Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0
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付録C 旧バージョンからの移行> C.2 Internet Navigware Server V7.0からの移行

C.2.4 移出用データの移入

C.2.2 移出用データの生成で生成した移出用データをInternet Navigware Enterprise LMS Server V9.0に移入します。

■[Windows版]

  1. 別サーバに移入する場合、移入用のディレクトリを作成します。同一サーバに移入する場合は、移入用ディレクトリを作成する必要はありません。
    タスクバーの [スタート] ボタンをクリックし、Windows 2000 Serverの場合は [プログラム]−[管理ツール] を、Windows Server 2003またはWindows Server 2008の場合は [すべてのプログラム]−[管理ツール] をポイントします。次に [サービス] をクリックします。サービスからInternet Navigware Serverを右クリックし、プロパティを開き、 [サービスの状態] を停止にします。さらに、 [スタートアップの種類] を [無効] にします。

  2. 別サーバに移出する場合、C.2.2 移出用データの生成で作成した移出データを、手順1.で用意したディレクトリにコピーします。

  3. 部門/所属コードとクラスIDを変更する場合は、以下の二つのファイルを用意します。

    用意したファイルは、同一のサーバに移入する場合はC.2.2 移出用データの生成の手順1.で指定したディレクトリに、別サーバに移入する場合は、本節(C.2.4)で作成したディレクトリに格納します。

  4. Internet Navigware Server V7.0の受講申請の設定で学習者に受講申請を許可していた場合は、受講申請を必要とするコースのコースコードを記述したapcourse.txtファイルを用意します。
    V9.0ではコースにすでに所属/クラスが割り当てられている場合は、受講申請の要否の設定を変更することはできません。また、すでに受講を開始したユーザがいる場合、割り当てをすべて解除しても受講申請の要否の設定を変更することはできません。このため、受講申請が必要なコースを移入時にapcourse.txtファイルにより指定します。
    apcourse.txtファイルには受講申請が必要なコースのコースコードを指定します。
    例)

    course1
    course2
    ...

    apcourse.txtファイルに指定しなかったコースは、受講申請が不要になります。受講申請が必要なコースがない場合は、Internet Navigware Server V7.0の受講申請の設定で学習者に受講申請を許可するオプションをオフにするか、apcourse.txtファイルを空にしてください。
    Internet Navigware Server V7.0の受講申請の設定で学習者に受講申請を許可していた場合で、apcourse.txtファイルを用意しなかった場合は移入時にエラーが発生します。

    用意したファイルは、同一のサーバに移入する場合はC.2.2 移出用データの生成の手順1.で指定したディレクトリに、別サーバに移入する場合は、本節(C.2.4)で作成したディレクトリに格納します。

  5. 移入の前処理
    環境設定ツールの [サーバ]-[データ移行] ページで以下を設定します。

    Interstageの管理コンソールより、Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のワークユニットを再起動します。

  6. 移入ツールの環境設定を確認します。
    環境変数INSERVER_HOMEにInternet Navigware Enterprise LMS Server V9.0インストールディレクトリが正しく設定されていることを確認します。
    また、以下を確認します。
    環境設定ツールの [クライアント] ページで以下の設定を確認します。

  7. 移入ツールを起動します
    1. コマンドプロンプトを開きます。
    2. 移入ツールのインストール先に移動します。移入ツールは、Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のインストールディレクトリ配下の'bin'ディレクトリにあります。
    3. 移入ツール(incvtin.exe)を起動します。


    移入ツールにより登録可能なユーザ数は、クライアントライセンス数の20倍までです。
    移入ツールを起動する前に、必要なクライアントライセンス数が購入され設定されているか確認してください。
    なお、プロセッサライセンスを購入されている場合でも無制限にユーザを登録することはできません。
    詳細は、“14.1.1 製品ライセンス”を参照してください。


  8. 移入ツールの後処理
    環境設定ツールの [サーバ]-[データ移行] ページで、「データ移行機能を有効にする」のチェックを外します。

    Interstageの管理コンソールより、Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のワークユニットを再起動します。

■[Linux版]

  1. 部門/所属コードとクラスIDを変更する場合は、以下の二つのファイルを用意します。

    用意したファイルは、C.2.2 移出用データの生成の手順1.で指定したディレクトリに格納します。


    本手順、および手順2.で用意するCSVファイルは、UTF-8の文字コード(BOM無し*1)で保存してください。
    *1 Windowsのメモ帳で保存すると、BOM(Byte Order Mark)付きとなります。BOM無しで保存可能なエディタ等を使用してCSVファイルを作成してください。


  2. Internet Navigware Server V7.0の受講申請の設定で学習者に受講申請を許可していた場合は、受講申請を必要とするコースのコースコードを記述したapcourse.txtファイルを用意します。
    V9.0ではコースにすでに所属/クラスが割り当てられている場合は、受講申請の要否の設定を変更することはできません。また、すでに受講を開始したユーザがいる場合、割り当てをすべて解除しても受講申請の要否の設定を変更することはできません。このため、受講申請が必要なコースを移入時にapcourse.txtファイルにより指定します。
    apcourse.txtファイルには受講申請が必要なコースのコースコードを指定します。
    例)

    course1
    course2
    ...

    apcourse.txtファイルに指定しなかったコースは、受講申請が不要になります。受講申請が必要なコースがない場合は、Internet Navigware Server V7.0の受講申請の設定で学習者に受講申請を許可するオプションをオフにするか、apcourse.txtファイルを空にしてください。
    Internet Navigware Server V7.0の受講申請の設定で学習者に受講申請を許可していた場合で、apcourse.txtファイルを用意しなかった場合は移入時にエラーが発生します。

    用意したファイルは、C.2.2 移出用データの生成の手順1.で指定したディレクトリに格納します。

  3. 移入の前処理
    NavigwareResources.propertiesの次の行を変更します。

    Interstageの管理コンソールより、Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のワークユニットを再起動します。

  4. 移入ツールの環境設定を確認します。
    環境変数INSERVER_HOMEにInternet Navigware Enterprise LMS Server V9.0インストールディレクトリが正しく設定されていることを確認します。
    また、以下を確認します。
    command.propertiesファイルの次の値を確認します。command.propertiesファイルは、Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のインストールディレクトリ配下の'bin'ディレクトリにあります。

  5. 移入ツールを起動します
    移入ツール(incvtin)を起動します。移入ツールは、Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のインストールディレクトリ配下の'bin'ディレクトリにあります。


    移入ツールにより登録可能なユーザ数は、クライアントライセンス数の20倍までです。
    移入ツールを起動する前に、必要なクライアントライセンス数が購入され設定されているか確認してください。
    なお、プロセッサライセンスを購入されている場合でも無制限にユーザを登録することはできません。
    詳細は、“14.1.1 製品ライセンス”を参照してください。


  6. 移入ツールの後処理
    NavigwareResources.propertiesの「services.ConvertService.classname」の行の行頭に'#'を記述し、行を無効にします。

    Interstageの管理コンソールより、Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0のワークユニットを再起動します。


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