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Symfoware Server V10.0.1 Connection Managerユーザーズガイド(9.x)

4.1.1 通信状態の表示

通信状態の表示について説明します。

通信状態の表示

アプリケーションサーバからの操作で、データベースサーバとの通信状態を表示することができます。

データベースサーバとの通信状態を表示する場合

$ apcnet
apcnet DATE:2007/01/10 TIME:10/30/55
        (1)      (2)        (3)      (4)
        System      Host       Status     Cause
        rdbsys1     host1      online       -
        (rdbsys1)   host2      online       - 
        rdbsys2       -        offline     CON
        rdbsys3       -        offline     RTY
(1)RDBシステム名
   ()付きは待機系を示します。また、運用系のStatusが“offline” 
   の場合は、待機系は表示されません。
(2)ホスト名
   Statusが“offline”の場合は、ホスト名は“-”で表示されます。
(3)通信状態
   online  : 通信可能な状態を示します。
   offline : 通信不可能な状態を示します。
(4)通信不可能状態の場合の原因
   CON : apcstartを実行した結果、通信異常が発生したことを
          示します。
   RTY : “online”で通信異常が発生したことを示します。
    -  : 通信可能な状態を示します。

通信異常時の状態遷移を以下に示します。

パターン1:online            ―――(a)――→  offline(RTY)  -(b)→  online
パターン2:アプリケーションサーバ未起動  -(c)(apcstart)→  offline(CON)  -(d)→  online
(a)“online”で通信異常が発生すると、“offline”へ遷移
    します。データベースサーバがフェイルオーバ運用を
    行っている場合は、定期的に待機系と通信の再開を試みます。
    この通信再開中の状態が“RTY”になります。
(b)フェイルオーバ運用時、データベースサーバのダウンが
   通信異常の原因である場合は、待機系の運用系への切替えと
   同時に自動的に“online”へ遷移します。
(c)apcstartコマンド実行時に通信異常が発生すると、
   “offline(CON)”へ遷移します。
   また、定期的に通信回線の接続を試みます。
(d)通信回線の接続に成功すると“online”へ遷移します。