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Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書

8.3.34 MQD_EventInfo構造体

  MQD_EventInfo構造体は、運用イベントの受信時に使用します。以下にMQD_EventInfoの形式を示します。また、内容および入出力関係を表8.24 MQD_EventInfoの内容および表8.25 MQD_EventInfoの入出力に、運用イベントID一覧および運用イベント情報の詳細を表8.26 運用イベントID一覧および表8.27 運用イベント情報の詳細に示します。

MQD_EventInfoの形式

    
    typedef struct mqd_EventInfo_t{
          MQDLONG eventID;
          time_t timestamp;
          MQDCHAR date_str[MQD_DATESTR_MAX];
          MQDCHAR time_str[MQD_DATESTR_MAX];
          MQDCHAR string1[MQD_EVTSTR_MAX];
          MQDCHAR string2[MQD_EVTSTR_MAX];
          MQDCHAR string3[MQD_EVTSTR_MAX];
          MQDCHAR string4[MQD_EVTSTR_MAX];
          MQDLONG value1;
          MQDLONG value2;
          MQDLONG value3;
          MQDLONG value4;
          MQDLONG extend_length;
    } MQD_EventInfo;
表8.24 MQD_EventInfoの内容

メンバ名

和名

データ型

意味説明

eventID

運用イベントID

long

運用イベントIDです。詳細は表8.26 運用イベントID一覧に示します。

timestamp

タイムスタンプ

time_t

運用イベントが発生した日時です。1970/1/1 00:00:00 UTCからの秒数です。

date_str

日付

char

運用イベントが発生した日付を文字列で設定します。2002年7月05日は“20020705”と設定されます。日付は運用イベントの発生したサーバのローカル時刻です。

time_str

時刻

char

運用イベントが発生した時刻を文字列で設定します。午後2時41分35秒の場合“14413500”と設定されます。時刻は運用イベントの発生したサーバのローカル時刻です。

string1 ~
string4

運用イベント文字列データ

char

運用イベントデータが63文字までの文字列で設定されます。詳細は表8.27 運用イベント情報の詳細に示します。

value1 ~
value4

運用イベント数値データ

long

運用イベントデータが数値項目で設定されます。詳細は表8.27 運用イベント情報の詳細に示します。

extend_length

運用イベント拡張情報長

long

運用イベント拡張情報の大きさが設定されます。拡張情報がない場合には“0”が設定されます。詳細は表8.26 運用イベントID一覧に示します。

表8.25 MQD_EventInfoの入出力

項目名

インタフェース名

mqd_getevent

eventID

出力

timestamp

出力

date_str

出力

time_str

出力

string1 ~ string4

出力

value1 ~ value4

出力

extend_length

出力

出力:出力情報

表8.26 運用イベントID一覧

運用イベントID

意味

運用イベント拡張情報長

1

メッセージ格納域の使用率が、設定した警告値を超えました。

0

2

メッセージ格納域の使用率が、設定した安全値まで回復しました。

0

101

ACM連携サービスに関する通信異常が発生しました。

本事象が発生したIDCMの通信パス配下の送信メッセージキュー数 × 8 + 4

102

ACM連携サービスに関する通信異常が回復しました。

本事象が発生したIDCMの通信パス配下の送信メッセージキュー数 × 8 + 4

表8.27 運用イベント情報の詳細

運用
イベントID

項目

内容説明

1

srting1

“DISK” または “MEMORY”

メッセージ格納域の種別

string2

MQDシステム名

MQDシステム名

string3

未設定

未使用

string4

未設定

未使用

value1

503

MQDの出力するメッセージ番号

value2

1~100

警告値(%)

value3

1~100

使用率(%)

value4

未設定

未使用

extend_length

0

-

運用イベント拡張情報

-

-

2

srting1

“DISK” または “MEMORY”

メッセージ格納域の種別

string2

MQDシステム名

MQDシステム名

string3

未設定

未使用

string4

未設定

未使用

value1

504

MQDの出力するメッセージ番号

value2

0~99

安全値(%)

value3

0~99

使用率(%)

value4

未設定

未使用

extend_length

0

-

運用イベント拡張情報

-

-

101

STRING1

“Client”

送信側のシステムに関するイベント情報

STRING2

IDCMの通信パス名

IDCMの通信パス名

STRING3

未設定

未使用

STRING4

未設定

未使用

VALUE1

未設定

未使用

VALUE2

未設定

未使用

VALUE3

未設定

未使用

VALUE4

未設定

未使用

EXTEND-LENGTH

本事象が発生したIDCMの通信パス配下の送信メッセージキュー数 × 8 + 4

当該通信パス配下のすべての送信メッセージキュー名を格納する領域の大きさ

運用イベント拡張情報

先頭4バイトは送信メッセージキュー数(int)

5バイト目以降はメッセージキュー名(char[8]) × 送信メッセージキュー数の配列

当該通信パス配下の送信メッセージキュー数および送信メッセージキュー名

102

STRING1

“Client”

送信側のシステムに関するイベント情報

STRING2

IDCMの通信パス名

IDCMの通信パス名

STRING3

未設定

未使用

STRING4

未設定

未使用

VALUE1

未設定

未使用

VALUE2

未設定

未使用

VALUE3

未設定

未使用

VALUE4

未設定

未使用

EXTEND-LENGTH

本事象が発生したIDCMの通信パス配下の送信メッセージキュー数 × 8 + 4

当該通信パス配下のすべての送信メッセージキュー名を格納する領域の大きさ

運用イベント拡張情報

先頭4バイトは送信メッセージキュー数(int)

5バイト目以降はメッセージキュー名(char[8]) × 送信メッセージキュー数の配列

当該通信パス配下の送信メッセージキュー数および送信メッセージキュー名