Internet Navigware 教材作成キット Professional V9.0 |
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第1章 Internet Navigware 教材作成キットの概要 | > 1.3 Internet Navigware の診断の仕組み |
Internet Navigware の診断機構は、教材の制御情報と受講者の理解度を比較しながら、(1)候補となるフレームの選定、(2)最適なフレームの選定、(3)学習、(4)受講者の評価(理解度の更新)、(5)学習の終了の判定、を繰り返します。
では、前節で制御情報を設定した教材で、AさんとB君の学習を通して、診断の仕組みを説明します。
【Aさんの学習】
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(1)Aさんは「同符号の2数の和」を学習し、学習した結果が100点でしたので、「加法」の理解度が4に上がります。
(2)理解度が4になり、「異符号の2数の和」の前提条件に達したので、「異符号の2数の和」の学習に移ります。「異符号の2数の和」を学習した結果、100点でしたので「加法」の理解度が7に上がります。
(3)理解度が7になり、「3項以上の加法」の前提条件に達したので、「3項以上の加法」の学習に移ります。「3項以上の加法」を学習した結果、100点でしたので「加法」の理解度が10に上がります。 理解度が学習目標に達したので、「加法」の学習が終了します。
【B君の学習】
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(1) | B君は「同符号の2数の和」を学習し、学習結果が50点でしたので、「加法」の理解度が2に上がります。 |
(2) | 理解度が2では、「異符号の2数の和」の学習はできないので、再び「同符号の2数の和」を学習します。学習した結果が90点でしたので、「加法」の理解度が3に上がります。 |
(3) | 理解度が3では、まだ「異符号の2数の和」の学習はできないので、さらに「同符号の2数の和」を学習します。学習した結果が100点でしたので、「加法」の理解度が4に上がります。 |
(4) | 理解度が4になり「異符号の2数の和」の前提条件に達したので、「異符号の2数の和」の学習に移ります。「異符号の2数の和」を学習した結果が80点でしたので、「加法」の理解度が6に上がります。 |
(5) | 理解度が6では、「3項以上の加法」の学習はできないので、再び「異符号の2数の和」を学習します。 学習した結果が25点でしたので、「加法」の理解度が5に下がります。結果が30点未満の場合は、理解度は下がります。 |
(6) | 理解度が5ですので、「異符号の2数の和」を学習します。学習した結果、100点でしたので「加法」の理解度が7に上がります。 |
(7) | 理解度が7になり「3項以上の加法」の前提条件に達したので、「3項以上の加法」の学習に移ります。 「3項以上の加法」を学習した結果が60点でしたので、「加法」の理解度が8に上がります。 |
(8) | 理解度が学習目標に達していないため、再び「3項以上の加法」を学習します。「3項以上の加法」を学習した結果が100点でしたので、「加法」の理解度が10に上がります。 学習目標に達したので、「加法」の学習が終了します。 |
このように同じ学習内容を学習した場合でも受講者の理解度ごとに学習内容、学習の進み方が異なります。
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