Systemwalker Service Quality Coordinatorは、富士通推奨の収集項目をテンプレートの形で提供しています。このテンプレートを元にして、管理対象の実態に合わせたポリシーを作成し適用します。
これにより、性能に関する高度なスキルがなくとも、運用に必要な情報を常時収集することができます。
上図に示すように、ポリシーの作成と適用は、Agent上のコマンドを実行することにより行われます。この時ポリシーは、テンプレートと構成情報(管理可能な対象を自動検出した情報)から作成されています。
構成情報は、Managerに転送され、PDB内で管理されます。
運用管理クライアント上で、環境設定を行う時に、この構成情報が参照され、該当システムがどのような情報を収集しているか、ツリーで表現できるようになります。
ポリシー配付は、通常、Agent上で行なうテンプレートの編集や、ポリシーの作成と適用コマンドを運用管理クライアント上で行なう機能です。
ポリシー配付機能を使用することにより、運用管理クライアント上で複数のサーバを一括して管理、運用することができます。
上図に示すように、ポリシー定義情報配付コマンドを実行することにより、ポリシー配付定義ファイルで定義したサーバに、ポリシー定義情報ファイルで定義した監視定義情報が配付されます。
次に、ポリシーリモート操作コマンドを実行することにより、配付先サーバ上でポリシーの作成と適用をリモートで行ないます。
ポリシー配付機能の詳細は、使用手引書「第9章 ポリシー配付」を参照してください。