Systemwalker Centric Managerの部門管理サーバ(または運用管理サーバ)から、性能情報のCSV出力コマンドF3crTrfBcsvの出力結果(トラフィック情報)を取得し、そのCSV出力ファイルをPDBに格納すると、本製品のレポート画面からトラフィック情報のレポートを出力することができます。
ポイント
当連携は、ファイル渡しによる連携のため、Systemwalker Centric Managerと本製品のAgentは、必ずしも同一ホスト上に配置する必要はありません。
以下に手順を示します。
トラフィック情報をPDBに格納するには、まず、以下の定義ファイルを用意します。
■定義場所
定義ファイルは、テキストファイルです。ファイルの作成と編集は、メモ帳などのテキストエディタを使用してください。ファイルのパスは、以下のとおりです。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\cntrcconf.ini |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/cntrcconf.ini |
■形式
[MIDDLEWARE_CONF] XML=ON | OFF |
■説明
トラフィック情報を管理するか否かを定義します。
選択肢の意味は以下のとおりです。初期値は、OFFになっています。
選択肢 | 意味 |
---|---|
ON | トラフィック情報を管理します。 |
OFF | トラフィック情報を管理しません。 |
「A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシーセットアップコマンド」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行してください。
また、収集ポリシーのセットアップを実施した場合は、コンソールに反映が必要です。使用手引書(コンソール編)「1.2.2.3 Agents」を参照して、Agent設定画面で構成情報の取得を行ってください。
トラフィック情報をPDBに格納するには、sqcPDBcloadコマンドを使用します。
■格納パス
【Windows版】
<インストールディレクトリ>\bin |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/bin |
■記述形式
sqcPDBcload | -c trafficdata-file |
■オプション
PDBに格納する、トラフィックデータファイル(CSVファイル)を指定します。トラフィックデータファイルは、性能情報のCSV出力コマンドF3crTrfBcsvの出力結果です。
■使用例
【Windows版/UNIX版】
> sqcPDBcload -c traffic.csv |
トラフィック情報は、以下の方法で表示することができます。
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注意
「データ間隔」は「1時間単位」のみ使用可能です。それ以外の単位を指定しても表示は行われません。