機能説明
SMTP連携サービスのサービス環境を新規に作成するコマンドです。
本コマンドは、事前に定義されたSMTP連携サービスの環境定義に基づいて、SMTP連携サービスの動作環境を作成します。
入力形式
---------------------------------------------------------------------------------- mqdscomsetup [-s sysname] -f filename ----------------------------------------------------------------------------------
パラメタ
MQDシステム名を指定します。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。
SMTP連携サービスのサービス環境定義ファイルのファイル名を指定します。
注意事項
本コマンドは、スーパユーザだけが実行できます。
本コマンドを実行する前に、サービス環境定義ファイルを作成しておく必要があります。作成方法については、“12.3.2.4 サービス環境の作成”を参照してください。
すでにユーザのホームディレクトリに.forwardファイルが存在する場合は、アクセス権の設定だけを行います。
sendmailのバージョンの違いにより.forwardファイルが認識されない場合があります。お使いのsendmailの仕様に合わせて、メールの受信が可能となるように、.forwardファイルを有効にしてください。
例えばsendmailがバージョン8.9の場合、ユーザのホームディレクトリが存在するディレクトリからルートディレクトリまで遡って、各階層のディレクトリはrootが所有し、rootだけが書込み可能である必要があります。また、ホームディレクトリ自身は当該ユーザが所有し、当該ユーザだけが書込み可能でなければなりません。
サービス環境定義ファイルのMQD代表メールアドレスに定義されたアカウントが登録されていない場合、対応する.forwardファイルは作成されません。アカウントを登録後に手動で.forwardファイルを作成してください。
使用例
-------------------------------------------------------- mqdscomsetup -f /mqd/def/SCOMenv.def --------------------------------------------------------