機能説明
SMTP連携サービスのサービス定義の登録、反映または削除を行うコマンドです。
サービス定義の登録は、事前に作成されたサービス定義をMQDへ登録します。登録された定義を新サービス定義と呼びます。サービス定義の反映は、新サービス定義を運用で使用可能な有効な状態に変えます。反映された定義を現サービス定義と呼びます。サービス定義の削除は、新サービス定義の一部または全体を削除します。
入力形式
---------------------------------------------------------------------------------- mqdscomdef [-s sysname]{-a|-r|-d} [-f filename] ----------------------------------------------------------------------------------
パラメタ
MQDシステム名を指定します。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。
処理内容を指定します。
-a: サービス定義を登録する
-r: サービス定義を反映する
-d: サービス定義を削除する
サービス定義を格納したファイルのファイル名を指定します。
本パラメタの指定は、サービス定義を反映する場合には不要です。
注意事項
本コマンドは、スーパユーザおよびMQD利用者グループのユーザが実行できます。
本コマンドを実行する前に、SMTP連携サービスのサービス定義を作成しておく必要があります。詳細については、“12.3.2.6 サービス定義の作成”を参照してください。
登録済のサービス定義の全体を削除したい場合は、登録時に指定したサービス定義と同じ内容のサービス定義を指定してください。
サービス定義を削除した後または暗号化の定義がある場合、本コマンドを使用してサービス定義を反映することはできません。定義反映オプション“-n”を指定してMQDまたはSMTP連携サービスを再起動してください。
サービス定義を再作成する場合は、サービス定義の全体を削除した後、サービス定義の登録と反映の操作をする必要があります。
サービス定義の反映は、SMTP連携サービスを起動した状態で実行してください。
サービス定義の情報は、各セクション単位に扱われます。したがって、定義誤りのあるセクションだけが無効となり、正しいセクションの情報は有効となります。
使用例
-------------------------------------------------------- mqdscomdef -a -f /mqd/def/SCOMsvc.def --------------------------------------------------------