレードサーバの設定値)」で定義した以下の値を設定してください。
SNMPコミュニティには、Write(参照更新権)が必要です。

マネジメントブレードのマニュアルを参照して、マネジメントブレード上のSNMPエージェントの設定に以下の値を設定してください。

注意

シャーシの停止の際にシャーシ内のサーバを自動的に停止させる処理は、マネジメントブレードのgracefulシャットダウンを利用して行います。この機能を利用するには、シャーシ内のすべてのサーバにServerView Agentがインストールされている必要があります。


シャーシの設定(PRIMERGYパーティションモデル)

マネジメントボードのマニュアルを参照して、「3.1.4 シャーシの設定値(PRIMERGYパーティションモデルの設定値)」で定義した以下の値を設定してください。
SNMPコミュニティには、Write(参照更新権)が必要です。

マネジメントボードのマニュアルを参照して、以下を有効にしてください。

シャーシの設定(SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000)

リモートマネジメントコントローラ(XSCF)のマニュアルを参照して、「3.1.5 シャーシの設定値(SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の設定値)」で定義した以下の値を設定してください。
SNMPコミュニティには、Write(参照更新権)が必要です。

XSCFのマニュアルを参照して、以下を有効にしてください。

リモートマネジメントコントローラの設定(ブレードサーバ以外)

リモートマネジメントコントローラのマニュアルを参照して、定義した以下の値を設定してください。

また、SPARC Enterpriseの場合はXSCFのマニュアルを参照し、以下を有効にしてください。

注意

XSCFの複数のネットワークインタフェースにそれぞれIPアドレスを設定する場合は、1つ目のネットワークインタフェースに本製品で使用するIPアドレスを設定してください。


管理対象サーバのBIOS設定

設定変更が必要なBIOSは、以下の3種類です。

システムBIOS

管理対象サーバ本体のBIOSです。
内蔵SCSI BIOSとFC-HBA BIOSを有効または無効に設定、ブートデバイスの優先順位を設定します。

注意

  • サーバブレードのBIOSの設定によって、シャーシの電源と連動してサーバブレードの電源を起動できます。詳細については、サーバブレードのユーザーズガイドを参照してください。

  • PRIMERGY BX900シリーズで、サーバブレードのLAN拡張カードとしてLND-PG203を搭載している場合、サーバブレードのBIOS設定でLAN拡張カードのNICをdisableに設定しないでください。
    disableにした場合、サーバブレードとLANスイッチブレード間の接続が正常に表示されません。
    また、以下の機能が正常に動作しません。

    • LANスイッチブレードのVLAN設定と変更(内部ポート、外部ポート)

    • サーバ切替え(サーバ切替え時にネットワークの設定を変更する場合)

内蔵SCSI BIOS

管理対象サーバの内蔵SCSIに関するBIOSです。
内蔵ディスクからのブートを有効または無効に設定します。

FC-HBA BIOS

管理対象サーバの拡張カードとして搭載するFC-HBAに関するBIOSです。
ファイバチャネルスイッチ接続でSAN環境に対応したストレージを使用する設定、およびSANブートを有効または無効に設定します。

運用環境に応じて、以下を設定します。

管理対象サーバのOS設定

以下の機能を利用する場合は、pingコマンドに応答するようにOSへ設定してください。

サーバ仮想化ソフトウェアの設定

本製品で管理対象サーバを管理できるようにするための設定を行います。

サーバ仮想化ソフトウェアごとの設定内容については、「A.2 利用する製品別の設定」を参照してください。


OpenBootの設定(SPARC Enterprise)

本製品でSPARC Enterpriseを管理する場合、電源投入時にOSが自動起動するようにOpenBootのauto-boot?で"true"を設定してください。