Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0
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付録C 旧バージョンからの移行> C.3 Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0からの移行

C.3.3 データの移行

Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0からのデータの移行方法は、データベース種別毎に異なります。

C.3.3.1 Symfoware Server(旧組込みデータベースを含む)からの移行

Symfoware Serverの場合(Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0で組込みデータベースを使用していた場合を含む)、以下の手順でデータを移行します。
リモートでSymfoware Serverを使う場合には、下記の手順の1,4,5,6,9はSymfoware Serverが動作するサーバ側で作業を行ってください。2,3,7,8はInternet Navigware Server Enterprise Edition V8.0が動作するサーバで作業を行ってください。
  1. Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0のデータベースをバックアップします。
    バックアップは、オンラインマニュアル24.1 データベースのバックアップに記載された手順で実施してください。


    INAVIDBのバックアップで使用するバッチファイルは、invbackup.batの代わりにinvbackupV8.batを使用してください。


  2. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0がインストールされたサーバで、コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを以下に移動します。

    <Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0インストール先ディレクトリ>\db


    例)Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のインストール先ディレクトリが、“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV8”の場合、以下のコマンドを実行します。

    C:\>cd "C:\Program Files\Fujitsu\INServerV8\db"


  3. DropInaviTableV8.bat、およびDropCnCTable.batを実行します。


    DropInaviTable.batは使用しないでください。


  4. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0がインストールされたサーバと、Symfoware Serverがインストールされたサーバが異なる場合は、ディレクトリ内のdrop_symfodb.cmd、およびcreate_symfodb.cmdを、Symfoware Serverを運用するサーバの任意のディレクトリにコピーします。
  5. Symfoware Serverがインストールされたサーバで、drop_symfodb.cmdを実行します。
    第1パラメタに、データ格納先を指定します。

    例) データ格納先が、“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV8\db”の場合

    C:\>drop_symfodb.cmd C:\PROGRA~1\Fujitsu\INSERV~1\db


    ※データ格納先は、空白を含んだファイル名等、ロングファイルネームを指定することは出来ません。8.3形式のフォルダ名を指定してください。8.3形式のフォルダ名はコマンドプロンプトでdir /xを実行することで取得することができます。

  6. Symfoware Serverがインストールされたサーバで、create_symfodb.cmdを実行します。
    第1パラメタにデータ格納先、第2、第3パラメタに、INAVIDB、CNCDBのサイズを指定します。

    例) データ格納先が、“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV8\db”、INAVIDBのサイズが1024MB、CNCDBのサイズが50MBの場合

    C:\>create_symfodb.cmd C:\PROGRA~1\Fujitsu\INSERV~1\db 1024 50


    ※データ格納先は、空白を含んだファイル名等、ロングファイルネームを指定することは出来ません。8.3形式のフォルダ名を指定してください。8.3形式のフォルダ名はコマンドプロンプトでdir /xを実行することで取得することができます。

    実行方法の詳細は、インストール説明書の“データベースの作成手順”を参照してください。

  7. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0がインストールされたサーバで、コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを以下に移動します。

    <Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のインストールディレクトリ>\db


    例)Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のインストール先ディレクトリが、“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV8”の場合、以下のコマンドを実行します。

    C:\>cd "C:\Program Files\Fujitsu\INServerV8\db"


  8. CreateInaviTable.bat、およびCreateCnCTable.batを実行します。

  9. 1でバックアップしたデータベースをリストアします。リストアは、オンラインマニュアル24.3 データベースのリストアに記載された手順で実施してください。


    INAVIDBのリストアで使用するバッチファイルは、invrestore.batではなく、invrestoreV8toV9.batを使用してください。


  10. Convert.batを実行します。
    Convert.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convertdb.sql

    実行時例外(Exception)が発生していなければ正常に終了しています。正常に終了していない場合は、C.3.5 データ移行エラー時のリカバリ方法を参照してください。

C.3.3.2 Oracleからの移行

Oracleの場合、以下の手順でデータを移行します。

[Windows版]
  1. Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0のデータベースをバックアップします。
    バックアップは、オンラインマニュアル24.1 データベースのバックアップに記載された手順で実施してください。
    ※CNCDBのインスタンス名は、“CNC”を指定してください。

  2. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0を上書きインストールしたサーバで、コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを以下に移動します。

    <Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のインストールディレクトリ>\db


    例)Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0を上書きインストールしたディレクトリが、“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV8”の場合、以下のコマンドを実行します。

    C:\>cd "C:\Program Files\Fujitsu\INServerV8\db"


  3. Convert.batを実行します。
    Convert.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convertdb.sql

    実行時例外(Exception)が発生していなければ正常に終了しています。正常に終了していない場合は、C.3.5 データ移行エラー時のリカバリ方法を参照してください。

  4. 以下の手順により、CNCインスタンス内に作成されたCNCDBスキーマを、INAVIDBインスタンスに移行します。
    1. Oracleデータベースがインストールされたサーバで、タスクバーから[スタート]→[Oracle - OraHome92]→[Enterprise Manager Console] をクリックします。
    2. [スタンドアロンで起動]を選択し、[OK]をクリックします。
    3. 左ペインのツリーのデータベースの下に、INAVIDBデータベースが表示されます。データベースの先頭の+の部分をクリックし、SYSTEMユーザでログインします。
    4. 左ペインのツリーから、[セキュリティ]→[ユーザ]を右クリックし、[作成] をクリックします。次の値でユーザを作成します。

      [一般]タブ
      • 名前:CNCDB
      • パスワード:任意のパスワード(デフォルト:CNCDB)
      • 表領域(デフォルト):DATA
      • 一時:TEMP

      [ロール]タブ
      • ロールタイプ:CONNECT とRESOURCE

    5. Enterprise Manager Consoleを閉じます。
    6. 手順1.でバックアップしたCNCのバックアップデータを、手順 d.で作成したスキーマにリストアします。コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

      C:\>IMP CNCDB/%password%@INAVIDB FILE=%filename%


      %password%:手順 d.で作成したユーザのパスワード
      %filename%:手順 1.でバックアップしたCNCのバックアップファイル名

      例) 手順 d.で作成したユーザのパスワードがCNCDB、手順 1.でバックアップしたファイル名がD:\DMP\CNC.DMPの場合

      C:\>IMP CNCDB/CNCDB@INAVIDB FILE=D:\DMP\CNC.DMP


      ※バックアップファイル名は、空白を含んだファイル名等、ロングファイルネームを指定することは出来ません。8.3形式のフォルダ名を指定してください。8.3形式のファイル名はコマンドプロンプトでdir /xを実行することで取得することができます。

      リストアには、数分掛かります。

  5. 以下の手順により、CNCインスタンスを削除します。
    1. タスクバーから[スタート]→[Oracle - OraHome92]→[Configuration and Migration Tools]→[Database Configuration Assistant]をクリックします。
    2. [ようこそ]画面で、[次へ]をクリックします。
    3. [操作]画面で、[データベースの削除]をクリックし、[次へ]をクリックします。
    4. 使用可能なデータベースに表示された[CNC]を選択し、[終了]をクリックします。確認ボタンが表示されるので、[OK]をクリックします。
      インスタンスの削除には、数分かかります。
[Linux版]
  1. Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0のデータベースをバックアップします。
    バックアップは、オンラインマニュアル24.1 データベースのバックアップに記載された手順で実施してください。

  2. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0をインストールしたサーバで、ターミナルを開き、カレントディレクトリを以下に移動します。

    /opt/FJSVinsve/db


  3. Convert.shを実行します。
    Convert.shファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convertdb.sql

    実行時例外(Exception)が発生していなければ正常に終了しています。正常に終了していない場合は、C.3.5 データ移行エラー時のリカバリ方法を参照してください。

C.3.3.3 SQL Server からの移行

SQL Serverの場合、以下の手順でデータを移行します。
  1. Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0のデータベースをバックアップします。
    バックアップは、オンラインマニュアル24.1 データベースのバックアップに記載された手順で実施してください。
  2. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0がインストールされたサーバで、コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを以下に移動します。

    <Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のインストールディレクトリ>\db


    例)Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のインストール先ディレクトリが、“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV8”の場合、以下のコマンドを実行します。

    C:\>cd "C:\Program Files\Fujitsu\INServerV8\db"


  3. Convert.batを実行します。
    Convert.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convert.sql

    実行時例外(Exception)が発生していなければ正常に終了しています。正常に終了していない場合は、C.3.5 データ移行エラー時のリカバリ方法を参照してください。

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