マネージャの、クラスタサービスの削除の流れを以下に示します。
図B.3 マネージャサービスの設定解除の流れ
以下の手順で、マネージャのクラスタサービスの設定削除を行います。
プライマリノードでマネージャが動作していることを前提で説明します。
HBA address rename設定サービスの削除
クラスタシステムにマネージャと共にHBA address rename設定サービスを設定済みの場合は、本手順を行ってください。
HBA address rename設定サービス用の"サービスまたはアプリケーション"をオフラインにします。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面を起動し、クラスタシステムに接続します。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-HBAar]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションをオフラインにする(T)]を選択します。
マネージャ用の"サービスまたはアプリケーション"をオフラインにします。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションをオフラインにする(T)]を選択します。
HBA address rename設定サービス用の"サービスまたはアプリケーション"のスクリプトを削除します。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-HBAar]をクリックします。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-HBAar の概要"の"その他のリソース"の"HBAarCls スクリプト"を右クリックし、表示されたメニューで[削除(D)]を選択します。
HBA address rename設定サービス用の"サービスまたはアプリケーション"を削除します。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-HBAar]を右クリックし、表示されたメニューで[削除(D)]を選択します。
マネージャ用の"サービスまたはアプリケーション"配下のリソースの依存関係を、HBA address rename設定サービスのセットアップ前の状態に戻します。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の"PXE Services"を右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[PXE Servicesのプロパティ]画面が表示されます。
[依存関係]タブの"リソース"に管理LANのIPアドレスを指定し、<適用(A)>ボタンをクリックします。
設定が適用されたら<OK>ボタンをクリックします。
マネージャ用の"サービスまたはアプリケーション"から、HBA address rename設定サービス用の"サービスまたはアプリケーション"を連携起動させる汎用スクリプトを削除します。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]をクリックします。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の"HBAarClsCtl スクリプト"を右クリックし、表示されたメニューで[削除(D)]を選択します。
クラスタサービスの停止
「HBA address rename設定サービスの削除」を行った場合は、手順3.から行ってください。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面を起動し、クラスタシステムに接続します。
マネージャ用の"サービスまたはアプリケーション"をオフラインにします。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションをオフラインにする(T)]を選択します。
マネージャ用の"サービスまたはアプリケーション"の共有ディスクをオンラインにします。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"ディスク ドライブ"配下の共有ディスクを右クリックし、表示されたメニューで[このリソースをオンラインにする(B)]を選択します。
サービスリソースの削除
マネージャ用の"サービスまたはアプリケーション"のサービス、スクリプトおよびIPアドレスを削除します。
以下の手順で、"その他のリソース"のすべてのリソースを削除します。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]をクリックします。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[削除(D)]を選択します。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"サーバー名"に表示されたリソースを以下の手順で削除します。
"IPアドレス:IPアドレス"を右クリックし、表示されたメニューで[削除(D)]を選択します。
"名前:ネットワーク名"を右クリックし、表示されたメニューで[削除(D)]を選択します
管理LANサブネットを登録している場合は、以下の手順で、"DHCP サービス"を削除してください。
"DHCP サービス"のパスを設定します。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"DHCP サービス"のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[新規 DHCP サービスのプロパティ]画面が表示されます。
[全般]タブで、以下の表に従ってパスを設定します。
項目 | 設定する値 |
---|---|
データベースのパス(D) | %SystemRoot%\System32\dhcp\ |
監査ファイルのパス(F) | %SystemRoot%\System32\dhcp\ |
パックアップ パス(P) | %SystemRoot%\System32\dhcp\backup\ |
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"DHCP サービス"のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[削除(D)]を選択します。
マネージャのアンインストール
「3.1.2 アンインストール【Windows】」を参照し、プライマリノードのマネージャをアンインストールします。
共有ディスクをセカンダリノードに割り当てます。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]-[1 - ノード ノード名 に移動]を選択します。
ノード名には、セカンダリノードの名前が表示されます。
セカンダリノードのマネージャをアンインストールします。
共有ディスクのファイル削除
エクスプローラで共有ディスク配下の"ドライブ名:\RCoordinator\"フォルダを削除します。
クラスタリソースの削除
マネージャ用の"サービスまたはアプリケーション"を削除します。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[削除(D)]を選択します。