アプリケーションサーバ上で動作するIJServerのJava VM(JVM)に関するパフォーマンスデータを収集します。
■動作環境
パフォーマンスデータの収集は、製品添付されるJDK/JRE 5.0、6が必要です。
■操作方法
パフォーマンスデータの収集は、IJServer起動時にオプションを設定することで動作します。
◆設定するオプション
パフォーマンスデータの収集を可能とする場合、Java EE運用コマンドのasadminコマンド等を用い、IJServerの起動時に以下のJVMオプションとシステムプロパティの設定を行います。
設定 | 設定する値 |
---|---|
JVMオプション | -agentlib:fjprof |
システムプロパティ | com.fujitsu.interstage.javaee.management.agent.start=true |
IJServerの起動手順や値の設定方法等の詳細な情報や注意点は、“Java EE運用ガイド”を参照してください。
■Java監視機能で使用するポート番号の調べ方
Java監視機能で監視するIJServerのプロセスに接続する際にポート番号が必要です。
Java監視機能に割り当てたポート番号を調べるには、IJServerの機能を用いて調べます。
◆IJServerクラスタのポート番号の調べ方
Java監視機能で監視するIJServerクラスタのプロセスに接続する際に必要なポート番号を知るには、IJServerのasadminコマンドのlist-system-propertiesサブコマンドを使い調べます。
asadmin list-system-properties <サーバインスタンス名>
このコマンドを実行すると次のような結果が表示されます。(以下、表示のポート番号は例として示しています)
HTTP_LISTENER_PORT=28090 IIOP_SSL_LISTENER_PORT=23820 JMS_PROVIDER_PORT=7676 IIOP_LISTENER_PORT=23700 JMX_SYSTEM_CONNECTOR_PORT=28686 IIOP_SSL_MUTUALAUTH_PORT=23920 Command list-system-properties executed successfully.
表示中のJMX_SYSTEM_CONNECTOR_PORTが接続の際に必要なポート番号です。
なお、ポート番号の調べ方に示した情報の詳細は、”Java EE運用ガイド”を参照してください。