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第1部 教育管理編> 第17章 データ抽出コマンド

17.3 権限とユーザ認証

データ抽出コマンドの実行にはシステム管理者、教育管理者、または部門教育管理者の権限が必要です。データ抽出コマンドのパラメタにユーザIDとパスワードを指定するか、画面上で入力することによりユーザ認証と権限の確認を行います。

パラメタにユーザIDとパスワードを指定する場合は、以下の例のように第1パラメタに「ユーザID/パスワード」の形式で指定します。

inexport admin/passwd study_progress ...

ユーザID/パスワードのパラメタを省略すると、ユーザIDとパスワードの入力行が表示され、入力することができます。

指定したユーザIDが複数の権限を持つ場合は、以下の表の最も上位の権限で利用することができます。たとえば、教育管理者と部門教育管理者の権限を持つユーザの場合、教育管理者の権限でコマンドを利用することができます。
サーバ上でコマンドを実行する場合は、ユーザIDとパスワードを省略することができます。その場合、教育管理者の権限でコマンドを利用することができます。

利用される権限は、以下の表の順となります。

権限
教育管理者
部門教育管理者
システム管理者


Linuxでは、psコマンドなどによって同一サーバ上で実行している他のユーザのコマンドライン情報(コマンド名と引数)を見ることができます。したがって、同一サーバ上にデータ抽出コマンドを使うユーザとは別のユーザがいる場合は、パスワードを引数に指定すると、他のユーザがパスワードを知ることができます。パスワードの漏えいを防止するためには、ユーザID、パスワードをパラメタに指定せず、対話入力してください。

出力可能な情報は、権限によって異なります。以下に権限と抽出可能な範囲を示します。

抽出対象 出力内容 システム管理者 教育管理者 部門教育管理者
学習進捗 学習の進捗率が出力されます。 ×
学習結果(章末テスト) 学習の章末テストの得点が出力されます。 ×
学習結果(アンケート) 学習のアンケートの回答内容が出力されます。 ×
テスト結果 テストの得点が出力されます。 ×
テスト結果(アンケート) テストのアンケートの回答内容が出力されます。 ×
テスト解答 テストの解答内容が出力されます。 ×
レポート結果 レポートの評価が出力されます。 ×
アンケート結果 アンケートの回答内容が出力されます。 ×
受講結果 コースの受講結果が出力されます。 ×
ログイン状況(日毎) 日毎のログイン状況(最大同時利用者数)が出力されます。
ログイン状況(時間毎) 時間(15分)毎のログイン状況(同時利用者数)が出力されます。
受講申請状態 受講申請の状態が出力されます。 ×
○ : 出力可能
△ : 自部門の情報のみ出力可能
× : 出力不可

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