MQDの基本機能共通のメッセージの本文、意味および対処について以下に示します。
mqd: ERROR: MQD0001: Specified message (ID=s*, String=d*) does not exist: SYSTEM=t*
mqd: エラー: MQD0001: 指定されたメッセージ (ID=s*, String=d*) は存在しません.: SYSTEM=t*
意味
何らかの原因によってメッセージの出力に失敗しました。
s*: 出力しようとしたメッセージのメッセージ番号
d*: 出力しようとしたメッセージの詳細情報(可変情報)
t*: MQDシステム名
対処
本来出力しようとしたメッセージ番号(s*)の対処に従ってください。
mqd: ERROR: MQD0003: A system call error occurred: FUNC=s* ERRNO=d* SYSTEM=t*
mqd: エラー: MQD0003: システムコールエラーが発生しました: FUNC=s* ERRNO=d* SYSTEM=t*
意味
システムコールエラーが発生しました。またはシステムコールを実行するために必要な資源が不足しました。そのため処理を中止しました。
s*: 関数名
d*: エラー番号
t*: MQDシステム名
対処
FUNCが、 システムコール名,memory と表示されている場合は、当該システムコールを実行するためのメモリ領域が不足したためシステムコールの実行に失敗したことを意味します。その場合は、MQD0005の対処をおこなってください。
ファイルシステムやディスクに異常がないか調査してください。原因がわからない場合は“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
mqd: ERROR: MQD0004: A system error occurred: CODE=’s*’ SYSTEM=t*
mqd: エラー: MQD0004: システムエラーが発生しました: CODE=’s*’ SYSTEM=t*
意味
システムエラーが発生しました。
s*: システムエラー情報
t*: MQDシステム名
対処
“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
mqd: ERROR: MQD0005: Memory is insufficient: SYSTEM=s*
mqd: エラー: MQD0005: メモリ不足が発生しました: SYSTEM=s*
意味
メモリ不足が発生しました。そのため処理を中止しました。
以下の原因が考えられます。
メモリ不足が発生している
IPC資源が不足している
s*: MQDシステム名
対処
下記の対処を実施した後も再度本メッセージが出力される場合は、“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
メモリ不足の場合は、メインメモリの増設またはスワップ領域の拡張を行ってください。
IPC資源不足の場合は、マシンのパラメタをチューニングしてください。
mqd: ERROR: MQD0006: The user has no access authority for the file or folder: FILE=s* SYSTEM=t*
mqd: エラー: MQD0006: ファイルまたはフォルダにアクセス権がありません: FILE=s* SYSTEM=t*
mqd: ERROR: MQD0006: The user has no access authority for the file or directory: FILE=s* SYSTEM=t*
mqd: エラー: MQD0006: ファイルまたはディレクトリにアクセス権がありません: FILE=s* SYSTEM=t*
意味
MQD利用者グループにユーザアカウントが登録されていない、または、ファイルまたはディレクトリにアクセス権がありません。そのため処理を中止しました。
s*: ファイル名
t*: MQDシステム名
対処
MQD利用者グループにユーザアカウントを登録してください。MQD利用者グループにアカウントが登録されているにもかかわらず本メッセージが出力される場合は、MQDのシステム環境を強制削除し、再度MQDのシステム環境を作成してください。
mqd: ERROR: MQD0007: An input-output error occurred: FILE=s* SYSTEM=t*
mqd: エラー: MQD0007: I/Oエラーが発生しました: FILE=s* SYSTEM=t*
意味
I/Oエラーが発生しました。そのため処理を中止しました。
s*: I/Oエラーが発生した箇所
t*: MQDシステム名
対処
I/Oエラーの原因を調査し対処してください。
mqd: ERROR: MQD0008: The system resources are insufficient: SYSTEM=s*
mqd: エラー: MQD0008: システム資源不足が発生しました: SYSTEM=s*
意味
システム資源不足が発生しました。そのため処理を中止しました。以下の原因が考えられます。
同時に実行しているコマンドが多数存在する
同時に実行しているアプリケーションが多数存在する
メモリ不足が発生している
IPC資源が不足している
s*: MQDシステム名
対処
下記対処を実施した後も再度本メッセージが出力される場合は、MQD0005と同様の対処を行ってください。その後も、本メッセージが出力される場合は、“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
アプリケーションまたはコマンドが多数実行されている場合はそれが終了するのを待って再度コマンドを実行してください。
メモリ不足の場合は、メインメモリの増設またはスワップ領域の拡張を行ってください。
IPC資源不足の場合は、マシンのパラメタをチューニングしてください。
mqd: ERROR: MQD0009: Execution disabled because of high system load: SYSTEM=s*
mqd: エラー: MQD0009: システム負荷が高いため実行できません: SYSTEM=s*
意味
システム負荷が高いため実行できません。そのため処理を中止しました。以下の原因が考えられます。
同時に実行しているコマンドが多数存在する
同時に実行しているアプリケーションが多数存在する
s*: MQDシステム名
対処
アプリケーションまたはコマンドが終了するのを待って再度コマンドを実行してください。
MQDのアプリケーションで、以下にあげるようなMQD-APIの使い方をしている場合、アプリケーションプロセスの数が少なくても、本エラーが発生する場合があります。その場合にも、当該アプリケーションを終了させてから、再度実行してください。また、このようなAPIの使い方は誤った使い方ですので、アプリケーションは修正してください。
トランザクションの取り消しを、短い期間に連続して実行する。
メッセージ操作を伴わないトランザクションの開始、終了、取り消しを、短い期間に連続して実行する。
メッセージの存在しないメッセージキューに対する非同期モードでのメッセージの受信、参照、カーソル移動、削除を、短い期間に連続して実行する。
メッセージ参照のみを、短い期間に連続して実行する。
mqd: ERROR: MQD0012: A system call error occurred: FUNC=s* ERRNO=d* FD=*u FILE=*v SYSTEM=t*
mqd: エラー: MQD0012: システムコールエラーが発生しました: FUNC=s* ERRNO=d* FD=*u FILE=*v SYSTEM=t*
意味
システムコールエラーが発生しました。そのため処理を中止しました。
s*: 関数名
d*: エラー番号
u*: ファイルディスクリプタ番号
v*: ファイル名
t*: MQDシステム名
対処
ファイルシステムやディスクに異常がないか調査してください。原因が分からない場合は“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
mqd: INFO: MQD0013: collecting MQD information started. Output directory = s*
mqd: 情報: MQD0013: MQDの保守情報の採取を開始しました。 Output directory = s*
意味
MQDの保守情報の採取を開始しました。
s*: 出力ディレクトリ
mqd: INFO: MQD0014: collecting MQD information finished. Result =s*
mqd: 情報: MQD0014: MQDの保守情報の採取を終了しました。 Result = s*
意味
MQDの保守情報の採取を終了しました。
s*: 出力ファイルまたはディレクトリ
mqd: ERROR: MQD0017: The environment variable IS_HOME is not set. Exit with doing nothing.
mqd: エラー: MQD0017: 環境変数 IS_HOME が設定されていないため処理に失敗しました。
意味
環境変数 IS_HOME が設定されていないため処理に失敗しました。
対処
環境変数 IS_HOME を正しく設定して再度コマンドを実行してください。
mqd: ERROR: MQD0051: No process is connected to the MQD system: PID=d* SYSTEM=s*
mqd: エラー: MQD0051: MQDシステムに接続しているプロセスではありません: PID=d* SYSTEM=s*
意味
指定されたプロセスは、MQDに接続されていません。
d*: プロセスID
s*: MQDシステム名
対処
プロセスIDを正しく指定して、再度コマンドを実行してください。
mqd: INFO: MQD0052: The process was forcibly terminated: PID=d* SYSTEM=s*
mqd: 情報: MQD0052: プロセスを強制的に停止しました: PID=d* SYSTEM=s*
意味
プロセスを強制的に停止しました。
d*: プロセスID
s*: MQDシステム名
mqd: ERROR: MQD0100: The same option is specified twice or more: OPTION=s*
mqd: エラー: MQD0100: 同じオプションが二つ以上指定されています: OPTION=s*
意味
オプションが二つ以上指定されています。そのため処理を中止しました。
s*: オプション名
対処
オプションを正しく指定し、再度コマンドを実行してください。
mqd: ERROR: MQD0101: The option argument is not specified: OPTION=s*
mqd: エラー: MQD0101: オプション引数が指定されていません: OPTION=s*
意味
オプション引数が指定されていません。そのため処理を中止しました。
s*: オプション名
対処
オプション引数を指定し、再度コマンドを実行してください。
mqd: ERROR: MQD0102: The option cannot be specified: OPTION=s*
mqd: エラー: MQD0102: 指定できないオプションがあります: OPTION=s*
意味
コマンドオプションとして存在しないオプションが指定されています。そのため処理を中止しました。
s*: オプション名
対処
オプションを正しく指定し、再度コマンドを実行してください。
mqd: ERROR: MQD0103: The MQD system name is invalid: SYSTEM=s*
mqd: エラー: MQD0103: MQDシステム名に誤りがあります: SYSTEM=s*
意味
MQDシステム名に誤りがあります。そのため処理を中止しました。
s*: MQDシステム名
対処
MQDシステム名を正しく指定し、再度コマンドを実行してください。
mqd: ERROR: MQD0104: No process ID is specified
mqd: エラー: MQD0104: プロセスIDの指定がありません
意味
プロセスIDが指定されていません。そのため処理を中止しました。
対処
プロセスIDを指定し、再度コマンドを実行してください。
mqd: ERROR: MQD0105: Multiple process IDs are specified
mqd: エラー: MQD0105: プロセスIDが複数指定されています
意味
プロセスIDが複数指定されています。そのため処理を中止しました。
対処
プロセスIDを一つ指定し、再度コマンドを実行してください。
mqd: ERROR: MQD0106: The process ID is invalid: PID=s*
mqd: エラー: MQD0106: プロセスIDに誤りがあります: PID=s*
意味
プロセスIDに誤りがあります。そのため処理を中止しました。
s*: プロセスID
対処
プロセスIDを正しく指定し、再度コマンドを実行してください。
mqd: ERROR: MQD0107: A user outside the local group Administrators cannot execute this command
mqd: エラー: MQD0107: Administratorsローカルグループ以外は実行できません
mqd: ERROR: MQD0107: A user except super-user cannot execute this command
mqd: エラー: MQD0107: スーパユーザ以外は実行できません
意味
スーパユーザ以外は実行できません。そのため処理を中止しました。
対処
スーパユーザ権限で実行してください。
mqd: ERROR: MQD0200: The MQD system environment does not exist: SYSTEM=s*
mqd: エラー: MQD0200: MQDシステムの環境が存在しません: SYSTEM=s*
意味
MQDのシステム環境が存在しません。そのため処理を中止しました。
s*: MQDシステム名
対処
MQDシステム名を正しく指定し、再度コマンドを実行してください。
mqd: ERROR: MQD0201: The MQD system is not operating: SYSTEM=s*
mqd: エラー: MQD0201: MQDシステムは運用状態ではありません: SYSTEM=s*
意味
MQDは運用状態ではありません。そのため処理を中止しました。
s*: MQDシステム名
対処
MQDを起動した後に、再度コマンドを実行してください。
mqd: 情報: MQD0251: MQDシステムを起動しました: SYSTEM=s*
意味
MQDシステムの運用を開始しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0252: MQDシステムを停止しました: SYSTEM=s*
意味
MQDシステムの運用を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0253: 書式:mqdguisetup [-p portno] [-l [sslportno] -f sslfile]
意味
mqdguisetupコマンドの書式です。
mqd: 情報: MQD0254: 書式:mqdguiunsetup [-c]
意味
mqdguiunsetupコマンドの書式です。
mqd: 情報: MQD0255: ユーザアカウントを入力してください
意味
MessageQueueDirector Operation Toolサービスを起動するユーザアカウントを入力してください。
mqd: 情報: MQD0256: パスワードを入力してください
意味
MessageQueueDirector Operation Toolサービスを起動するユーザアカウントのパスワードを入力してください。
mqd: 情報: MQD0257: サービスを起動しました: SERVICE=s* SYSTEM=t*
意味
MQDシステムのサービスを起動しました。
s*: サービス名
t*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0258: サービスを停止しました: SERVICE=s* SYSTEM=t*
意味
MQDシステムのサービスを停止しました。
s*: サービス名
t*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0259: MessageQueueDirector Operation Toolを起動しました
意味
MessageQueueDirector Operation Toolサービスを起動しました。
MessageQueueDirector運用操作ツールを起動しました。
mqd: 情報: MQD0260: MessageQueueDirector Operation Toolを停止しました
意味
MessageQueueDirector Operation Toolサービスを停止しました。
MessageQueueDirector運用操作ツールを停止しました。
mqd: 情報: MQD0261: MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境を作成しました
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境を作成しました。
mqd: 情報: MQD0262: MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境を削除しました
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境を削除しました。
mqd: 情報: MQD0263: ログオン処理を終了しました
意味
ログオン処理を終了しました。
mqd: 情報: MQD0264: MQDシステムの一覧情報取得処理を終了しました
意味
MQDシステムの一覧情報取得処理を終了しました。
mqd: 情報: MQD0265: MQDシステムの詳細情報取得処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
MQDシステムの詳細情報取得処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0266: MQDシステムの起動処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
MQDシステムの起動処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0267: MQDシステムの停止処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
MQDシステムの停止処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0268: サービスの一覧情報取得処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
MQDシステムのサービスの一覧情報取得処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0269: サービスの起動処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
MQDシステムのサービスの起動処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0270: サービスの停止処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
MQDシステムのサービスの停止処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0271: メッセージキューの一覧情報取得処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
メッセージキューの一覧情報取得処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0272: メッセージキューの詳細情報取得処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
メッセージキューの詳細情報取得処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0273: メッセージキューの作成処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
メッセージキューの作成処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0274: メッセージキューの削除処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
メッセージキューの削除処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0275: メッセージキューのアクセス状態変更処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
メッセージキューのアクセス状態変更処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0276: メッセージの一括削除処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
メッセージの一括削除処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0277: ACM連携サービスの状態取得処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
ACM連携サービスの状態取得処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0278: イベントチャネル連携サービスの状態取得処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
イベントチャネル連携サービスの状態取得処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0279: 同報配信サービスの状態取得処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
同報配信サービスの状態取得処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0280: SMTP連携サービスの状態取得処理を終了しました: SYSTEM=s*
意味
SMTP連携サービスの状態取得処理を終了しました。
s*: MQDシステム名
mqd: 情報: MQD0281: MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境を削除してよろしいですか?(yes/no)
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境を削除します。削除してもよい場合は“yes”を、削除しない場合は“no”を入力してください。
mqd: 情報: MQD0282: 書式:mqdguistr
意味
mqdguistrコマンドの書式です。
mqd: 情報: MQD0283: 書式:mqdguistp
意味
mqdguistpコマンドの書式です。
mqd: エラー: MQD0401: メモリ不足が発生しました: SYSTEM=s*
意味
メモリ不足が発生しました。
s*: MQDシステム名
対処
動作中の不要なアプリケーションを停止してください。
頻繁に発生する場合は、メインメモリの増設またはスワップ領域の拡張を行ってください。
上記の対処を実施した後も再度本メッセージが出力される場合は、“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
mqd: エラー: MQD0403: システムコールエラーが発生しました: SYSCALL=s* ERROR=d* SYSTEM=t*
意味
システムコールエラーが発生しました。
s*: 関数名
d*: エラー番号
t*: MQDシステム名
対処
ファイルシステムやディスクに異常がないか調査してください。
原因がわからない場合は、“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
mqd: エラー: MQD0404: システムエラーが発生しました: INFO1=d* INFO2=e* INFO3=f* SYSTEM=s*
意味
システムエラーが発生しました。
d*: エラー情報1
e*: エラー情報2
f*: エラー情報3
s*: MQDシステム名
対処
“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
mqd: エラー: MQD0409: MQDシステムの環境が存在しません: SYSTEM=s*
意味
MQDシステムの環境が存在しません。そのため、処理が実行できませんでした。
s*: MQDシステム名
対処
MQDシステムの環境を作成してから実行してください。
mqd: エラー: MQD0410: ファイルが見つかりません: FILE=s*
意味
セットアップコマンドで作成した、処理に必要なファイルが見つかりません。MessageQueueDirector運用操作ツールの情報が完全に削除されていない可能性があります。
s*: ファイル名
対処
MessageQueueDirector運用操作ツールを強制モードでアンセットアップしてください。
mqd: エラー: MQD0411: MQDシステムは運用状態ではありません: SYSTEM=s*
意味
MQDシステムが運用状態ではありません。そのため、処理が実行できませんでした。
s*: MQDシステム名
対処
MQDシステムを起動してから実行してください。
mqd: エラー: MQD0413: 指定されたメッセージキューは既に存在します: NAME=s* SYSTEM=t*
意味
指定されたメッセージキューはすでに存在します。
s*: メッセージキュー名
t*: MQDシステム名
対処
存在しないメッセージキュー名を指定して実行してください。
mqd: エラー: MQD0414: メッセージキュー数が上限に達したため、メッセージキューを作成できませんでした: NAME=s* SYSTEM=t*
意味
メッセージキュー数が上限に達しました。そのため、メッセージキューを作成できませんでした。
s*: メッセージキュー名
t*: MQDシステム名
対処
不要なメッセージキューを削除してください。または、MQDシステムの環境を再作成してメッセージキューの最大数を増やしてください。
mqd: エラー: MQD0415: 指定されたメッセージキューは存在しません: NAME=s* SYSTEM=t*
意味
指定されたメッセージキューは存在しません。
s*: メッセージキュー名
t*: MQDシステム名
対処
メッセージキューを作成するか、存在するメッセージキュー名を指定し、実行してください。
mqd: エラー: MQD0416: 指定されたメッセージキューに蓄積メッセージが存在するため、削除できませんでした: NAME=s* SYSTEM=t*
意味
指定されたメッセージキューに蓄積メッセージが存在します。そのため、メッセージキューを削除できませんでした。
s*: メッセージキュー名
t*: MQDシステム名
対処
蓄積メッセージを取り除いた後、実行してください。
上記対処を行わないで蓄積メッセージを削除して良い場合は、メッセージキューを強制削除してください。
mqd: エラー: MQD0417: 指定されたメッセージキューは使用中のため、削除できませんでした: NAME=s* SYSTEM=t*
意味
指定されたメッセージキューを使用しているサービス、アプリケーションまたはコマンドが存在します。そのため、メッセージキューを削除できませんでした。
s*: メッセージキュー名
t*: MQDシステム名
対処
以下のいずれかの対処を実施した後、実行してください。
メッセージキューを使用しているアプリケーションを終了させる
メッセージキューを使用しているサービスを停止させる
メッセージキューを使用しているコマンドの終了を待つ
上記対処を行わないでこのまま削除して良い場合は、メッセージキューを強制削除してください。
mqd: エラー: MQD0418: 指定されたメッセージキューは使用禁止状態です: NAME=s* SYSTEM=t*
意味
指定されたメッセージキューは、使用禁止状態です。そのため、処理が実行できませんでした。
s*: メッセージキュー名
t*: MQDシステム名
対処
以下のいずれかの対処を実施した後、実行してください。
メッセージの一括削除が実行中の場合は、メッセージの一括削除の終了を待つ
メッセージの一括削除が失敗している場合は、失敗の原因を取り除いて、メッセージの一括削除を実行する
メッセージキューの強制削除が失敗している場合は、失敗の原因を取り除いて、メッセージの一括削除を実行する
mqd: エラー: MQD0419: メッセージ格納域の容量が不足しています: SYSTEM=s*
意味
MQD環境定義ファイルで指定したメッセージ格納域の容量が不足しています。そのため、処理が実行できませんでした。
s*: MQDシステム名
対処
蓄積メッセージを取り除き、メッセージ格納域の空き容量を増やしてください。頻繁に発生する場合は、システムファイルの容量が充分であるか指定値を見直してください。
mqd: エラー: MQD0420: システム負荷が高いため、実行できませんでした: SYSTEM=s*
意味
システム負荷が高いため、処理を実行できませんでした。
s*: MQDシステム名
対処
頻繁に発生する場合は、実行中のプロセスの終了を確認してから実行してください。
MQDのアプリケーションで、以下にあげるようなMQD-APIの使い方をしている場合、アプリケーションプロセスの数が少なくても、本エラーが発生する場合があります。その場合にも、当該アプリケーションを終了させてから、再度実行してください。また、このようなAPIの使い方は誤った使い方ですので、アプリケーションは修正してください。
トランザクションの取り消しを、短い期間に連続して実行する。
メッセージ操作を伴わないトランザクションの開始、終了、取り消しを、短い期間に連続して実行する。
メッセージの存在しないメッセージキューに対する非同期モードでのメッセージの受信、参照、カーソル移動、削除を、短い期間に連続して実行する。
メッセージ参照のみを、短い期間に連続して実行する。
mqd: エラー: MQD0421: MQDシステムの起動に失敗しました: SYSTEM=s*
意味
MQDシステムの起動に失敗しました。
s*: MQDシステム名
対処
異常が発生した原因が、当メッセージの前またはシステムログに出力されています。その異常原因を取り除いてください。
mqd: エラー: MQD0422: MQDシステムの停止に失敗しました: SYSTEM=s*
意味
MQDシステムの停止に失敗しました。
s*: MQDシステム名
対処
異常が発生した原因が、当メッセージの前またはシステムログに出力されています。その異常原因を取り除いてください。
mqd: エラー: MQD0423: サービスの起動に失敗しました: SERVICE=s* SYSTEM=t*
意味
MQDシステムのサービスの起動に失敗しました。
s*: サービス名
t*: MQDシステム名
対処
異常が発生した原因が、当メッセージの前またはイベントビューアに出力されています。その異常原因を取り除いてください。
mqd: エラー: MQD0424: サービスの停止に失敗しました: SERVICE=s* SYSTEM=t*
意味
MQDシステムのサービスの停止に失敗しました。
s*: サービス名
t*: MQDシステム名
対処
異常が発生した原因が、当メッセージの前またはイベントビューアに出力されています。その異常原因を取り除いてください。
mqd: エラー: MQD0427: ログオンできません: USER=s*
意味
ログオンできませんでした。
s*: ユーザ名
対処
正しいユーザアカウントとパスワードを指定してください。
上記対処を実施した後も再度本メッセージが出力される場合は、マシン管理者に問い合わせてください。
mqd: エラー: MQD0430: インストール環境に異常があります: SYSTEM=s*
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールが使用するMQDのインストール環境に異常があります。そのため、処理が実行できませんでした。
s*: MQDシステム名
対処
MQDを再インストールしてください。
mqd: エラー: MQD0432: システム資源不足が発生しました: SYSTEM=s*
意味
システム資源不足が発生しました。そのため、処理が実行できませんでした。以下の原因が考えられます。
メモリ不足が発生している
ディスク領域不足が発生している
同時に実行しているプロセスが多数存在する
s*: MQDシステム名
対処
メモリ不足の場合は メインメモリの増設またはスワップ領域の拡張を行ってください。
ディスク領域不足の場合は、十分なディスク領域を用意してください。
プロセスが多数実行されている場合は、それらの終了を確認してから実行してください。
上記対処を実施した後も再度本メッセージが出力される場合は、“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
mqd: エラー: MQD0433: I/Oエラーが発生しました: INFO=s* SYSTEM=t*
意味
I/Oエラーが発生しました。
s*: 発生した個所
t*: MQDシステム名
対処
I/Oエラーの原因を調査し対処してください。
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用したキューの運用操作を行っていた場合、異常が発生した原因がシステムログに出力されている場合があります。その異常原因を取り除いてください。
原因がわからない場合は、“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
mqd: エラー: MQD0434: システム制限値を超えました: SYSTEM=s*
意味
システム資源の制限値を超えました。そのため、処理が実行できませんでした。以下の原因が考えられます。
同時に実行しているプロセスが多数存在する
プロセス毎で使用できるシステム資源の制限値が不適当である
s*: MQDシステム名
対処
プロセスが多数実行されている場合は、それらの終了を確認してから実行してください。
頻繁に発生する場合は、システム資源の制限値を見直し、変更してください。
mqd: エラー: MQD0435: Administratorsローカルグループのユーザ以外は実行できません
mqd: エラー: MQD0435: スーパユーザ以外は実行できません
意味
スーパユーザ以外は実行できません。
対処
スーパユーザ権限で実行してください。
MessageQueueDirector Operation Toolサービスの起動については、サービスへのログオンユーザアカウントを確認してください。
mqd: エラー: MQD0436: パラメタの指定が不正です
意味
コマンドに指定したパラメタが不正です。
対処
正しいパラメタを指定し、コマンドを実行してください。なお、本メッセージの直後にコマンドの書式が表示されています。
mqd: エラー: MQD0438: 同一のポート番号を指定しました
意味
通常用のポート番号とSSL用のポート番号が重複しています。
対処
ポート番号が重複しないように指定し、コマンドを実行してください。
mqd: エラー: MQD0439: MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境の作成に失敗しました
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境の作成に失敗しました。
対処
直前に出力されているメッセージに対する対処を行ってください。
mqd: エラー: MQD0440: MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境の削除に失敗しました
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境の削除に失敗しました。
対処
直前に出力されているメッセージに対する対処を行ってください。
mqd: エラー: MQD0441: 不正なCGIの呼び出しが発生しました: ADDRESS=s*
意味
s*のマシンから不正なCGIの呼出しが行われました。
s*: アドレス
対処
s*で行われたMessageQueueDirector運用操作ツールの使用方法に誤りがないか確認してください。
上記対処を実施した後も再度本メッセージが出力される場合は、MQDを再インストールしてください。
mqd: エラー: MQD0444: サーバが混雑しています
意味
最大接続者数以上のアクセスが発生したため、処理を実行できませんでした。
対処
頻繁に発生する場合は、MessageQueueDirector運用操作ツールの最大接続者数をカストマイズしてください。
mqd: エラー: MQD0445: InfoProvider Proの自動起動設定に失敗しました: FILE=s*
意味
InfoProvider Proの自動起動設定に失敗しました。
s*: ファイル名
対処
Webサーバで異常が発生していないか確認してください。異常が発生している場合には、その異常原因を取り除いてください。
mqd: エラー: MQD0449: InfoProvider Proの停止に失敗しました: FILE=s*
意味
InfoProvider Proの停止に失敗しました。
s*: ファイル名
対処
Webサーバで異常が発生していないか確認してください。異常が発生している場合には、その異常原因を取り除いてください。
mqd: エラー: MQD0450: ファイルまたはフォルダにアクセス権がありません: INFO=s* SYSTEM=t*
意味
ファイルまたはフォルダにアクセス権限がありません。
s*: 情報
t*: MQDシステム名
対処
ファイルまたはフォルダのアクセス権限を確認し、必要に応じてアクセス権を変更してください。
mqd: エラー: MQD0451: I/Oエラーが発生しました: INFO=s* ERROR=d* SYSTEM=t*
意味
I/Oエラーが発生しました。
s*: 発生した個所
d*: エラー番号
t*: MQDシステム名
対処
I/Oエラーの原因を調査し対処してください。
原因がわからない場合は、“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
mqd: エラー: MQD0452: ファイルまたはフォルダにアクセス権がありません: INFO=s* ERROR=d* SYSTEM=t*
意味
ファイルまたはフォルダにアクセス権限がありません。
s*: 情報
d*: エラー番号
t*: MQDシステム名
対処
ファイルまたはフォルダのアクセス権限を確認し、必要に応じてアクセス権を変更してください。
mqd: エラー: MQD0467: トランザクション区間中です: SYSTEM=s*
意味
トランザクション区間中のため、処理を実行できませんでした。
s*: MQDシステム名
対処
トランザクション処理の終了を確認し、実行してください。
mqd: エラー: MQD0469: MessageQueueDirector Operation Toolが異常終了しました
意味
MessageQueueDirector Operation Toolサービスが異常終了しました。
MessageQueueDirector運用操作ツールが異常終了しました。
対処
異常が発生した原因が、当メッセージの前またはシステムログに出力されています。その異常原因を取り除いてください。
mqd: エラー: MQD0470: InfoProvider Proの環境作成に失敗しました: FILE=s*
意味
InfoProvider Proの環境作成に失敗しました。
s*: ファイル名
対処
Webサーバで異常が発生していないか確認してください。異常が発生している場合には、その異常原因を取り除いてください。
mqd: エラー: MQD0471: InfoProvider Proの状態獲得に失敗しました: FILE=s*
意味
InfoProvider Proの状態獲得に失敗しました。
s*: ファイル名
対処
Webサーバで異常が発生していないか確認してください。異常が発生している場合には、その異常原因を取り除いてください。
mqd: エラー: MQD0472: MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境は既に存在します
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境はすでに存在しています。
対処
不要です。
mqd: エラー: MQD0473: MessageQueueDirector Operation Toolが動作中のため、動作環境を削除できません
意味
MessageQueueDirector Operation Toolサービスが動作中のため、動作環境を削除できませんでした。
MessageQueueDirector運用操作ツールが動作中のため、動作環境を削除できませんでした。
対処
MessageQueueDirector Operation Toolサービスを停止してから実行してください。
MessageQueueDirector運用操作ツールを停止してから実行してください。
mqd: エラー: MQD0474: InfoProvider Proが動作中のため、動作環境を削除できません: FILE=s*
意味
InfoProvider Proが動作中のため、動作環境を削除できませんでした。
s*: ファイル名
対処
InfoProvider Proを停止してから実行してください。
mqd: エラー: MQD0479: MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境は存在しません
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールの動作環境はすでに削除されています。
対処
不要です。
mqd: エラー: MQD0480: InfoProvider Proがインストールされていません
意味
InfoProvider Proがインストールされていません。
対処
InfoProvider Proをインストールしてから実行してください。
mqd: エラー: MQD0483:ユーザアカウントが存在しません: USER=s*
意味
ユーザアカウントが存在しないため、処理を実行できませんでした。
s*: ユーザ名
対処
正しいユーザアカウントを指定してください。
上記対処を実施した後も再度本メッセージが出力される場合は、マシン管理者に問い合わせてください。
mqd: エラー: MQD0484:MQDシステムの操作権限がありません
意味
MQDシステムを操作する権限がないユーザアカウントです。
対処
MQDシステムを操作する権限があるユーザアカウントでログオンしてください。
mqd: エラー: MQD0485: MessageQueueDirector Operation Toolの削除が完了していません
意味
MessageQueueDirector Operation Toolサービスの削除が完了していません。
対処
Windows(R)の[サービス]画面を終了してください。
mqd: エラー: MQD0486: MessageQueueDirector運用操作ツールの設定に誤りがあります: INFO=s* LINE=t*
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールの環境定義ファイルに記述された“s*”の項目、もしくは“t*”の行に誤りがあります。“t*”が0の場合は、“s*”が環境定義ファイルに記述されていないことを意味します。
s*: 項目名
t*: 行数
対処
環境定義ファイルの誤りを修正してから実行してください。
mqd: エラー: MQD0487: MessageQueueDirector Operation Toolの起動に失敗しました
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールの起動に失敗しました。
対処
直前に出力されているメッセージに対する対処を行ってください。
mqd: エラー: MQD0488: MessageQueueDirector Operation Toolの停止に失敗しました
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールの停止に失敗しました。
対処
直前に出力されているメッセージに対する対処を行ってください。
mqd: エラー: MQD0489: MessageQueueDirector Operation Toolは停止状態ではありません
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールはすでに起動しています。
対処
不要です。
mqd: エラー: MQD0490: MessageQueueDirector Operation Toolは運用状態ではありません
意味
MessageQueueDirector運用操作ツールはすでに停止しています。
対処
不要です。
mqd: エラー: MQD0491: 同時に実行できない処理が実行中です
意味
同時に実行できない処理が実行中です。そのため、処理を中止しました。
対処
しばらく待った後、再度実行してください。
mqd: エラー: MQD0492: MessageQueueDirector Operation Toolは要求実行中のため、停止できませんでした
意味
MessageQueueDirector Operation Toolサービスは要求実行中のため、停止できませんでした。
MessageQueueDirector運用操作ツールは要求実行中のため、停止できませんでした。
対処
しばらく待った後、再度実行してください。
mqd: ERROR: MQD0500: A system error occurred: CODE=s* d* SYSTEM=t*
mqd: エラー: MQD0500: システムエラーが発生しました: CODE=s* d* SYSTEM=t*
意味
システムエラーが発生しました。またはMQDを運用できない事象を検出しました。運用できない事象には以下の場合があります。
MQDシステムを作成する際に指定したMQD利用者グループが削除された。
MQDシステムが起動時に作成するIPC資源と同一のIPC資源が存在している。本事象はクラスタシステムで運用している場合、システムの再起動を行わずにきり戻し処理を行った場合に発生することがあります。
MQDが使用するファイル資源へのアクセスができなかった。MQDを運用中にバックアップソフトなどを使用すると発生する可能性があります。
s*: システムエラー情報1
d*: システムエラー情報2
t*: MQDシステム名
対処
MQDシステムを作成する際に指定したMQD利用者グループが削除されていないかどうか確認し、削除されている場合は同一のグループIDを再作成してからMQDシステムを再起動してください。MQD利用者グループが削除されているかどうかは、以下のファイルのグループIDを確認してください。
対象ファイル:/opt/FJSVmqd/mqd/MQDシステム名.lck
クラスタシステムで、システムの再起動を行わずにきり戻し処理を行った場合は、システムの再起動を行ってからMQDシステムを再起動してください。
MQDの運用中にバックアップソフトなどを使用していた場合は、MQDシステムを再起動してください。またバックアップソフトなどを使用する場合には、すべてのMQDシステムを停止してください。
それ以外の場合は、エラー情報1、およびエラー情報2を控え、“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
なお、MQDシステムを強制停止した際に本メッセージが出力された場合、対処は不要です。
mqd: ERROR: MQD0501: The file system capacity is insufficient: CODE=s* SYSTEM=t*
mqd: エラー: MQD0501: ファイルシステムの容量が不足しました: CODE=s* SYSTEM=t*
意味
ファイルシステムの容量が不足しました。
s*: システムエラー情報
t*: MQDシステム名
対処
MQD環境定義ファイルで指定したシステムファイルの容量の設計に誤りがないか確認してください。ファイルシステムの容量が少ない場合は、パーティションの再作成を行うなどしてファイルシステムの容量を十分に確保した後にmqdsetupコマンドを実行してください。
mqd: ERROR: MQD0502: XA library call is invalid: CODE=s* SYSTEM=t*
mqd: エラー: MQD0502: XAライブラリの呼び出しに誤りがありました: CODE=s* SYSTEM=t*
意味
XAライブラリの呼び出しに誤りがあります。原因はエラー情報を参照してください。
s*: エラー情報
1 :誤った引数が指定されました。オープン文字列が誤っている可能性があります。
53 :正しいシーケンスで呼び出されていません。MQDが起動されていないか、オープン文
字列が誤っている可能性があります。
その他:システムエラー
t*: MQDシステム名
対処
エラー情報に従って対処してください。その他のエラーの場合はエラー情報を控え、“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
mqd: WARNING: MQD0503: The usage rate of the message storage area exceeded the set warning value: ATTRIBUTE=s* SYSTEM=t*
mqd: 警告: MQD0503:メッセージ格納域の使用率が、設定した警告値を超えました: ATTRIBUTE=s* SYSTEM=t*
意味
メッセージ格納域の使用率が、警告状態となる基準値(定義された警告値)を超えました。
s*: メッセージ格納域の種別
DISK: ディスク型メッセージキューのメッセージ格納域
MEMORY: メモリ型メッセージキューのメッセージ格納域
t*: MQDシステム名
対処
必要ならば以下のいずれかの対処を実施してください。
メッセージの受信側が停止している場合は、メッセージの受信側を起動してください。
メッセージ格納域の絶対容量が不足している場合には、“MessageQueueDirector説明書”の“メッセージ格納域の容量変更”の操作を行ってください。
mqd: INFO: MQD0504: The usage rate of the message storage area was restored to the set safety value: ATTRIBUTE=s* SYSTEM=t*
mqd: 情報: MQD0504: メッセージ格納域の使用率が、設定した安全値まで回復しました: ATTRIBUTE=s* SYSTEM=t*
意味
メッセージ格納域の使用率が、警告状態が解除される基準値(定義された安全値)まで回復しました。
s*: メッセージ格納域の種別
DISK: ディスク型メッセージキューのメッセージ格納域
MEMORY: メモリ型メッセージキューのメッセージ格納域
t*: MQDシステム名
mqd: ERROR: MQD0505: MQD system cannot continue operation because an error occurred: PID=%t SYSTEM=s*
mqd: エラー: MQD0505: MQDシステムの運用を継続できない異常が発生しました: PID=%t SYSTEM=s*
意味
MQDシステムの運用を継続できない異常が発生しましたので、MQDシステムを停止します。原因として以下の理由が考えられます。
MQDを使用するアプリケーションをタスクマネージャから強制停止した。
MQDを使用するアプリケーションをkillコマンドで強制停止した。
ACM連携サービスが起動している状態で、IDCMを強制停止した。
t*: 異常の原因となったプロセスID
s*: MQDシステム名
対処
以下のいずれかの対処を行ってください。運用を再開する場合は、MQDシステムを起動してください。
MQDを使用するアプリケーションをタスクマネージャから強制停止した場合は、mqdtermaplコマンドで停止するように運用を変更してください。
MQDを使用するアプリケーションをkillコマンドで強制停止した場合は、mqdtermaplコマンドで停止するように運用を変更してください。
ACM連携サービスが起動している状態で、IDCMを強制停止した場合は、ACM連携サービスを停止してから、IDCMを停止するように運用を変更してください。
mqd: ERROR: MQD0506: it failed in the access of the file: ERRNO=s*: SYSTEM=t*
mqd: エラー: MQD0506: ファイルのアクセスに失敗しました: ERRNO=s*: SYSTEM=t*
意味
ファイルのアクセスに失敗しました。原因として以下の理由が考えられます。
ファイルシステムに異常がある。
クラスタシステムで、ノード切り換えが発生した際にMQDシステムを停止せず、切戻し後にそのままMQDの運用を続けた。
s*: エラー番号
t*: MQDシステム名
対処
ファイルシステムやディスクに異常がないか調査してください。また直前にMQD0012, MQD0003のメッセージが出力されている場合はそちらの対処もあわせて行ってください。原因が分からない場合は“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
クラスタシステムの場合、ノード切り換えが発生すると共有ディスク装置上のMQD環境が見えなくなるため、MQDシステムを停止してください。切戻し後共有ディスク装置が見えるようになったあとにMQDシステムを再起動してください。通常はクラスタシステムの機能を使用して、自動的にMQDシステムが停止および起動されるように設定してください。
mqd: ERROR: MQD0507: An error occurred during dynamic library load processing: LIBRARY=s*: FUNC=t* SYSTEM=u*
mqd: エラー: MQD0507: ライブラリの動的ロード処理でエラーが発生しました: LIBRARY=s*: FUNC=t* SYSTEM=u*
意味
MQDシステムに必要なライブラリの動的ロード処理でエラーが発生したため、処理を中止しました。
s*: ライブラリ名
t*: 機能コード
u*: MQDシステム名
対処
ライブラリが存在しているか確認してください。
mqd: ERROR: MQD0508: It failed in a stop of processes: PID=s* SYSTEM=t*
mqd: エラー: MQD0508: プロセスの停止に失敗しました: PID=s* SYSTEM=t*
意味
MQDの強制停止処理の際に、MQDのデーモンプロセスまたは、MQDのアプリケーションプロセスの停止に失敗しました。
s*: 停止に失敗したプロセスのPID。複数の場合はカンマ区切りで出力されます。
t*: MQDシステム名
対処
出力されたプロセスIDのプロセスが存在するか確認し、存在している場合はサーバをリブートするか、またはプロセスを停止してください。
注意
停止に失敗したプロセス数が21個以上の場合は、本メッセージが複数回出力されます。
mqd: ERROR: MQD0600: Error occurred in database operation: KIND=s* INFO=d* SQLSTATE=t* SQLMSG=u* SYSTEM=v*
mqd: エラー: MQD0600: データベース運用で異常が発生しました: KIND=s* INFO=d* SQLSTATE=t* SQLMSG=u* SYSTEM=v*
意味
データベース運用でデータベースに異常が発生しました。
s*: 種別(システム: “SYS”、ユーザ: “USR”)
d*: 詳細情報
t*: SQLSTATE値(16進5桁)
u*: SQLMSG内容
v*: MQDシステム名
対処
SQLSTATE値およびSQLMSG内容の情報に従って対処してください。原因が分からない場合は、詳細情報、SQLSTATE値およびSQLMSG内容を控え、“メッセージ集” の “技術員連絡の前に”を参照してください。また、mqddumpコマンドを使用して調査資料を採取してください。その後、技術員に連絡してください。
SQLSTATE値の詳細は、“Symfoware Server SQLリファレンスガイド“を参照してください。
SQLMSG内容の詳細や対処方法は、Symfowareのヘルプファイル“RDB メッセージリファレンス”を参照してください。
SQLMSG内容の詳細や対処方法は、Symfowareの rdbprtmsgコマンドを使用して参照してください。
注意
MQDが使用するデータベースに対して、データベース管理システムの機能を直接使用した場合、本メッセージが出力されたり、MQDシステムが破壊されるおそれがあります。したがって、“MessageQueueDirectore説明書 5.3 メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合の保守”で説明する保守操作以外は行わないでください。MQDシステムが使用しているデータベースを直接操作した場合、MQDシステムの動作は保証されません。また、保守操作を行う上でも十分な注意が必要です。データベース管理システムの機能を十分理解して操作を行ってください。
mqd: INFO: MQD0601: Warning was notified by the database management system: KIND=s* INFO=d* SQLSTATE=t* SQLMSG=u* SYSTEM=v*
mqd: 情報: MQD0601: データベース管理システムより警告が通知されました: KIND=s* INFO=d* SQLSTATE=t* SQLMSG=u* SYSTEM=v*
意味
データベース運用でデータベース管理システムより警告情報が通知されました。
s*: 種別(システム: “SYS”、ユーザ: “USR”)
d*: 詳細情報
t*: SQLSTATE値(16進5桁)
u*: SQLMSG内容
v*: MQDシステム名
対処
SQLSTATE値およびSQLMSG内容の情報に従って対処してください。
SQLSTATE値の詳細は、“Symfoware Server SQLリファレンスガイド”を参照してください。
SQLMSG内容の詳細や対処方法は、Symfowareのヘルプファイル“RDB メッセージリファレンス”を参照してください。
SQLMSG内容の詳細や対処方法は、Symfowareの rdbprtmsgコマンドを使用して参照してください。
注意
MQDが使用するデータベースに対して、データベース管理システムの機能を直接使用した場合、本メッセージが出力されたり、MQDシステムが破壊されるおそれがあります。したがって、“MessageQueueDirectore説明書 5.3 メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合の保守”で説明する保守操作以外は行わないでください。MQDシステムが使用しているデータベースを直接操作した場合、MQDシステムの動作は保証されません。また、保守操作を行う上でも十分な注意が必要です。データベース管理システムの機能を十分理解して操作を行ってください。
mqd: ERROR: MQD0602: Error occurred in database operation: INFO=d* SYSTEM=s*
mqd: エラー: MQD0602: データベース運用で異常が発生しました: INFO=d* SYSTEM=s*
意味
データベース運用でデータベースに異常が発生しました。
d*: 詳細情報
s*: MQDシステム名
対処
直前に表示されたメッセージに従って対処してください。
なお、本メッセージの直後にエラーメッセージが出力される場合がありますが、そのメッセージの“対処”は不要です。
注意
MQDが使用するデータベースに対して、データベース管理システムの機能を直接使用した場合、本メッセージが出力されたり、MQDシステムが破壊されるおそれがあります。したがって、“MessageQueueDirectore説明書 5.3 メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合の保守”で説明する保守操作以外は行わないでください。MQDシステムが使用しているデータベースを直接操作した場合、MQDシステムの動作は保証されません。また、保守操作を行う上でも十分な注意が必要です。データベース管理システムの機能を十分理解して操作を行ってください。
mqd: ERROR: MQD0603: Error occured during checking database environment: INFO=d* SYSTEM=s*
mqd: エラー: MQD0603: データベース環境の確認中に異常が発生しました: INFO=d* SYSTEM=s*
意味
データベースの環境の確認中に、以下のいずれかの理由により処理が中止されました。
データベース管理システムが起動していない
ホットスタンバイ運用でサーバが待機中である
SymfowareのRDA/SV連携を使用した他のサーバシステムのデータベースである
d*: 詳細情報
s*: MQDシステム名
対処
以下の対処を行った後に再度コマンドを実行してください。
データベース管理システムが起動していない場合は、起動させてください。
ホットスタンバイ運用でサーバが待機中の場合は、サーバを稼動状態にしてください。
SymfowareのRDA/SV連携を使用した他のサーバシステムのデータベースは使用できません。自サーバシステムのデータベースを使用してください。