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Symfoware Server V10.0.0/V10.0.1 アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)

3.2.1 アプリケーションのコーディング規則

アプリケーションのコーディングは、データベースを処理する部分をSQL文で、そのほかの部分を利用する言語で記述します。以下にアプリケーションのコーディング規則について説明します。

SQL埋込みCOBOLプログラム

COBOLプログラムの中にSQL文を組み込んだアプリケーションを、SQL埋込みCOBOLプログラムと呼びます。SQL文は、図3.4 SQL文のコーディング形式(SQL埋込みCOBOLプログラム)に示すように“EXEC SQL”および“END-EXEC”ではさんで指定します。

“EXEC SQL”、SQL文および“END-EXEC”はB領域に書きます。固定形式のCOBOLプログラムの場合は、ステートメントの第12カラムから第72カラムの間がB領域になります。可変形式のCOBOLプログラムの場合は、第12カラムからそのレコードの最後までがB領域になります。

図3.4 SQL文のコーディング形式(SQL埋込みCOBOLプログラム)

SQL文の指定例を以下に示します。ゴシック部がSQL文です。

1

埋込みSQL宣言節の例

EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION END-EXEC.

2

FETCH文の例

EXEC SQL FETCH CU1 INTO :GNO, :GOOD, :QOH  END-EXEC.

参照

また、SQL文の継続(行のつながり)の規則は、COBOLの正書法の規則に準じます。

COBOLの正書法については、“NetCOBOL使用手引書”、“COBOL97使用手引書”または“COBOL文法書”を参照してください。