運用イベント情報は、運用イベントの受信時に使用します。以下に運用イベント情報の形式を示します。また、内容および入出力関係を表8.12 運用イベント情報の内容および表8.13 運用イベント情報の入出力に、運用イベントID一覧および運用イベント情報の詳細を表8.14 運用イベントID一覧および表8.15 運用イベント情報の詳細に示します。
運用イベント情報の形式
WORKING-STORAGE SECTION. 01 MQD-EVENTINFO. 02 EVENT-ID PIC 9(9) COMP-5. 02 TIMESTAMP PIC 9(9) COMP-5. 02 DATE-STR PIC X(12). 02 TIME-STR PIC X(12). 02 STRING1 PIC X(64). 02 STRING2 PIC X(64). 02 STRING3 PIC X(64). 02 STRING4 PIC X(64). 02 VALUE1 PIC 9(9) COMP-5. 02 VALUE2 PIC 9(9) COMP-5. 02 VALUE3 PIC 9(9) COMP-5. 02 VALUE4 PIC 9(9) COMP-5. 02 EXTEND-LENGTH PIC 9(9) COMP-5. |
項目名 | 和名 | データ型 | 意味説明 |
---|---|---|---|
EVENT-ID | 運用イベントID | PIC 9 | 運用イベントIDです。詳細は表8.14 運用イベントID一覧に示します。 |
TIMESTAMP | 日時 | PIC 9 | 運用イベントが発生した日時です。1970/1/1 00:00:00 UTCからの秒数です。 |
DATE-STR | 日付 | PIC X | 運用イベントが発生した日付です。左詰めで記述し、残りは空白で埋めます。ACCEPT FROM DATE文とほぼ同じ形式で設定されます。ACCEPT FROM DATE文と違うところは、年が4桁で設定されることです。2002年7月5日は“20020705”と設定されます。日付は運用イベントの発生したサーバのローカル時刻です。 |
TIME-STR | 時刻 | PIC X | 運用イベントが発生した時刻です。左詰めで記述し、残りは空白で埋めます。ACCEPT FROM TIME文と同じ形式で設定されます。午後2時41分35秒の場合“14413500”と設定されます。時刻は運用イベントの発生したサーバのローカル時刻です。 |
STRING1 ~ | 運用イベント文字列データ | PIC X | 運用イベントデータが63文字までの文字列で設定されます。詳細は表8.15 運用イベント情報の詳細に示します。左詰めで記述し、残りは空白で埋めます。 |
VALUE1 ~ | 運用イベント数値データ | PIC 9 | 運用イベントデータが数値項目で設定されます。詳細は表8.15 運用イベント情報の詳細に示します。 |
EXTEND-LENGTH | 運用イベント拡張情報長 | PIC 9 | 運用イベント拡張情報の大きさが設定されます。拡張情報がない場合には“0”が設定されます。詳細は表8.14 運用イベントID一覧に示します。 |
項目名 | インタフェース名 |
---|---|
MQDGETEVENT | |
EVENT-ID | 出力 |
TIMESTAMP | 出力 |
DATE-STR | 出力 |
TIME-STR | 出力 |
STRING1 ~ STRING4 | 出力 |
VALUE1 ~ VALUE4 | 出力 |
EXTEND-LENGTH | 出力 |
出力:出力情報
運用イベントID | 意味 | 運用イベント拡張情報長 |
---|---|---|
1 | メッセージ格納域の使用率が、設定した警告値を超えました。 | 0 |
2 | メッセージ格納域の使用率が、設定した安全値まで回復しました。 | 0 |
101 | ACM連携サービスに関する通信異常が発生しました。 | 本事象が発生したIDCMの通信パス配下の送信メッセージキュー数 × 8 + 4 |
102 | ACM連携サービスに関する通信異常が回復しました。 | 本事象が発生したIDCMの通信パス配下の送信メッセージキュー数 × 8 + 4 |
運用 | 項目 | 値 | 内容説明 |
---|---|---|---|
1 | STRING1 | “DISK” または “MEMORY” | メッセージ格納域の種別 |
STRING2 | MQDシステム名 | MQDシステム名 | |
STRING3 | 未設定 | 未使用 | |
STRING4 | 未設定 | 未使用 | |
VALUE1 | 503 | MQDの出力するメッセージ番号 | |
VALUE2 | 1~100 | 警告値(%) | |
VALUE3 | 1~100 | 使用率(%) | |
VALUE4 | 未設定 | 未使用 | |
EXTEND-LENGTH | 0 | - | |
運用イベント拡張情報 | - | - | |
2 | STRING1 | “DISK” または “MEMORY” | メッセージ格納域の種別 |
STRING2 | MQDシステム名 | MQDシステム名 | |
STRING3 | 未設定 | 未使用 | |
STRING4 | 未設定 | 未使用 | |
VALUE1 | 504 | MQDの出力するメッセージ番号 | |
VALUE2 | 0~99 | 安全値(%) | |
VALUE3 | 0~99 | 使用率(%) | |
VALUE4 | 未設定 | 未使用 | |
EXTEND-LENGTH | 0 | - | |
運用イベント拡張情報 | - | - | |
101 | STRING1 | “Client” | 送信側のシステムに関するイベント情報 |
STRING2 | IDCMの通信パス名 | IDCMの通信パス名 | |
STRING3 | 未設定 | 未使用 | |
STRING4 | 未設定 | 未使用 | |
VALUE1 | 未設定 | 未使用 | |
VALUE2 | 未設定 | 未使用 | |
VALUE3 | 未設定 | 未使用 | |
VALUE4 | 未設定 | 未使用 | |
EXTEND-LENGTH | 本事象が発生したIDCMの通信パス配下の送信メッセージキュー数 × 8 + 4 | 当該通信パス配下のすべての送信メッセージキュー名を格納する領域の大きさ | |
運用イベント拡張情報 | 先頭4バイトは送信メッセージキュー数(PIC 9(9) COMP-5) 5バイト目以降はメッセージキュー名(PIC X(8)) × 送信メッセージキュー数の配列 | 当該通信パス配下の送信メッセージキュー数および送信メッセージキュー名 | |
102 | STRING1 | “Client” | 送信側のシステムに関するイベント情報 |
STRING2 | IDCMの通信パス名 | IDCMの通信パス名 | |
STRING3 | 未設定 | 未使用 | |
STRING4 | 未設定 | 未使用 | |
VALUE1 | 未設定 | 未使用 | |
VALUE2 | 未設定 | 未使用 | |
VALUE3 | 未設定 | 未使用 | |
VALUE4 | 未設定 | 未使用 | |
EXTEND-LENGTH | 本事象が発生したIDCMの通信パス配下の送信メッセージキュー数 × 8 + 4 | 当該通信パス配下のすべての送信メッセージキュー名を格納する領域の大きさ | |
運用イベント拡張情報 | 先頭4バイトは送信メッセージキュー数(PIC 9(9) COMP-5) 5バイト目以降はメッセージキュー名(PIC X(8)) × 送信メッセージキュー数の配列 | 当該通信パス配下の送信メッセージキュー数および送信メッセージキュー名 |