Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0
目次 前ページ次ページ

第2部 システム管理編> 第20章 セキュリティ> 20.2 SSL通信、署名や暗号処理を行うための設定方法

20.2.2 Cookieの保護

Internet Navigware ServerをSSL接続で使用する場合は、認証キーを保存するCookieが、非SSL接続のサーバに読み取られることを防ぐため、環境設定ファイルCnCResources.propertiesに設定が必要です。このファイルは以下のディレクトリ配下にあります。

[Windows版]
<Internet Navigware ServerのWebアプリケーションディレクトリ>\WEB-INF\confディレクトリ
<Internet Navigware ServerのWebアプリケーションディレクトリ>は、Interstage Application Serverのインストール先ディレクトリが“C:\Interstage”の場合、以下のようになります。

C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\inavi9\apps\inavi.war

Windows版では、環境設定ツールを使って内容を設定します。

[Linux版]
/var/opt/FJSVj2ee/deployment/ijserver/inavi9/apps/inavi.war/WEB-INF/confディレクトリ

• Cookie保護の設定

Cookie保護の設定は以下のとおりです。

[Windows版]
環境設定ツールの[サーバ]-[セキュリティ]ページで、「Cookieを保護する」をチェックし、設定を保存します。
設定の保存後、Internet Navigware Serverのワークユニットを再起動します。

[Linux版]
CnCResources.propertiesファイルの以下の行の'#'を削除して行を有効にし、値をtrueに変更します。

#services.SecurityService.cookie.secure=false

変更後、Internet Navigware Serverのワークユニットを再起動します。



この設定を行った場合は、認証キーを保存するCookieが保護されるため、非SSL接続でサーバにログインできなくなります。
Interstage管理コンソールでバーチャルホストの設定を行い、SSL接続と非SSL接続を同時に使用可能にする場合は、この設定を行わないでください。


目次 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2010